ヘミシンクを聴くと、すぐに寝てしまうんだけど・・・
こういう人って、すごく多いですよね(笑)
ヘミシンクで非物質世界をいろいろと体験したいと思い、胸はずませてCDを購入したは良いけれど、聴くたびに寝てしまい何の体験もできない。
なんだよ、ヘミシンクなんてインチキなんじゃないの?
そんなぼやきが聞こえてきそうです。
なぜヘミシンクを聴くと寝てしまうのでしょうか?
それには理由があるんです。
今回は、ヘミシンクを聴くと高い頻度で寝てしまう理由について詳しく説明していきます。
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ヘミシンクを聴くと寝てしまう理由とは?
結論から言いますと、ヘミシンクは寝てしまうように作られているから、聴くと寝てしまうんです。
これで今回の説明を終えてしまうと、やっぱりヘミシンクはインチキじゃん・・・と思われてしまいますので、そうならないようにしっかりと補足していきますね。
ヘミシンクの原理
ヘミシンクは、音を用いて脳波を特定の周波数に誘導していくツールです。
脳波と意識の状態には相関があることが分かっていますので、たとえばリラックスした状態になりたければ脳波をリラックスした意識の状態に誘導してやれば良いんです。
リラックスした状態、瞑想状態、睡眠状態、変性意識状態など、これらの意識状態のときにはそれぞれ異なった脳波の周波数になっていることが分かっていますので、脳波をうまくその状態に相当する周波数に誘導してやれば、そうした意識の状態になれるんです。
簡単に言うと、これがヘミシンクの原理です。
ヘミシンクの原理についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてくださいね。
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脳波と意識状態の相関関係について
さて、私たちが目が覚めて活動しているときの脳波をベータ波といいますが、周波数にして14Hz以上といわれています。
脳波の周波数がベータ波よりも下がっていくと、徐々にリラックスした状態になっていきます。
たとえば、ソファに座って目を閉じ深く深呼吸を数回してみてください。
たったこれだけでも、気分が落ち着いてきませんか?
実はこのとき、脳波はベータ波からアルファ波という状態に変化しています。
アルファ波に変化、といいましたが、具体的には脳波の周波数が13Hz〜8Hz程度まで下がっているんです。
この状態を続けていると、さらにリラックス状態は進行し、ウトウトとしてきます。
リラックス状態を越えて浅い眠りの状態へと脳波が移行してきているんですが、このときの脳波をシータ波と呼び、7Hz以下になっています。
そして、リラックスした状態のときやウトウトとした状態のときって、突然なにかがひらめいたり、また、ふだんは思い出すことのない遠い過去の記憶が急に蘇ってきたり・・・なんて経験は誰しもあるはずです。
これは脳波が変性意識状態になっているためで、しっかりと覚醒しているときには体験できないさまざまな体験が起きてきます。
脳波を変性意識状態へと誘導
ヘミシンクは、この「変性意識状態」に脳波を誘導することでさまざまな体験をするためのツールですが、ここまでの説明であることに気がつきませんか?
変性意識状態って、脳波がアルファ波からシータ波あたりになっているときの意識状態だということ。
この状態って、すごくリラックスしていて、放っておけばウトウトしてくる状態なんです。
つまり、眠くなっている状態、ウトウトしている状態は変性意識状態にとても近いんだということなんです。
ヘミシンクはこの「ウトウトしてしまう状態」に脳波を誘導しているので、多くの人が「ヘミシンクを聴くと寝てしまう」んですね(笑)
実はヘミシンクは、こうした「ウトウトした状態」に脳波を誘導しつつ、そのまま寝てしまわないように意識を覚醒する方向へと誘導する音も一緒にブレンドしているんですが、多くの人は疲れた状態で聴くために、なかなかこの「覚醒」状態を保てずに寝てしまいます。
寝ないためにはどうすれば良いのか?
疲れているときって、クールミントガムを噛もうが濃いコーヒーを飲もうが、どうしようもなくて寝てしまう・・・ってありますよね?
あれとある意味おなじです。
多くの人はヘミシンクを夜に聴きます。
昼間はいろいろとお忙しく仕事をしていると思いますから、ヘミシンクが聴けるのはどうしても夜になってしまう・・・
そこへ持ってきて、ヘミシンクで脳波を超リラックスした状態へと誘導していくわけですから、これはもう「寝るな」といわれても無理な話ですよね(笑)
白状してしまいますが、実は私もいまだにかなりの頻度で寝てしまいます。
この「ヘミシンクを聴くと寝てしまう」という状況を防ぐにはどうすれば良いのか?
私もいろいろと試行錯誤をしましたが、最も効果があったのは「朝聴く」ことでした。
夜は早めに寝てしまい、あさ早起きして聴く。
体も頭もスッキリと疲れがとれている状態ですから、これなら寝る心配は少ない(笑)
あとは、ベッドに横になって聴くと寝てしまうなら、座った姿勢で聴いてみるとか。
いろいろと工夫することで、これなら寝ないで聴ける、という状態を自分なりに見つけることが出来ると思います。
まとめ
今回は、ヘミシンクを聴くと寝てしまう理由について説明してきました。
ヘミシンクが誘導する変性意識状態は、眠りに落ちていくときの脳波の状態にとても近いため、疲れているときなどはどうしても寝てしまいがちです。
これは原理上、しかたのないことなんですね。
ですから、しっかりと疲れをとってから聴くことで、寝ずにさまざまな体験ができるようになると思います。
ヘミシンク体験者は多かれ少なかれ、必ず通る道だと思って、自分なりに「寝にくい」聴き方を模索してみてくださいね。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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