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前世の記憶。
このタイトルからして、すでに前世の存在を前提にしていますが(笑)
本記事では「前世」「生まれ変わり」の有無についてはいっさい議論しません。
筆者は前世についても生まれ変わりについても「ある」と確信しており、そもそも議論の必要性を感じていないからです。
前世、生まれ変わりがあるのなら、なぜ前世の記憶が無いのか?
多くの人は、このことに疑問を持つでしょう。
実は、すべての人は前世の記憶を持って生まれてくるんです。
え、なに言っちゃってんの?
そんなわけ無いじゃん!
だって、私は前世の記憶なんか持ってないし。
と言っているあなただって、前世の記憶を持って生まれてきたんですよ。
いきなりこんな事を言われても、にわかに信じられない。
というのが正直なところでしょう?
ですから、ちゃんと理解いただけるように説明していきますね(笑)
前世の記憶が無いのはなぜ?
本当に前世や生まれ変わりがあるなら、なんで生まれる前の記憶、前世の記憶、過去世の記憶がないのか?
あなただけでなく、世の中のほとんどの人は前世の記憶を持っていません。
前世どころか、生まれたときの記憶だって無いですよね?
お母さんのおなかから出てきた瞬間の記憶を鮮明に覚えている、なんて人はまずいないと思います。
せいぜい物心のついたころ、3歳とかそのくらい以降の記憶しかないのが普通でしょう。
加えて、科学では「人間は死ねば無に帰する」という立場をとります。
死んで肉体が機能しなくなれば、記憶を司る脳も機能停止するので、意識もすべて消えてなくなってしまう(死後は「無」であり、従って死後世界もないし生まれ変わりなんて有るはずない。当然前世も過去世もない)
だから、前世の記憶なんてあるはずがない。
と、こう考えるわけです。
前世の記憶を持つ人の存在
ところが、ごくわずかではありますが前世の記憶を持った人というのがいるんです。
彼らは自分の前世を詳細に語ります。
語られた前世記憶の中には、それはちょっと・・・と首をかしげたくなるものも確かにありますが、疑いようのない記憶というものもあるんです。
たとえば、自分の過去世を詳細に覚えていた子供の話では、子供が知るはずのない事柄がいくつも出てきて、それらの事実はその子供が過去に「別の人間」として生きていない限り説明のつかないものでした。
こちらについては、以下の記事で詳しく説明しましたので併せてお読みくださいね。
関連記事:生まれる前の記憶を持った子供。その驚愕の話を紹介します!
これ以外にも、死後短期間で生まれ変わり、別の人間として生まれ変わる前の家族と会った話とかもあります。
また、小さな子供の多くは前世の記憶を持っているという調査結果もあります。
アメリカ・ヴァージニア大学医学部のイアン・スティーブンソン教授の調査によると、2,000を超える過去世記憶の事例から、生まれ変わりを認めることで説明できるものがあることを発表しています。
また、カナダ・トロント大学のジョエル・L・ホイットンらは、退行催眠により前世や過去世を調べています。
前世・過去世の存在を否定できない、イコール前世・過去世が存在する、という結論を出すのは早計に過ぎますが、その存在を示唆していることは明らかでしょう。
すべての人が前世記憶を持って生まれてくる?
さて、私は本記事の冒頭で「すべての人は前世の記憶を持って生まれてくる」と書きました。
でもここまでの説明では、ごくわずかな人が「前世・過去世の記憶を持っている」と説明しています。
これって、言ってることが矛盾してるんじゃないの?
そう思いますよね?
いいえ、ちっとも矛盾なんてしていませんから。
ということをこれからしっかりと説明していきますね。
小さな子供の多くは前世・過去世の記憶を持っている、という部分を思い出してください。
小さな子供、特にまだ物心のつく手前の子供たちに「生まれる前に何してた?」と質問すると、けっこうな確率で記憶を話し始めます。
実は私も、子供が3歳のときに訊いたことがあります。
そのとき、子供は中間世(前の人生と今回の人生の間の生)について語り始めました。
そのときの子供の答えはおおむね以下のようなものでした。
・とても暖かい場所で遊んでいた。
・お天の神さま!と叫んだらお母ちゃん(子供のいまの母親、つまり私の妻)が見えた。
・そして生まれてきた。
これらの話に確証は何もありませんが、うちの子供以外にも似たようなことを話す子供はたくさんいます。
そしてうちの子供も含め、ほとんどの子供たちは成長するにつれてこれらの記憶を忘れてしまいます。
まるでそんな記憶が、最初からなかったかのように・・・
つまり、前世・過去世の記憶が無いんじゃなくて、忘れてしまったというのが本当のところなんです。
人生って、エキサイティング
では、なぜ忘れてしまうのか?
それはひとことで言えば「今の人生が刺激に富んでいて楽しくてしょうがない」から。
楽しくてエキサイティングな出来事が次から次へと起きてくる。
それらの体験に没頭するうちに、前世・過去世の記憶は徐々に薄れ、やがて消えてなくなってしまう。
いえ、これは正確な表現ではないですね。
記憶が消えてしまうのではなく、忘れてしまう、といったほうが正しいでしょう。
ですから、ひょんなことで前世の記憶(の断片)がよみがえってくることもあるんです。
あれ、ここって始めてきた気がしないな、とか、なんとなく○○時代の話を聞くだけで胸がドキドキしてくる、とか・・・
それがなぜかは分からないけれど、なんか記憶の断片があるような気がしてならない。
これって前世・過去世の記憶の断片だったりするんですね。
というわけで、自分では気付いていないだけで私たちはみな、前世の記憶を持っているんですね。
まとめ
今回は、前世の記憶をもって生まれてくることはあるのか、について説明してきました。
私たちはみな、生まれてくるときには前世の記憶を持っています。
それが今生の強い刺激によって、徐々に忘れていってしまうんです。
忘れているだけですから、何らかのきっかけがあれば思い出すこともあるかもしれません。
もしかすると、あなたも突然、自分の前世・過去世を思い出すかもしれませんよ(笑)
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。