生まれ変わりについて考えるとき、さまざまな疑問が出てきます。
なかでも「生まれ変わる回数」については、なんだかよく分からない説明が氾濫してしいます。
・平均何回くらい生まれ変わるのか?
・生まれ変わる回数が多い方が魂のレベルが高くなる?
おいおい・・・って感じです(笑)
結論から言いますが、こうした通説(?)はデタラメです。
今回は生まれ変わりの回数と魂のレベルについて「本当のところ」どうなのかをしっかりと説明していきますね!
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生まれ変わりについて、本当のところ
生まれかわりについては科学的に説明ができない分野であるため、さまざまなことを言う人が氾濫しています。
TVや書籍で有名なタレント霊媒師なんかも、生まれ変わる回数が多い方が魂のレベルが高い、とか言っていますし、生まれ変わった回数が少ない人は悪意に満ちているとか言っている人もいます。
はっきり言って、耳を疑います。
なぜこんなデタラメが氾濫してしまったのでしょうか?
その理由について追及を始めると、特定の人たちを攻撃してしまうことにもなりますので、ここでは控えさせていただきますが。
生まれ変わりの回数と魂のレベルについて、本当のところはどうなのか?
魂にレベルなんて無い!
回数が多い方が魂のレベルが高いなんてことは、いっさいありません。
そもそも、魂にレベルなんてありませんから(笑)
人間の魂とは、肉体を失った意識のことと考えられますが、肉体を失った意識は、物質の存在しない「非物質世界」へと移行します。
非物質世界には物質が存在しませんから、当然のことながら物理法則はいっさい成り立ちません。
つまり、時間とか空間とか、そういう概念すら存在しない世界ということです。
そこでは過去から現在、未来に至るすべてが存在し、また宇宙のあらゆる場所のすべてが存在します。
ですから、意識はあらゆる場所、時代を超越した知覚を得ているといえます。
過去に何度も生まれ変わった人生経験や、未来に生まれ変わるであろう人生についても、すべてを知っている状態なんですね。
時間という概念が存在しないため、石器時代の人生も、ギリシャ時代の人生も、はたまた戦国時代の人生も、そして未来のある時代の人生も、すべてが一緒にあるような状態ともいえます。
時間軸に沿って順番に人生を経験していくのなら、生まれ変わる回数によって経験が積み重なっていき、それによって魂のレベルが上がっていく、という説明もできるかもしれませんが、実際には時間軸は物質世界で考えられた概念に過ぎません。
物質世界では、時間軸に沿って過去から現在そして未来へ、順番に並んでいます。
現在の後に過去が来ることはあり得ません。
ところが非物質世界では、こうした時間軸という概念がないため、すべてが一緒になってるんですね。
ですから「積み重ね」という考え方そのものが無いんです。
あるのは、それぞれの人生における経験・体験だけです。
ひとつの人生で何を体験し、何を学ぶのか?
そうして得られた体験・学びの数が、生まれ変わりの回数ということになります。
生まれ変わりの回数を考えることの意味
ただし、この生まれ変わりの回数については、はっきり言って分からないことが数多くあります。
非物質世界から見れば、すべての人生経験が一緒になっているわけで、そういう意味では何百何千という人生経験のすべてを知っていることになります。
ではこの回数は何回なのか?
これは人生経験はいつの時代から始まったのか、そして未来も含めいつまで続くのか、ということが明確にならないと正確な回数は知りようがありません。
また、生まれ変わるまでの期間がどのくらいなのか、によっても、回数は変化しそうです。
さらにいえば、ひとつの意識が同時代に複数の人間として人生を生きる、なんてこともあるようですので、もう何が何だか分からない・・・(笑)
そういう意味では、生まれ変わりの回数を考えること自体になんの意味もない、といえそうです。
まとめ
今回は生まれ変わりについて、その回数と魂のレベルについて考えてきました。
そもそも生まれ変わりの回数を考えること自体、なんの意味もない、だから生まれ変わりを重ねるということにも意味は無く、当然のことながら回数が多いほど魂のレベルが高いなんてこともありません。
生まれ変わりの回数が多い人ほど魂のレベルが高いとか、そういうことは無いんだということ。
そもそも非物質世界には、レベルなんていう上下を付ける思想は存在しません。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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