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人は何度も生まれ変わっている。
この「生まれ変わり」という考えは、最近ではかなり一般的になりつつありますね。
その証拠に、前世や過去世といった話題もひと昔前と比べて普通に会話されるようになってきていると感じます。
ですが、このことに懐疑的な人も多くいらっしゃいます。
特に宗教上の理由から生まれ変わりを異端視する人々には、受け入れがたいことかもしれません。
しかし、異なった人間として何度も生まれ変わりながら多くの人間経験を繰り返すことで、魂が成長していくと信じている人が数多くいるのも事実です。
生まれ変わりについては賛否両論あるとは思いますが、今回は生まれ変わりの有無についての議論は避け、生まれ変わりがあるという前提のもとに話を進めていきます。
他の記事でも紹介していますが、生まれ変わりの記憶を持つ人は数多く存在します。
なかには「それって作り話じゃないの・・・?」と思ってしまうようなものもありますし、科学的に生まれ変わりではないことが説明できる例もあります。
ですが、生まれ変わりを認めない限りどうしても説明のつかないケースも数多く存在するんです。
実際に生まれ変わりがあるとして、人は死んでから次に生まれ変わるまでどのくらいの期間が必要なんでしょうか?
生まれ変わるまでの期間って、決まってる?
生まれ変わるまでの期間。
これにはさまざまな説があります。
死んだ直後に別の人として生まれ変わるとか、数百年後に生まれ変わるとか。
極端な例では、時間の流れを無視して過去に生まれ変わることもあると主張する人もいます。
果たして本当のところはどうなんでしょうか?
人間は肉体だけの存在ではない
生まれ変わりを論じる大前提として、人間が肉体だけの存在ではない、ということを理解する必要があります。
人間は肉体とは別に意識を持ちますが、意識が肉体の一部である脳が作り出したもの、という考え(一般的には科学ではこの立場をとっています)では、肉体が機能しなくなる(つまり死を迎える)と脳も機能しなくなり、意識も消失することになります。
こう考えると、当然のことながら生まれ変わりは無いという結論に至ります。
そして科学が世の中を席巻している現在では、大多数の人はこの考え方を無条件に受け入れています。
しかし、この「意識は脳が作り出したもの=脳が機能しなければ意識は存在しない」という考え方では、どう逆立ちしても説明の付かない出来事が少なからずあるんです。
たとえば、生まれる前の記憶を持った子供の存在などは、その典型と言えます。
生まれる前の記憶を持った子供については、以下の記事で詳しく紹介していますので併せてお読みくださいね。
関連記事:生まれる前の記憶を持った子供。その驚愕の話を紹介します!
このため、スピリチュアルでは科学のとる「意識は脳が作り出したもの」という考え方はしません(もちろん、スピリチュアルにも多くの種類があるためすべて同じ考え方をするわけではありませんが)
どう考えるかというと、肉体と意識はそれぞれ個別に存在すると考えます。
通常は肉体と意識は完全に同調していて、これらが別物であるという認識はほぼありませんが、肉体が機能したくなった場合には意識は肉体を離れ、意識のみで活動し始めます。
肉体と意識は独立した存在
ですから、肉体が機能しなくなる、すなわち死ぬと意識はその肉体を離れ新たに宿る肉体に移ります。
この辺のプロセスの詳細については以下の記事で詳細に説明していますので、併せてお読みいただければと思います。
関連記事:生まれ変わりのメカニズムってどうなっているんだろう?
この人生と人生の間の期間(中間世といいます)には、いままでの人生の振り返りと次の人生へのテーマ選定などが行われると言われています。
今までの人生で自分の目的は達成できたのか、次の人生では何をテーマに生きてゆくのか、そのためにはどの国のどの時代に生まれる必要があるのか、どの両親のもとに生まれるのがいいのか、等さまざまなことを仔細に決めていきます。
こうして生まれ変わっていくわけですね。
ここでひとつの疑問が出てきます。
それは、死んでから次に生まれ変わるまでの期間はどのくらい必要なのか、という疑問です。
生まれ変わるまでの期間
実際に生まれ変わりの記憶を持つ人の中には、死んでからわずか数年で生まれ変わったという話もありますが、退行催眠で前世を探ってみると、前世は数百年前だった、なんてケースもあります。
また、スピリチュアルの世界ではさまざまなことをいう人たちがいて、生まれ変わりまでは50年以上は必ずかかるとか、通常は150年〜200年は生まれ変わらないとか言う人もいます。
いったい、どれが真実なんでしょうか?
それを知る手がかりは、そうした人たちの言葉にヒントがありました。
彼らは必ず、
例外はあります
といいます。
例外があるということは絶対ではないということで、なぜ50年以上生まれ変わらないのか、なぜ次の生まれ変わりまで通常は150年〜200年はかかるのか、そしてなぜ例外があるのか。
これらに関しての説明がない(笑)
科学的な説明は求めませんが、あまりに荒唐無稽すぎます。
結局のところ、こういう人たちの言うことを総合すると「次の生まれ変わりまで50年以上かかる人もいるし、150年〜200年かかる人もいる。なかには例外的にすぐに生まれ変わってくる人もいる」となります。
つまり、生まれ変わるまでの期間は必ずしも決まっているものではないということです。
私たちは物質世界に生きているため、物理法則にある程度支配されています。
その中に「時間」という概念がありますが、本来意識は時間の流れには支配されていません。
タイムマシンが出来ない限り物理的に時間を逆行することは困難ですが、意識は自由に時空を移動します。
え、そんなこと出来るのかって?
あなただって普段から普通にやっているじゃないですか。
子供の頃の楽しかったことを思い出すと、まるでそのときに戻ったようにありありと記憶がよみがえってくる、なんて経験ありますよね?
これは意識が時空を超えて、そのときに戻っているとも考えられますよね。
というわけで、死んでから次に生まれ変わるまでの期間、意識は物質世界ではなく非物質の世界にいますから、時間という概念から完全に自由になっています。
このため次に生まれ変わるまでの期間を考えること自体が意味のないことなんですね。
生まれ変わりの期間について、もっと踏み込んだ記事もありますので、併せてお読みくださいね。
関連記事:生まれ変わりの期間について、誰でも分かるように説明してみた!
まとめ
今回は、生まれ変わりと、生まれ変わるまでの期間について考えてきました。
生まれ変わるまでの期間については、決められたルールというものは特になく、中間世で自分自身が決めているんだということですね。
これらのことから言えるのは、いまあなたが生きているその人生、すなわちなぜ現代に生まれ、なぜ日本人に生まれ、そしてなぜ今のご両親の元に生まれたのか、こうしたことすべては、あなた自身が決めて選んできている、ということです。
あなた自身が選んできている以上、
それがどんな人生だとしても、今を生きること、今生を全うすることがたいせつなんです。
何度も生まれ変わりを繰り返している中には、楽しい人生もあれば辛い人生もあります。
でも、それらの人生は生まれる前にあなた自身が決めてきたものだとすれば、それがどんな人生だとしても必ず意味のあるものです。
なぜ自分はこの時代に、いまの「自分」として生まれてきたのか?
それを追求するのが人生なんじゃないでしょうか。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。