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ヘミシンクでホワイトノイズでなくピンクノイズを使用する理由とは?

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ホワイトノイズとピンクノイズ

よくヘミシンクを聴いている人のブログとかを読んでいると

何だかザーーーというノイズが聴こえるだけで何も体験できない!
ノイズを聴いているうちに寝落ちしてしまい気付いたらCDが終わっていた・・・

なんて書いてありますよね?

このため、ヘミシンクの音って、この「ザーーー」というノイズだと思っている人が案外多いんです。

それ違いますから。笑

あの「ザーーー」というノイズ、ちゃんと名前がついています。

ピンクノイズって名前なんですね。

ヘミシンクのCDにはこのピンクノイズが使われていますが、これはヘミシンク音とは別のものですので混同なきように。

え、ホワイトノイズは聴いたことあるけどピンクノイズって聴いたことない。

そもそもホワイトノイズとかピンクノイズって何なの?

というわけで今回はヘミシンクCDを聴くと聞こえてくるピンクノイズについて説明しますね。

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そもそもピンクノイズって何?ホワイトノイズとの違いは?

まずはこのピンクノイズとかホワイトノイズっていったいどういうものなんでしょうか?

そこから簡単に説明していきますね。

ホワイトノイズもピンクノイズも「ノイズ」という言葉が使われています。

ノイズという言葉は「騒音・雑音」のように訳されますが、要は明確に意味を持つ音ではないという程度の意味で捉えてください。

音声も音楽も「音」ですので、そういう意味ではノイズと本質は同じです。

しかし音声や音楽は人と人とのコミュニケーションを取るためという明確な目的を持っていますよね?

自分の意思を相手に伝えるために「言葉」として発せられる音が音声であり、自分を音で表現したひとつの結果が音楽だと言えます。

つまりこれらの音は人間が意図的に「創り出した」ものなんですね。

これに対し、騒音や雑音は同じ音でも何かを意図してはいません。

ですからこれら「意図されていない」音は騒音や雑音に聞こえるわけです。

ではホワイトノイズとかピンクノイズとはどういうものでしょうか?

なぜ「ノイズ」なのに名前までついているのでしょうか?

 

ホワイトノイズとはどういうものか?

まずはホワイトノイズから簡単に説明しますね。

ホワイトノイズとは「低周波から高周波まですべての周波数においてほぼ等しい強度を持つ音」です。

パワースペクトルで見ると概ね以下のようになります。

ホワイトノイズのパワースペクトラム
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

低い音も高い音もすべての音がほぼ同じ強度ですから、これを聴くと「サーーー」という音に聞こえます。

昔、TVがデジタル化される前には、深夜にすべての番組が終了すると画面が砂嵐のようなザラザラの表示になりスピーカーからこの「サーーー」という音が出ていました。

こんな感じですね。

放送終了後の砂嵐(ホワイトノイズ)
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

このホワイトノイズって睡眠誘導に良いとか言われるんですが、私にはヒステリックで耳障りな雑音にしか聴こえません。笑

まあこのへんは人によって感じ方に差があるのかもしれませんけどね。

 

 

ピンクノイズってどんな音?

これに対しピンクノイズはどんな音なんでしょうか?

ホワイトノイズが全体域に渡って強度がほぼ等しい音であるのに対し、ピンクノイズは音の強度が周波数に反比例する音です。

低い音(周波数が低い音)は強度が強く、音が高くなるに従い(周波数が上がるに従い)強度が下がっていきます。

パワースペクトルで見るとこんな感じになります。

ピンクノイズのパワースペクトラム
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

ピンクノイズを聴いてみると、ホワイトノイズ同様にノイズではあるのですが、やや落ち着いた感じに聞こえます。

ホワイトノイズは「サーーー」ですがピンクノイズは「ザーーー」という感じ?

ピンクノイズは自然界の「ゆらぎ」と成分がとても近いと言われています。

ゆらぎと言えば、夜空を見上げたときに星が瞬いているように見えたりロウソクの炎が揺らめいて見えたりする、あの感じですね。笑

だからでしょうか、ピンクノイズって聴いていても不快な気分にならないんですよ。

 

ヘミシンクでピンクノイズが使われる理由とは?

さて、ここでヘミシンク音について説明しましょう。

ヘミシンクは右の耳と左の耳に異なった周波数の音を聴かせます。

たとえば右耳に100Hz、左耳に104Hzの音を聴かせるとこの周波数差が「うねり」に聞こえるわけです。

いわゆる「ウヮンウヮンウヮンウヮン・・・」って感じですね。

そしてこのうねりに相当する周波数(上記の例だと104Hz−100Hz=4Hz)の脳波が脳内で生成されます。

この生成された脳波の周波数に応じた意識状態へと、聴く人の意識を誘導していくというのがヘミシンクの原理です。

ヘミシンクについての詳細は以下の記事で詳しく説明していますので併せてお読みくださいね。

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ヘミシンクについて、その真実の姿を専門家が余すことなく説明します

 

ピンクノイズは耳障りな音を覆い隠すため

この「うねり」というのは予想以上に耳障りな音です。

しかもヘミシンクではこの「うねり」のような音をいくつもブレンドしていますので、そのまま聴くととても耳障りなものになってしまうんですね。

そのまま聴いてしまうと、リラックスするどころかどんどんイライラしてきてしまうかも。笑

これを何とかしたい・・・

耳触りだけれどそれを聴かなければヘミシンクの効果が得られない。

だったら別の音でかき消してしまおう!

というわけで、ヘミシンク音と一緒にピンクノイズをブレンドしてしまうことでヘミシンク音を意識せずに聴くことが出来るというわけです。

ヘミシンク音は可聴帯域のなかでもさほど広い帯域を使用しているわけではありませんから、ピンクノイズと混ぜてしまえば気にならないレベルにかき消すことが出来るんです。

このためヘミシンクCDを聴くと、ザーーーという雑音が聞こえてくるんですね。

でもこの雑音(ピンクノイズ)の陰に隠れてちゃんとヘミシンク音も入っているのでご安心ください。

よーーく聴くと、微かにウヮンウヮンという音が聞こえますよ。笑

 

なぜホワイトノイズではなくピンクノイズなのか?

で、耳障りなヘミシンク音をノイズで隠してしまえというのであればピンクノイズではなくホワイトノイズでも良いのでは?

そう思いませんか?

確かにホワイトノイズでも「隠す」という意味では事足りたはずです。

にもかかわらず、敢えてピンクノイズを採用したのはなぜなんでしょう?

モンロー研究所ではこの点について明確な理由を公表していませんが、ホワイトノイズよりもピンクノイズの方が耳触りが良いことがひとつの理由なのではないかと思います。

また自然界の「ゆらぎ」はこのピンクノイズに非常に近いため、聴くことに対する抵抗がより少ないからと考えられます。

 

まとめ

今回はヘミシンクCDにピンクノイズが使われていることについて説明してきました。

そもそもヘミシンク音が耳触りでなければあえてピンクノイズをブレンドする必要性は全くありませんから、ノイズの中でも比較的聴きやすいということで採用されたと思われます。

ピンクノイズの採用にはそれ以上の意味はない・・・

と思いますけどね。笑

ここまで説明しておいて最後に乱暴なことを書きますが、私たちはピンクノイズを聴くためにヘミシンクCDを聴くわけではありません。

大事なのはヘミシンク体験であり、それをより起こりやすくするための方策だと理解すれば良いと思います。

あなたもあまりこうした枝葉末節は気にせず思う存分ヘミシンク体験に没頭してくださいね!

 

ということで今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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