ヘミシンクはヘッドホンもしくはイヤホンで聴くことでその効果を体験できるものですが、ヘッドホン、イヤホンとひとことで言っても大きさ、重さ、性能、価格などの違いから数多くの種類が存在します。
ご注意いただきたいのは、音楽を聴く場合に求められる性能とヘミシンクを聴く場合に求められる性能は「必ずしも同じではない」ということです。
今回は公認ヘミシンク・トレーナーの立場から、多くの人にオススメできるモデルをタイプ別に紹介していきたいと思います。
併せて、他の人は知らない「意外な」ヘッドホン・イヤホン選びのポイントも公開しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
ヘッドホン/イヤホン タイプ別お勧めモデル
ヘッドホン/イヤホンについてはよほど酷いものを選ばない限り、何を使用してもヘミシンク効果にはさほど影響はありません。
でも、いざ買おうと思うとヘッドホンもイヤホンも種類が多すぎて何を選べば良いのか迷ってしまいますよね?
詳細な選び方は後半で説明するとして、まずはタイプ別にお勧めのモデルを紹介していきたいと思います。
ヘッドホン お勧めモデル
まずはヘッドホンのお勧めモデルはこれ!
最近はワイヤレスタイプが主流となってきていますが、ヘミシンクでの利用を前提にお勧めモデルを選んでみました。
家で聴く前提ですからワイヤレスである必要はありませんし、ワイヤレスをBluetoothが主流ですから環境によってはセッションの最中に音が途切れる可能性がゼロとは言い切れません。
その辺の事情も考慮して、まずお勧めするのはワイヤレスではないタイプです。
ゼンハイザー HD 400S
ゼンハイザーは高級モデルから廉価版モデルまで幅広くラインナップしている海外の有名ブランドであり、製品の信頼性も高く安心して使用できるメーカのひとつです。
中でもこのHD 400Sは手頃な価格でありながら本格的な仕様のヘッドホンです。
イヤーパッドも大きく、かつ厚みがあるため装着感は他製品と比較しても群を抜いています。
人気メーカーであり国内でも長年販売し続けているため、イヤーパッドが劣化した際の交換パーツも安定して供給されるでしょう。
パイオニア SE-MS5T
パイオニアのハイレゾ対応ヘッドホンです。
耳全体を覆うタイプで外音をしっかりと遮音し、さらにノイズキャンセリング機能もあるためヘミシンクセッションに集中できます。
イヤーパッドの形状、質感ともに良く、長時間の装着にも耳が痛くなりにくいのがオススメポイントです。
JBL JBLV750NXTSIL
こちらはワイヤレスかつノイズキャンセリング機能付きのモデルです。
耳に当たる部分が大きめで柔らかいため、頭の大きな人でもきつく感じることなく使用できます。
また40mmという大きめのドライバーを搭載しており音質に関しても申し分ありませんので、ヘミシンク意外にも通常の音楽リスニングも十分に楽しめます。
バッテリーは連続15時間駆動が可能なので、そういう意味ではスタミナタイプと言えます。
ヘミシンクでの利用以外にも、飛行機や列車などノイズの多い場所での利用でも威力を発揮します。
イヤホン お勧めモデル
イヤホンに関しても、定番のブランドから3モデル紹介させていただきます。
こちらに紹介するモデルはどれも安心して使えるブランド/モデルです。
こちらではワイヤレスタイプも紹介していますが、セッション中の音切れ、音飛びの可能性がゼロではない点をご理解の上選定してください。
とはいうものの、実際には音飛びはほとんどありませんけどね。笑
SHURE AONIC 215
シュアはイヤホンの名門ブランドです。
ラインナップも豊富で、数千円のモデルからイヤホンとしては高額な6万円以上するモデルまで幅広く展開しています。
イヤホンでも最高のオーディオ体験がしたいというファンに支えられてきたメーカーですので音質は折り紙付きです。
ケーブルが断線しても交換が可能なため、多少高くても長く使いたい方にはオススメしたいモデルです。
ゼンハイザー CX True Wireless
ゼンハイザーのワイヤレスイヤホンです。
このモデルは低音が豊かに鳴るため、ビートのきいた音楽を聴くのにも適しています。
ヘミシンクは寝転がって聴くことが多いので、ワイヤレスは寝返り等のときにコードが引っ張られたりすることがないため意外に快適です。
価格は高めですが、使いやすさでオススメしたいモデルです。
Beats by dr. dre Beats Studio Buds
若い人を中心に売れているブランドです。
デザインは洗練されており装着感も耳の中に挿入するタイプとしては違和感少なめで好印象のモデルです。
こちらのモデルもノイズキャンセリング機能を搭載しているため、ヘミシンクに集中するのはうってつけと言えます。
以下の記事ではヘッドホンとイヤホンを併せて「ヘッドホン」と記載させていただきます。
というのはヘッドホンとイヤホンは形状や装着方法が異なるものの、その効果に関しては差がないと言えるからです。
また、ヘッドホンという人とヘッドフォンという人がいますが、これも表記を統一する意味で以下ではヘッドホンで一本化します(ヘッドホンとヘッドフォンは発音上の違いであり同じものをさしているためです)
なお、ヘミシンクについての詳細、なぜヘミシンクはヘッドホンで聴く必要があるのか等については以下の記事で詳しく説明していますので、併せてお読みください。
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ヘミシンクについて、その真実の姿を専門家が余すことなく説明します
どんなヘッドホンがヘミシンクに向いているのか
まず、ヘミシンクを聴く際に「どんなヘッドホンが向いているのか」を考えたいと思います。
通常、音楽を聴く場合なら
・周波数帯域が広く
・どの帯域の音もはっきりくっきりと鳴り
・価格もリーズナブルであること
などが挙げられるかと思います。
もちろん、お金に糸目をつけなければ数十万円するような超高額モデルもありますが、そこまで出してヘッドホンを買うひとはごく僅かでしょう(高いヘッドホンが必ずしもいい音がするとは言い切れません。音は個人的な好みもあるためですね)
こうした条件のもと、個人的な音の「好み」に合うヘッドホンを試聴しながら探しますよね?
これに対し、ヘミシンクを聴く際にヘッドホンに求められる「性能」はかなり違ったものとなります。
どのような性能が求められるのでしょうか?
・装着感が「やさしい」こと
・寝て聴く際に枕などとの干渉が最小限であること
・交換パーツが入手できること
などでしょうか。
ね、音楽観賞用のヘッドホンに求められる性能とはかなり違うでしょう?
特に注目していただきたいのは「音が良い」という項目が見当たらないことです。
ヘミシンク用のヘッドホンは音が良くなくてもいいのか
ヘミシンクのトレーナーをしていますと、ヘッドホンについての質問も数多くいただきます。
その中には「安いヘッドホンでも大丈夫でしょうか」とか「高級なヘッドホンの方が体験しやすいのでしょうか」など、ヘッドホンの音質についての質問も多いです。
結論から申し上げれば、市販されているものであればよほど質の悪いものでもない限り、「音」の面で問題になることはありません。
つまりどんなヘッドホンでも音質に関してはヘミシンク体験に影響しないといえます。
こういう質問をする人たちに共通しているのは「自分が使っているヘッドホンの性能が悪いからヘミシンクの体験ができない」と思い込んでいることです。
はっきり言いますが、それはヘッドホンのせいではありませんから(笑)
ヘミシンクが思うように体験できない理由については以下の記事で説明していますので、併せてお読みください。
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ヘミシンクの効果的な聴き方とは?ちゃんと聴けばちゃんと体験できる
ヘミシンクで使用されている「ヘミシンク音」は、左右で微妙に異なる周波数差の音のブレンドですが、このヘミシンク音の帯域はそう広いものではありません。
正確に何ヘルツから何ヘルツの範囲かは公表できませんが、少なくとも年齢を問わず一般的な人の可聴帯域から外れることはありません。
ということは、一般的に市販されているヘッドホンであればほぼ問題なくクリアしていると考えていいということです。
ですから「音」に関しては気にする必要はない、ということですね。
音質については多少気にしたほうが良いかも
ヘッドホン選びの際「音」は気にする必要はないですが「音質」は多少気にしていただいたほうが良いかもしれません。
ここでいう「音質」とは、音の「鳴り方」のことを指しています。
・低域が力強く出ているか
・低域と併せて広域もしっかり出ている「ドンシャリ」な音か
・低域や高域は控えめで中域が強調された「カマボコ型」の音か
など、音質の違いで同じ音を聞いても「聴こえ方」が異なってきます。
一般的には大きなヘッドホンは低域が良く出るため迫力のある音に聴こえますし、小さなヘッドホンは逆に高域が強調され気味になるためキンキンした音に聴こえます。
ヘミシンク音そのものは「ピンクノイズ」という、ザーーーー、という雑音のような音に埋もれておりほとんど鳴っていることを意識することはありませんが、音声ガイダンスは人間の声ですので、この声が「音質」の違いによって若干聴こえる印象が変わります。
音声を聴くということに関しては、人間の声の帯域から「カマボコ型」の音がもっとも聴きやすいといえます。
ただしこれも好みですから、カマボコ型が良くてドンシャリな音がダメということではありません。
このへんは大型家電量販店に行けばほとんどのヘッドホンを試聴できますので、自分の耳で「お気に入り」を選ぶと良いでしょう。
音そのものより大事なのは「装着感」
ヘミシンクに関しては、音そのものよりも気にすべきことがあります。
それはヘッドホンの「装着感」です。
装着感とは、実際にヘッドホンを耳に装着した際の「付け心地の良さ」のことです。
実はこれがいちばん気にすべきことなんです。
ヘミシンクはヘッドホンを装着した状態でベッドに横になって聴きます。
その時間は30分〜40分程度になりますので、装着感の悪いヘッドホンだと違和感がありセッションに集中できません。
装着したとき、ヘッドホンのバネが強いタイプだと長く装着し続けているうちに耳や頭が痛くなることがあります。
これは頭の大きさなどによる部分もありますので、購入前に装着してみた方が良いです。
また、耳に当たる部分の大きさが大きいものは耳全体を優しく包みこむため、装着感は良いです。
反面、こうしたモデルは「大型」のものとなるため、重量が重いものもあります。
あまり重いものは首や肩のこりに繋がる可能性もありますので、重量も考慮すべき要素です。
耳に当たる部分が小さいものは軽量タイプのものが多く、手軽に使用できるメリットがありますが、パッドが耳に直に押しつけられるため耳が痛くなる傾向があります。
特にバネの強いタイプはかなりの確率で耳が痛くなり長時間の装着に耐えません。
こうした「装着感」はヘミシンクを聴く上で最重視すべき項目ですので、決しておろそかにしないようにしてくださいね。
枕と「干渉しない」ことも重要
装着感の次に気にして欲しいのは「枕と干渉しない」ことです。
これは仰向けに寝たとき、頭が枕にある程度沈み込みますが、そのときに枕とヘッドホンが干渉してしまうとヘッドホンがベストの装着状態からズレてしまう可能性があります。
これは大型のヘッドホンを使用する際に顕著です。
これを避けようと、耳に当たる部分が小さなモデルを選んでしまうと、上述したように耳が痛くなってしまう可能性が出てきます。
装着感を取るべきか枕と干渉しないことを優先すべきか・・・
実はこれを両方一気に解決できるモデルもあるんです。
耳に当たる部分はしっかりとした大きさがありつつ、パッドが「楕円形」のものです。
これは耳をしっかりと包み込みながら枕とも干渉しにくいもので、ヘミシンクには最もお勧めしたいデザインと言えます。
交換パーツの入手が可能なこと
そしてもうひとつ。
せっかく気に入ったヘッドホンを購入しても、耳に当たるパッドはウレタンだったり革だったりするため使用していくうちに徐々に劣化していきます。
通常、ちゃんとしたメーカーのある程度の価格帯のモデルなら、パッドは取り外し可能で交換用パーツとして販売しています。
しかし、ネットショップなどで海外製品(特に我が国の隣国の製品とか)を安いからと購入した場合、交換用のパッドの入手が困難なケースがあります。
(まあ安いから「使い捨て」と割り切るという考えもありますが・・・笑)
また、廉価版のモデルの場合、パッドが交換できないタイプのものもありますのでこうしたモデルは避けた方が良いです。
ヘッドホンのパッドは消耗品ですから、使っていくうちに劣化するものだということも念頭に置いてヘッドホンを選ぶことをお勧めします。
ヘッドホンではなく「イヤホン」は?
さて、ヘミシンクのセミナーで多い質問をもうひとつ。
「イヤホンでヘミシンクを聴いても大丈夫ですか?」
というものです。
最近はポータブルオーディオやスマートデバイスで音楽を楽しむのが一般的になってきたため、より気軽に使用できるイヤホンを使いたい、という質問が増えています。
結論から言いますが「ぜんぜんOK」です。
特に最近のイヤホンは種類も多く、高級ヘッドホンと変わらない値段のモデルやカスタムモデル(自分の耳の型を取り、それに合わせて専用イヤホンを製作してくれる)なんて言うのまであるんです。
先ほども説明しましたが、ヘミシンクを聴く場合には「音」に対してはさほど気を遣う必要はありませんが、イヤホンの場合もヘッドホンと同様「装着感」「交換パーツ」などを考慮する必要はあります。
いくつかの代表的なタイプを紹介しますね。
カナル型イヤホン
最近ではもっとも一般的なタイプのイヤホンでしょう。
イヤホンにウレタンやシリコン製のイヤーピースがついていて、これを「耳の中」に挿入して使用します。
カナル型イヤホンのメリットは音源と鼓膜が非常に近いため、音がダイレクトに聴こえる点です。
また、イヤーピースが耳穴を埋めるため、外部の音が聞こえにくい(遮音性が高い)そして自分の聴いている音は外に漏れにくい点もメリットと言えます。
遮音性が高いため、非常に細かな音や小音量では聞き取りにくくなる低音などもはっきりと聴き取ることが出来ます。
反面、デメリットとしてはイヤーピースが耳に合わない場合、装着時に違和感を感じることがあります。
また耳穴に直に挿入するため、耳垢や皮脂などでイヤーピースの劣化は比較的早いです。
ただし、カナル型は汎用のイヤーピースが使用できるものがほとんどのため、マメに交換すれば常にイヤーピースを清潔に保てます。
インナーイヤー型イヤホン
インナーイヤー型イヤホンは、カナル型のようにイヤーピースというものがありません。
使い方としては耳穴に挿入するのではなく、耳穴に引っかけて使うイメージです。
インナーイヤー型イヤホンのメリットはイヤホンと鼓膜の間に僅かながらも空間があるため、カナル型よりも「広がりのある」聞こえ方をします。
加えて耳穴を塞いでしまわないため、外部の音も良く聞こえます。
デメリットは周りに音漏れが激しい点です。
良く電車の中でイヤホンをしている人からシャカシャカした音が漏れ聞こえてきて不愉快な気分になることがありますが、あれはインナーイヤー型イヤホンですね(笑)
骨伝導型イヤホン
もうひとつ。
最近少しずつですが注目を浴びているのが「骨伝導型イヤホン」です。
骨伝導型イヤホンは、他のタイプと根本的に異なります。
音を直接聴くのではなく「骨伝導」という手法で音を聴きます。
耳の近くに装着し(耳の穴には装着せず耳穴の手前辺りの骨に当てます)骨を振動させその振動を音として「聴く」んですね。
骨伝導型イヤホンのイヤホンは耳穴を全く塞がないため、外部の音は普通に聞こえます。
しかしながら音を出していない(振動を音として感知する)ため、聴いている音が外部に漏れることはありません。
デメリットは外部の音がそのまま聞こえるためうるさい場所ではイヤホンの音自体を聞き取りにくくなる点でしょう。
骨伝導イヤホンは他モデルと比べると種類も少なく、また用途も若干異なるものとなりますので、ヘミシンクを聴くための選択肢としてはあまりお勧め出来ません。
ワイヤレスやノイズキャンセリングは?
さて、ヘッドホンもイヤホンもヘミシンクを聴く上ではどちらもOKという話をしてきましたが、じゃあワイヤレスやノイズキャンセリング機能はヘミシンクを聴く上で影響はないのでしょうか?
これもセミナー会場で多い質問なんです(笑)
それでは順に説明してみましょう。
ワイヤレスタイプのヘッドホン/イヤホンはOK?
最近では多くの機器がBluetooth(ブルートゥース)通信で繋がるようになりましたね。
PCとマウスとかキーボードとかは、こうしたワイヤレス接続が標準になりつつあります。
これと同じくヘッドホンやイヤホンにもワイヤレスタイプが増えてきましたね。
結論から言いますと、ほぼ問題ないと思っていただいて良いと思います。
音質的にもワイヤレスだからって目立った劣化があるわけではないため、聴こえる音に影響を及ぼす心配もしなくて大丈夫でしょう。
ただし。
1点だけ注意が必要なことがあります。
それは「通信が途切れることが(まれに)起きる」ということ。
実はこれは致命的です。
だってヘミシンクを聴いている最中に突然通信が途切れたしまったら、せっかくの体験が中断してしまうこともあり得るからですね。
Bluetoothは比較的安定した通信規格だと思いますが、それでも通信機器が数多く存在する環境下では途切れる可能性がゼロではありません。
ヘミシンクを聴いている最中に音が途切れてしまうと、ただ音が途切れたというだけに止まらず、実際の体験が中断してしまう危険性があるため、いくら「まれに」しか起きないとしてもこれは致命傷と言わざるを得ません。
もう一点、ワイヤレスモデルは全てが充電式のため、うっかりすると充電切れになることもありますのでその点も意識しておく必要があります。
そういう可能性があることをご理解頂いているなら、ワイヤレスタイプのヘッドホン/イヤホンをお使い頂いても良いとは思いますが。笑
しかし目的は「ヘミシンク体験」のためのツールですから、たとえ僅かでもデメリットがあるなら私は使用しません。
ノイズキャンセリング機能付きのヘッドホン/イヤホンはOK?
ノイズキャンセリング機能付きのヘッドホン/イヤホンについてはまったく問題ありません。
ヘミシンクはその性格上、なるべく静かな場所でリラックスして聴いて頂く方が効果的ですが、環境上どうしても騒音の多い場所で聴く必要がある場合には、積極的にノイズキャンセリング機能付きのヘッドホン/イヤホンをお使い頂くことをお勧めします。
聴き慣れないブランドの製品には要注意
さて、オススメの製品をいくつか紹介してきましたが、家電量販店やネットショップで見てみると、もの凄い数のヘッドホン/イヤホンが出てきます。
その中には価格的に非常に安いモデルもたくさん出てきます。
たとえば千円台とか数千円台とか・・・
見た目も1万円以上するモデルとそんなに違うようには見えません。
そんなに違いがないのなら安いので良いんじゃないの?
と思いますよね?
別に悪くはないんですが、ひとつだけご注意頂きたいことがあります。
それは「ブランド」を確認してください、ということです。
国内の家電メーカーや欧米のオーディオメーカーが手がける製品ならば、価格が安くてもある程度は信用して良いと思いますが、聞いたこともないブランドやノーブランド品などは出来れば避けた方が無難です。
そうした安い製品の多くは品質的に良くないものがほとんどで、最悪1回使うか使わないうちに壊れてしまう、なんてものもけっこうあります。
そうした場合にクレームや修理依頼をしようにも、どこのブランドかも分からないようなものの場合、通常の製品なら当たり前の「保証」を受けることすら困難な場合があります。
泣き寝入り、ってヤツですね(笑)
こうならないためにも、素性の知れたブランドの製品で予算の許す限り「良いもの」を購入しておく方が良いです。
価格が高い製品はそれだけしっかりとした部品で構成されているため、一般的に故障もしにくいものです。
いたずらに高額の製品を購入する必要はありませんが、1万円くらいで買える製品から選ぶことをお勧めします(これはヘッドホンでもイヤホンでも同じことですからね)
結局のところ
今回はヘミシンクを聴く際に最適なヘッドホンについて説明しました。
極論すれば、市販されているものなら大抵のものは問題ないんですが、長く使うとか故障したときにしっかりと対応してくれる等のサポートまで考えると、それなりのブランドのそこそこの製品を選んでおいた方が無難です。
よく言われることですが、安かろう悪かろうというのはヘッドホン/イヤホンにも当てはまることです。
あまり安すぎるモデルは、結果的に高くつくこともあるのでご注意くださいね。
まあ、ヘミシンクCDで宇宙へ行く(変性意識状態)ことも可能な(?)推奨ヘッドフォンと考えれば、そんなにケチらなくてもいいのでは?・・・なんて思ったりもしますが。笑
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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