生まれ変わりについて。
果たして生まれ変わりはあるのか無いのか?
これはもう何百年、いや何千年も昔から人々の関心事でした。
その証拠に世界中の多くの古代文明に、死者をミイラにする風習が確認されています。
ミイラは来世・復活信仰と密接に関係するもので、当時の人々が死者が再び蘇ったり、別の人間として生まれ変わったりするのを信じていたことを示すものです。
これがいつの頃からか、人間は死ねばそれでおしまい、無に帰するという考えが主流になっていきます。
これには科学の目覚ましい進歩が少なからず関係していると思われます。
科学の発展により、人間の肉体についてもさまざまなことが分かってきました。
それにより、人間の意識は脳で生み出されるものであり、従って意識は人間が生まれてから脳によって作り出されると考えられるようになりました。
この考え方は、肉体と意識が分離できない「一体」であることが前提です。
意識は脳が作り出したものである以上、脳が機能しなくなれば意識も存在することは出来ない。肉体が滅びれば(つまり死ねば)それと一緒に意識も消失すると考えます。
この考えのもとでは当然のことながら「生まれ変わり」はあり得ない、ということになります。
生まれ変わりは、肉体を越えて意識が連綿と生き続けることが前提の考え方ですので、このような現代科学のとる「肉体と意識は一体であり分離できない」という立場では説明がつきません。
だって、肉体の誕生にともない意識が生まれ、肉体の消失とともに意識も消失するとすれば、肉体ごとに意識は完全に独立したものということになります。
つまり、自分の意識は生まれたときに肉体と一緒にゼロから生まれ、肉体の死とともに消失するなら、誰か別の人の意識が自分の意識になることはあり得ませんよね。
でも、実際にはどうやら生まれ変わりは「ある」ようなんですね。
科学では説明できないけれど、生まれ変わりはある。
それって、どういうことなんでしょうか?
生まれ変わりが「ある」とする場合、科学のとる「肉体と意識は一体化したひとつの存在」という考え方ではなく、肉体と意識はそれぞれが独立した存在であると考える必要があります。
意識は、誕生の時に肉体と同化し、死とともに肉体から分離していく。
肉体から分離した意識は、次の生までの期間(中間世という)肉体を持たない状態で過ごし、やがて次の肉体に入り新たな人生を送る。
これを何度も繰り返す。
こう考えてはじめて、生まれ変わりが説明できます。
そして、生まれ変わりは本当にあると考えられる、数々の事例が報告されています。
たとえば、死んだ妻が別人に生まれ変わり夫と再会、夫婦しか知り得ないことを語り出した、とか、数多くの子供たちが過去生とおぼしき記憶を語った、とか・・・
生まれ変わりに懐疑的な人は、これらの事例を「作り話」と言いますが、上の例の場合、夫婦しか知り得ない情報をどうやって作り話にするのでしょうか?
生まれ変わりは無い、とすることでどうしても説明がつかなくなるケースが少なからず存在する。
これって、生まれ変わりはあると考えればすべて辻褄が合うんですけどね(笑)
本カテゴリーでは、生まれ変わりはあるという立場をとってなお解消できない疑問について、さまざまな角度から考察していきます。
・生まれ変わりがあるとする「証拠」とは?
・生まれる前の記憶を持った子供たちについて。なぜ記憶を持って生まれ変わったのか?
・生まれ変わりの記憶について。なぜ過去世の記憶を覚えていないのか?
・生まれ変わりのメカニズムって、どうなっているのか?
・生まれ変わるまでの期間って、どのくらい?
・生まれ変わりを繰り返すと最終的にどうなるのか?
・生まれ変わりの回数によって、魂のレベルは上がるのか?
・過去に生まれ変わるなんてことは本当にあるのか?
・生まれ変わらない、という選択肢もアリなのか?
・人間以外に生まれ変わることは可能か?
・宇宙人に生まれ変わる、宇宙人から人間に生まれ変わることはあるのか?
こうした生まれ変わりに関するさまざまな疑問に対し、スピリチュアルな視点から考察していきます。
生と死、輪廻転生。
人間が生きていく上で、絶対に避けて通ることの出来ないこのテーマについて真正面から取り組もうとすると、スピリチュアルな視点がどうしても必要となります。
そして生まれ変わりの存在を認めることは、自分の前世、過去世の存在を認めることにもなります。
このことはあなたが思っている以上に重要です。
それは、死がすべての終わりではないことを知るということです。
それにより、あなたの今後の生き方そのものに影響を及ぼすかもしれません。
もしかしたら、あなたの人生観が180度変わってしまうかも。
あなたが今まで見たことのないリアルが、ここにあります。
・・・って、ちょっと大げさかもしれませんね(笑)