
ヘッドホンで特殊な音を聴くことで、意識をさまざまな状態に誘導するヘミシンク。
それにより、自分の過去世を体験したり、死後の世界を垣間見たり、地球外生命体とコンタクトしたりできると言われていますが、それぞれの意識状態を区別するために付けられている「呼び名」が、フォーカスレベルです。
フォーカスレベルは、フォーカス10、フォーカス12というように、数字で表現されています。
このフォーカスレベルは、いったいいくつまであるのでしょうか。
今回は、フォーカスレベルの意味と、それがいくつまであるのかについて、私自身の体験も交えながらお伝えしていきます。
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フォーカスレベルとは?
まず、フォーカスレベルについて、正確に知ることから始めましょう。
フォーカスレベルとは、ヘミシンクによって誘導されるさまざまな意識状態に付けられた「名前」のようなものです。
変性意識状態へと意識を誘導
ヘミシンクは、ヘッドホンで特殊な音を聴くことで、意識を特定の状態へと誘導する技術で、おもに「変性意識状態」へと導いていきます。
変性意識状態とは、とても広い意味を持つ言葉で、ひとことで言えば「通常とは異なった意識の状態」の総称です。瞑想しているときの意識も変性意識ですし、臨死体験や体外離脱も、変性意識状態で起きると言われています。風邪で熱が上がり朦朧としているときの状態も、広い意味では変性意識と言えるでしょう。
ヘミシンクには、こうしたさまざまな変性意識状態へと意図的に誘導するためのサウンドパターンが、数多く用意されています。それらを区別するために、名前が必要だったのです。
特定の意識状態を区別する
ヘミシンクの開発者であるロバート・モンローは、教条主義を極端に嫌った人物でした。そのため、これらの名前に宗教的な意味合いを持たせたくなかったのだと考えられます。
「特定の意識状態にフォーカスする」という意味で、「フォーカスレベル」という、無機的な名前が付けられました。
現在、モンロー研究所ではフォーカス10からフォーカス49までを公開しています。数字自体に深い意味はないようですが、数字が大きくなるにつれて、通常の意識からより離れた状態になると言われています。
それぞれのフォーカスレベルについて、私自身の体験も交えながらご紹介していきます。
フォーカス10:肉体は眠り、意識は覚醒している状態
肉体と意識が分離し始める状態で、普段あまり感じることのできない「自分の肉体」を、客観的に感じることができます。
私自身の体験では、フォーカス10に誘導されると、全身がずしんと重くなったような感覚になります。手足がしびれるような感覚を伴うこともあります。これは、意識が肉体の束縛から自由になり始めているために、普段とは異なる感覚として体感しているのではないかと、私は考えています。
比較的よく報告される現象として、「寝ている自分のいびきを聞く」という体験があります。これは、肉体はリラックスして眠った状態になっているにもかかわらず、意識はしっかりと覚醒しているために起きる現象だと言われています。
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フォーカス12:意識が拡大した状態
意識が肉体を越えて大きく拡大していく状態です。体はここにいながら、別の場所のことが分かったり、感じられたりします。
私自身の体験では、意識が自分の肉体の枠を超えてどんどん拡大していく感覚があります。その拡大は止まらず、自分が寝ている部屋にも収まりきらず、家にも収まりきらず、どんどん広がっていき、視点そのものが上空へと上昇していきます。自宅を上空から俯瞰しているような感覚を覚えたこともあります。
ヘミシンクのセミナーに参加された方の中には、フォーカス12の体験中に自宅の様子を見に行き、飼い犬が花瓶を倒すところを”見た”方が、実際に帰宅すると本当に花瓶が倒れていた、という体験を語ってくれたこともありました。
フォーカス12は、「自分は肉体を越える存在である」ということを感じられるフォーカスレベルだと言えます。
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フォーカス15:無時間の状態
意識が肉体の束縛(フォーカス12)から解放され、さらに時間の束縛からも解放された状態が、フォーカス15です。
時間が存在しないというのは、逆の意味では「すべての時間がひとつになっている」とも言えます。このフォーカスレベルでは、自分の過去世や前世を垣間見ることが可能とされています。
私自身、何も考えずにフォーカス15を感じてみると、ひたすら真っ暗な空間に包まれることがあります。前も後ろも、右も左も、上も下も、果てしなく広がる漆黒の空間。星がひとつも輝いていない宇宙空間に、ぽつんと浮かんでいるような感覚です。何もないのですが、なぜか言葉にできない「可能性」のようなものを感じることがあります。
実際に私も自分の過去世を体験し、現在の自分のある傾向が、過去世のある出来事に由来しているのではないかと感じたことがあります。この体験については、以下の記事で詳しくお伝えしています。
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フォーカス21:この世とあの世の境界領域
この世とあの世を隔てる「なにか」を体験できると言われる意識状態です。多くの方が「川」や「深い谷間」など、何らかの境界を示すものを知覚しています。その先が、いわゆる「あの世」とされる領域です。
私自身の体験では、フォーカス15とは打って変わって、やや明るい空間に包まれます。最初は濃い霧の中にいるような感覚で、周りが何も見えません。やがて霧が所々晴れてきて、風景のようなイメージが見えてきます。大きな川と、そこに架かる頑丈そうな橋、橋のたもとに白いカフェのような建物——これが、私が繰り返し体験してきた光景です。セミナーに参加していたときには、そのカフェに自分以外の参加者が何人も集まっている様子が見えたこともありました。
先立たれた家族に会いたくてヘミシンクを聴き始めた方の多くが、このフォーカス21を目指すことになります。
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フォーカス23〜26:死後の世界で意識が囚われている状態
突然の事故や災害で命を落とし、自分が死んだことに気付いていない意識や、生前に何らかの理由でこの世に強い執着を持ったまま亡くなり、本来行くべきところに行くことができず「囚われて」いる意識に触れる領域です。
ヘミシンクでは、ヘルパーやガイドと呼ばれる非物質世界の存在たちとともに、こうした囚われの状態にある意識を、次のプロセスへと導く活動を行うことがあります。
私自身、このフォーカスレベルでの活動を、これまでに何度も繰り返し体験してきました。事故で自分が死んだことに気付いていない意識や、自宅のロッキングチェアに揺られながら居眠りをし、そのまま亡くなった老婆——そうした意識を、次の生への中継点であるフォーカス27へと導く活動は、私にとって非常に興味深いもので、一時期は毎日のように行っていました。
こうした活動の具体的な体験については、以下の記事でもご紹介しています。
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フォーカス27:輪廻の中継点
人は肉体を失い(つまり死んで)次の人生を始めるまでの間、ここで準備をすると言われています。次の人生の選択、時代や環境、両親選び、人生における出来事の設定など、さまざまな準備を行う領域だとされています。
私自身、このフォーカスレベルでは、強い癒しのエネルギーを感じることがあります。特に明確な目的がないときでも、よくこのレベルを訪れていました。そこでゆったりと過ごしていると、なんとなく身体の疲れも癒やされるような、心地よい感覚があります。
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さらに上のフォーカスレベル
主だったフォーカスレベルについて、私自身の体験も交えながらご紹介してきました。これ以外のフォーカスレベルについても、簡単にご紹介します。
フォーカス35
大いなる自分、非物質の自分の総体(ヘミシンクではこれを「トータルセルフ」と呼びます)を感じることができる状態です。
私自身の体験では、自分の意識がどんどん上昇し、成層圏を越えて宇宙空間にまで達してしまうような感覚がありました。そこには、地球のものとは異なるエネルギーのようなものが存在するように感じたことを覚えています。
フォーカス42
フォーカス35では大いなる存在としての自分を感じられますが、その大いなる自分もまた、さらに大いなる存在の一部であるということを知るのが、このフォーカス42です。
私自身の体験では、今の自分だけでなく、過去世の自分をはじめとした数多くの自分の総体のようなものを、客観的に見つめているような感覚がありました。自分でも気付かなかった、さまざまな自分の側面の断片を垣間見たように感じています。
フォーカス49
さらに意識が拡大していき、自分は宇宙と同意なのだということを知ることができるとされるフォーカスレベルです。
私自身の体験は、少し意外なものでした。意識がさらに拡大し、地球生命系を超え、太陽圏を超え、銀河系のコアを知覚する、というプロセスだったのですが、「銀河系コア」というくらいですから壮大な宇宙のイメージが見えるのかと思いきや、私はほとんど宇宙らしきものを知覚できませんでした。代わりに見えてきたのは、伝統的な演芸場のようなところに、多くの人が集まっているイメージでした。
これがどういう意味を持つのか、正直なところ、私自身もまだはっきりとは分かっていません。それも含めて、ヘミシンクの体験の面白さなのだと感じています。
モンロー研究所で公式に公開されているフォーカスレベルは、以上になります。
これで終わりではないかもしれない
ただ、これで完全に終わりというわけではなさそうです。
意識状態という意味では、ヘミシンクで特定されているのがフォーカス49までというだけで、まだ特定されていない意識状態は、無限にあるはずです。
モンロー研究所がその先の研究を進めているかどうかは、公表されていないため、なんとも言えません。ただ、モンローが存命中(1995年に他界しています)には、フォーカス27までしか公表されていませんでした。今後、フォーカス49を超えるフォーカスレベルが公表される可能性も、ないとは言えないと思います。
とはいえ、フォーカス49までだけでも、体験し尽くせないほど豊富な内容があります。まずは、いま分かっているフォーカスレベルを、いろいろと体験してみてはいかがでしょうか。
なお、CDとして市販されているものは、フォーカス27までです。フォーカス35以上を体験したい場合は、モンロー研究所の公式プログラムに参加する方法があります。興味のある方はモンロー研究所のサイトをご覧ください(すべて英語です)。日本語で知りたい方は、日本でヘミシンクの普及を積極的に行っているアクアヴィジョン・アカデミーのサイトに詳しい情報がありますので、そちらもご参照ください。
まとめ
今回は、ヘミシンクのフォーカスレベルについて、私自身の体験も交えながらお伝えしてきました。
こうして言葉で説明してきましたが、何より大切なのは「百聞は一見にしかず」ということです。本記事の説明で興味を持っていただけたなら、ぜひご自身で体験してみてください。
きっと、あなた自身の言葉でしか語れない体験が、待っていると思います。
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免責事項
本記事は筆者自身の体験や、一般的に知られている情報・スピリチュアルな視点をもとに構成されています。記事内でご紹介している内容は、特定の効果や結果を保証するものではなく、すべての人に同じような体験が得られるとは限りません。また、ヘミシンクは医療行為ではなく、診断や治療を目的とするものではありません。
精神的な不調、強い不安感、または身体的な症状がある場合には、自己判断で解決しようとせず、必ず医師・臨床心理士などの専門家にご相談ください。あくまで自己責任のもと、安全かつ穏やかな方法でご活用いただくことを推奨いたします。
筆者プロフィール
Hiro(アクアヴィジョン・アカデミー公認ヘミシンク・トレーナー)
2008年よりヘミシンクを本格的に探究し、意識の拡張や内的成長をテーマに継続的に実践。アクアヴィジョン・アカデミー公認ヘミシンク・トレーナーとして、これまでに延べ1,000名以上の参加者にプログラムを提供・ガイドしてきた実績を持つ。現在は、スピリチュアルや意識の世界を探究するブログを複数運営中。専門知識と体験に基づいた、初心者にもやさしい情報発信をモットーに、誰もが自分の内なる声とつながるきっかけづくりをサポートしている。


