
ヘミシンクについて、あなたはどの程度ご存じでしょうか。
・死者の魂と話ができる
・自分の過去世を垣間見ることができる
・地球外知的生命体とコンタクトするためのツール
・体外離脱や遠隔透視ができる
これらの答えは、どれも「半分正解で半分不正解」です。
一方で、
「ヘミシンクなんて嘘でしょう」
「科学的に証明されていないのでは」
「危険だからやめたほうがいい」
という声もあります。
さまざまなことを言う人がいるため、どれが真実なのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、アクアヴィジョン・アカデミー公認ヘミシンク・トレーナーである私が、ヘミシンクについて、私自身の体験も交えながらお伝えしていきます。
私がヘミシンクに出会うまで
まず、なぜ私がヘミシンクという世界に足を踏み入れることになったのか、少し個人的な話をさせてください。
私は高校生の頃、死がとても怖くなった時期がありました。きっかけは、同級生とその友人が、立て続けに亡くなったことです。一人は事故で、もう一人は自殺でした。特別親しかったわけではありません。それでも、つい先日まで同じ高校に通っていた、自分と同じ年齢の人間が、二人も突然この世からいなくなってしまった——その事実に、少なからぬ衝撃を受けました。
「人間は、こんなにも簡単に死んでしまうのか」
そう肌で感じた瞬間から、「自分もいつか同じように死ぬかもしれない」「死ぬとはどういうことなのか」という問いが、頭から離れなくなりました。
当時はインターネットもありません。書店や図書館に足を運び、調べられる限り調べました。でも、「死んだらどうなるのか」という問いに、明確に答えてくれる本は、どこにもありませんでした。調べても、考えても、答えが見つからない——それが、当時の私にとって、途方もない恐怖でした。夜も眠れず、布団の中でのたうち回る日々が続きました。
やがて私は、考えることをやめました。まだ高校生で、自分が死ぬまでには長い時間がある。こんな恐怖を抱えたまま生きていくのは無理だ——そう判断し、死について考えることを、心の奥にしまい込み、見て見ぬふりをすることにしたのです。
数十年後、一冊の本との出会い
それから数十年が経ったある日、私は書店で「死後体験」というタイトルの本を見つけました。
そのタイトルに、強い衝撃を受けました。すぐに購入し、一気に読み終えました。
この本の著者は坂本政道氏(現・アクアヴィジョン・アカデミー主催者)。ヘミシンクを通じて自身が体験したことを記録した本で、当然ながら死後の世界についても触れられていました。
私にとって何より衝撃だったのは、「人間は肉体が死んでも、意識は死なない」と書かれていたことです。
「本当かよ」と思いました。それと同時に、「本当だったら、これはすごいことだ」とも思ったのです。
ヘミシンクを使えば、誰でも死後世界をはじめとした非物質世界を体験できる——そう書かれていました。ただ、当時それを体験するためには、アメリカのモンロー研究所まで足を運ばなければなりませんでした。しかもプログラムはすべて英語です。英語が苦手だった私には、当時、手の届かないものでした。
それから数年後、坂本政道氏が日本国内でヘミシンクのセミナーを開催していることを知ります。「これは受けるしかない」と思い、すぐに受講を決めました。そのときの体験——朧げながら、初めて意識の中に映像が見えた、あの体験は、以前の記事でもお伝えした通りです。
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決定的な確証をくれた「体外離脱」
ヘミシンクを通じて、私は「人は死んだらどうなるのか」という、あの高校生の頃からの問いに、自分なりの答えを得ることができました。「肉体は有限だが、意識は無限であり、死なない」という理解です。
とはいえ、それだけではまだ、どこかで「本当にそうなのか」という確証が欲しい自分がいました。ヘミシンクを使って何度も死後の世界を探索し、先立った友人や家族ともコンタクトを取りましたが、それでも、もっと決定的な何かが欲しかったのです。
そんなときに体験したのが、「体外離脱」でした。
生きているのに、自分の意識が、自分の身体からズルッと抜け出す——それを自らの身体で体験したとき、「本当に、肉体と意識は別物なんだ」ということを、理屈ではなく実感として知りました。
これが、私にとって何よりの確証となりました。
ヘミシンクとは?
ヘミシンクとは、ひとことで言えば「音を用いて脳波を変性意識状態へと誘導することで、さまざまな体験を可能にするオーディオ・ガイダンス・テクノロジー」です。
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ヘミシンクの原理
ヘミシンクの原理そのものは、とてもシンプルです。
ヘッドホンを使って、右耳と左耳に少しだけ周波数の異なる音を聴かせます。すると、その周波数差に相当する脳波が、脳の中で生成される——いわゆる「バイノーラルビート」の原理を応用したものです。
人間の脳波と意識の間には密接な関係があることが分かってきています。左右の耳に聞かせる音の周波数を変えることで、その差が脳波として生成されるなら、ある意識状態に関係する脳波を、意図的に生成することも可能になります。
ロバート・モンローは、さまざまな意識状態に対応する脳波へと誘導できる音の組み合わせを、膨大な数の実験をもとに特定していきました。こうして生まれたのが、ヘミシンクです。
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ヘミシンクの開発者「ロバート・モンロー」について
ヘミシンクの開発者、ロバート・モンローについても、少しご紹介しておきます。
ヘミシンクの生みの親「ロバート・モンロー」

ロバート・モンローは、第二次大戦後にニューヨークでラジオ番組の制作会社を経営していました。テレビがまだなく、人々の娯楽の中心がラジオだった時代です。彼の制作会社は、最盛期には週に28本もの番組を制作しており、当時のアメリカでは知らない人がいないほどの人気番組もいくつか手がけていました。
モンローはラジオ制作会社以外にもいくつかの会社で社長・副社長を務め、紳士録にも名を連ねる、成功した実業家でした。
そんな彼の人生を大きく変えたのが、1952年のある出来事です。
突然起きた体外離脱

ある晩、ベッドで眠っていたモンローは、突然体外離脱を経験します。
当時は体外離脱という現象がほとんど知られていなかったため、モンローは自分が死んでしまうのではないかと、強い恐怖に襲われました。いくつかの病院で原因を調べてもらいましたが、原因は分かりません。その間も、体外離脱は頻繁に起こり続けました。
そんなある日、モンローは、体外離脱を経験しているのが自分だけではないことを知ります。それをきっかけに、ただ怖がるのではなく、この現象について自分なりに調べ始めるようになりました。
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ヘミシンクの効果について

ロバート・モンローが開発したヘミシンクですが、本当に効果はあるのでしょうか。
書店に並ぶ本を手に取ると、著者たちはさまざまな体験を語っています。死者と会話した、自分の前世を知ることができた、リモートビューイング(遠隔透視)ができた——それが本当なら、自分も体験してみたいと思う方は多いと思います。
本を読むと、それらの体験は「誰でも簡単にできる」と書かれているものがほとんどです。一方で、ネットで検索すると「ヘミシンクは効果なし」「危険だ」といった否定的な声も見かけます。
一体どちらが正しいのでしょう。それを判断するためにも、まずはヘミシンクで得られる体験について、正確に理解しておきましょう。
変性意識状態

ヘミシンクによって誘導される脳波の状態を、「変性意識状態」といいます。
変性意識状態とは、普段の意識状態とは異なる意識状態の総称で、その意味する範囲はとても広いものです。瞑想しているときの意識も、催眠術にかかっているときの意識も、風呂に浸かってぼんやりしているときの意識も、すべて変性意識状態の一種です。体外離脱や、死後の意識状態なども、この範疇に含まれます。
ヘミシンクは、こうした個別の意識状態に相当する脳波へと、意図的に誘導することができます。たとえば、長年の修行が必要とされる深い瞑想状態にも、比較的スムーズに近づくことができると言われています。
垣間見ることができる世界
ヘミシンクによって誘導される意識状態は、変性意識状態の広い範囲をカバーしています。
音を聴くだけで熟睡できるように睡眠状態の脳波へ誘導したり、人間の死後に意識が肉体から離れたときの意識状態や、生まれる前の状態(前世・過去世・中間世)を垣間見たりすることも可能とされています。
本当に誰でも体験できるのか
正直にお伝えすると、体験できるかどうかは「その人次第」というのが実情です。
これには理由があります。体験には個人差があること。体験していても、それが体験だと気付いていないケースがあること。そして、体験するには、ちょっとした「コツ」が必要であることです。
少なくとも、ヘミシンクを聴くことで、脳波そのものは目的の状態へと誘導されているはずです。ですから、何らかの体験をしていてもおかしくないのですが、なぜか体験できないという方がいます。私の理解では、こうした方の多くは、実は体験していても、それに気付いていないだけなのではないかと思っています。
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ヘミシンクは独学でもできる?

多くの書籍やサイトには、ヘミシンクには特別な能力や才能は不要で、聴けば誰でも簡単に変性意識状態になれる、と書かれています。
その言葉を信じて、まずは適当なCDを購入し聴いてみても、何も起きない——そんな経験をされた方もいるかもしれません。「誰でもできるなんて嘘じゃないか」と感じてしまう気持ちも、よく分かります。
でも、少し考えてみていただきたいことがあります。
独学によるヘミシンク
誰にも何も教わらずに、いきなり自転車にまたがって走り始めることを想像してみてください。おそらく、10メートルも進まないうちに転んでしまうと思います。
そのとき、「自転車が便利で楽しいなんて嘘だ」と、周りに言って回るでしょうか。そうはしないと思います。ちゃんと乗れるようになるまで、必要なら補助輪をつけながら、少しずつ練習を重ねるものだと、誰もが知っているからです。
ヘミシンクも、これと似ているのではないかと、私は考えています。ちょっと聴いただけで「効果がない」と結論づけてしまう前に、その情報源が、実際にヘミシンクを体験できている人かどうかを、一度確認してみることをお勧めします。
独学の限界

ヘミシンクは、繰り返し聴き続けることで体験できるようになっていくものです。ただ、ただ漫然と聴き続けているだけで体験できるようになるかというと、それほど単純でもないのが正直なところです。
自転車の練習と同じで、うまくいかないときは、うまくいくための「何か」が欠けていることが多いものです。それが何かに気付かないまま繰り返しても、なかなか前に進めません。これが、独学の限界だと私は感じています。
うまく自転車に乗れる人に少しコツを教えてもらうだけで、あっという間に乗れるようになった、という経験がある方も多いと思います。ヘミシンクも同じで、ちゃんと体験できている人にコツを教えてもらうことで、大きく前進することがあります。
セミナーという選択肢

ちゃんと体験できる人にコツを教えてもらう——これが有効な手段のひとつですが、ひとつ注意しておきたいことがあります。体験できることと、それを人に分かりやすく教えられることは、必ずしも同じではないということです。
体験できない原因をしっかりと見極めた上で、どうすれば体験できるかを分かりやすく伝える——これは決して簡単なことではありません。
そういう意味で、モンロー研究所公認セミナーへの参加をお勧めしています。公認セミナーでは、正式なマニュアルに沿った説明がなされ、経験豊富な公認トレーナーが丁寧に指導します。現在、日本人の公認ヘミシンク・トレーナーは十数名おり、その多くがアクアヴィジョン・アカデミーに所属しています。
もし独学で行き詰まりを感じているなら、セミナーへの参加を検討してみるのも、ひとつの選択肢だと思います。
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ヘミシンクのコツ・やり方

それでも、まずは独学でできるところまでやってみたい、という方もいると思います。それは決して悪いことではありません。もしかすると、独学でもしっかり体験できる、数少ない一人かもしれません。
私が考える、いちばん大切なコツ
ヘミシンクを独学で進める上で、私が最も大切だと感じているコツをお伝えします。
それは、「想像すること」です。
「想像してしまったら、それは単なる空想であって、体験ではないのでは」と思われるかもしれません。私自身も、この点はとても難しいところだと感じています。私たちは体験したいのであって、想像したいわけではないからです。
それでも、あえて「想像する」ことが、ヘミシンク体験のひとつの入口になると、私は考えています。
ヘミシンクを聴いても何も起きてこないという方の多くは、ただ漫然と聴いているだけで、自分から何かを意図しようとはしていません。つまり、自分からは何もせず、何かが起きるのを待っている状態です。これでは、なかなか何も起きてきません。
まず「想像する」という、こちらからの働きかけが、実際の体験が起きてくる呼び水になる——これが、私の理解する「自分から働きかける」というコツです。
ただし、具体的にどう想像すればいいのかには、かなり個人差があります。これさえやれば確実に体験できるという魔法のような方法は、残念ながらありません。独学で進める方は、ご自身で試行錯誤しながら、見つけていただくしかないと思います。
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おすすめのCDはどれ?
最後に、ヘミシンクのおすすめCDについてご紹介します。
現在日本国内では、正規のヘミシンクCD(モンロー・プロダクツよりリリースされているもの)は150種類以上にのぼります。タイトルだけを見ていても、どれを選べばいいのか分かりにくいと思いますので、目的別のカテゴリに沿ってご紹介します。
ゲートウェイ・エクスペリエンス・シリーズ

通称「Waveシリーズ」と呼ばれる、ヘミシンクの体験を進めるための自宅学習用CDです。全8巻からなり、各巻には日本語ガイダンス付きのセッションが収録されています。ガイダンスの指示に従いながら、ご自身の想像力を働かせて聴くことで、さまざまな体験が可能になります。
ヘミシンクの基礎となるフォーカスレベル(フォーカス10〜フォーカス27)について、分かりやすいガイダンス付きで学ぶことができます。
▼参考記事▼
ヘミシンクのフォーカスレベルは最高いくつまであるのか?
▼オススメCD▼
Wave I~VIII 8巻セット
マインドフード・シリーズ

CDごとに明確なテーマが決められているシリーズです。願望の具現化、過去世探求、チャクラ瞑想、睡眠誘導など、ガイダンス(誘導ナレーション)付きのものが多く、初めての方でも気軽に試すことができます。
ほとんどがCD1枚で完結しているため、ヘミシンクがどんなものか少し試してみたい、という方に向いています。ただし、しっかりと体験を積み重ねていきたい方には、目的が明確な分、幅広く応用しづらい面もあります。基礎から学びたい方には、前述のゲートウェイ・エクスペリエンス・シリーズをお勧めします。
▼オススメCD▼
Hemi-Syncによる過去世(別の人生)探究(Exploring Other Lives)
内なるガイドにつながる(Connecting with Your Inner Guides)
アルバム・シリーズ

マインドフードの考え方を発展させ、ひとつのテーマをより深く追求したシリーズです。体外離脱を体験したい方向けの複数セッション構成や、ターミナルケアのための一連のセッションなど、ひとつの目的にじっくり向き合いたい方に向いています。
▼オススメCD▼
体外離脱テクニック [William Buhlman](Out-of-Body Techniques by William Buhlman)
Hemi-Syncによる創造性開発(クリエイティヴ・ウェイ)(The Creative Way)
ゴーイング・ホーム(患者用)(Going Home – Subject)
メタミュージック(アトモスフェア含む)

クラシック音楽やシンセサイザーなどの電子音楽に、ヘミシンク音をミックスしたシリーズです。基本的には音楽CDのため、必ずしもヘッドホンで聴く必要はありません。リラクゼーション用のBGMとして流したり、集中用として作業中に流したりする使い方もできます。
最近では「メタミュージック・アトモスフェア」という、環境音楽に近いシリーズも加わりました。メロディラインが気になりにくく、瞑想時のBGMなどに向いています。
▼参考記事▼
ヘミシンクのCDは種類によって効果が違うのか?
ヘミシンクCD|ゲートウェイエクスペリエンスの効果的な聞き方とは
ヘミシンクを聴くのにオススメのヘッドホン厳選モデルを紹介します!
▼オススメCD▼
スリーピング・スルー・ザ・レイン(Sleeping through the Rain)雨に眠る
ウェイブス・オブ・ラブ(Waves of Love)打ち寄せる愛の波
まとめ
ヘミシンクについて、私自身の体験も交えながらお伝えしてきました。
高校生の頃、死が怖くて仕方がなかった私が、数十年を経て一冊の本と出会い、言葉の壁を越えてセミナーにたどり着き、そして体外離脱という体験を通じて、「肉体は有限だが、意識は無限である」という確証を得た——これが、私がヘミシンクを探究し続けている理由です。
百聞は一見にしかず、と言います。もしヘミシンクに興味があるなら、まずは試してみることをお勧めします。本やネットの情報をどれだけインプットしても、それだけでは体験したことにはなりません。
セミナーに参加してみるのもよし、CDを購入して独学で進めてみるのもよし。まずは何が起きるのか、ご自身で体験してみてはいかがでしょうか。
あなたにとって、ヘミシンクはどんな入口になるでしょうか。
免責事項
本記事は筆者自身の体験や、一般的に知られている情報・スピリチュアルな視点をもとに構成されています。
記事内でご紹介している内容は、特定の効果や結果を保証するものではなく、すべての人に同じような体験が得られるとは限りません。
また、ヘミシンクは医療行為ではなく、診断や治療を目的とするものではありません。
精神的な不調、強い不安感、または身体的な症状がある場合には、自己判断で解決しようとせず、必ず医師・臨床心理士などの専門家にご相談ください。
あくまで自己責任のもと、安全かつ穏やかな方法でご活用いただくことを推奨いたします。
筆者プロフィール
Hiro(アクアヴィジョン・アカデミー公認ヘミシンク・トレーナー)
高校生の頃、同級生の死をきっかけに死への恐怖を抱えた経験から、長年「死んだらどうなるのか」という問いを胸に抱えてきた。
2008年よりヘミシンクを本格的に探究し、意識の拡張や内的成長をテーマに継続的に実践。
アクアヴィジョン・アカデミー公認ヘミシンク・トレーナーとして、これまでに延べ1,000名以上の参加者にプログラムを提供・ガイドしてきた実績を持つ。
現在は、スピリチュアルや意識の世界を探究するブログを複数運営中。
専門知識と体験に基づいた、初心者にもやさしい情報発信をモットーに、誰もが自分の内なる声とつながるきっかけづくりをサポートしている。


