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死んだ父の夢?実はこれってあの世からのメッセージだったりして

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死んだ父が夢に出てきた

夢って、何なんでしょう?

自分の潜在意識が出てきているとか、睡眠中に脳が記憶を整理している断片だとか、あの世からのメッセージだとか・・・

いろいろな人が様々な立場で自分の意見を主張します。

で、結局のところ夢って何なんでしょうか?

夢って「形のないもの」ですから、物質世界で見たり聞いたりするのとは多少なりとも異なっているものですが、リアルな夢とは物質世界での知覚に近いものを指すのでしょう。

そして夢にはリアルなものとはほど遠い、荒唐無稽なものも数々あります。

どちらが良いとか悪いとか、どちらが本物とか偽物とか、そういうことではなく形のない世界では「何でもあり」ということなんでしょう。笑

で、結局のところ夢ってきっと単なる「情報」なんじゃないかと思うんです。

どんな形にせよ、なんらかの情報・メッセージを届けてくれるもの。

それがリアルだったり荒唐無稽だったりするだけで、目的は情報提供。

私もこれまで様々な夢を見てきました。リアルなものもとんでもないものも。笑

今回は私の、どちらかと言えば荒唐無稽な感じの夢をひとつ紹介したいと思います。

私自身、これが夢だったのかどうかも確信がないのですが・・・

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死んだ父が会いに来た・・・?

今回紹介するのは5年前に見た夢のような体験です。

夢のような、と言ったのはこの体験をしたときに自分が本当に寝ていたかどうか確信がないからなんです。

寝て見る夢ではなく、どちらかというと白日夢のようなものかもしれません。

それでは早速、体験談を紹介しますね。

 

それは明け方に起きたこと

朝の4時前に目が覚めた。

最近は朝早起きして仕事をしているため、目覚ましをかけなくても目が覚める。

コーヒーを淹れ、机に向かう。

いつもならコーヒーを飲みながら10分もすれば頭がはっきりとしてきて仕事に移れるのだが、この日はなんとなくいつもと違う。

やる気がわいてこない・・・しばらくPCでネットサーフィンをして調子が出てくるのを待つ。

隣の部屋では息子が友達とオンラインゲームをやっている音がする。

夕べ私が寝る前からずっとだ。

もうすぐ夜が明けるというのにご苦労なことだ、まったく・・・

なかなか調子が戻ってこない・・・

そう思っていると、息子が部屋から出てきた。

息子の後ろからもうひとり、小柄な人が一緒に出てきた。

あれ、オンラインで友人とゲームしていると思っていたけど友達が来ていたのか?

私はPCから顔を上げ、ふたりを何気なく見ている。

そうか、友達は帰るのか・・・でもこんな明け方に帰るのか?

なんとなくおかしいな・・・と思いながら息子の後ろからついてくる人をみて愕然とした。

父だ!

父がニコニコしながら息子の後ろをくっ付いて歩いている。

しかし父にしては妙に小さい。まるで子供のようである。

私は父に「ずいぶん小さくなっちゃったな、オヤジ」と声をかける。

小さな父は何も言わず私を見ながらただニコニコ笑っているだけだ。

息子と小さな父は部屋を出て階段を降りていく。

それを後ろから見ていると、なぜか父は晩年足腰が弱くなってしまった時の姿に変わっている。

手すりに捕まりながら一歩一歩階段を危なっかしそうに降りていく。

私は息子に「ほら、おじいちゃん手伝ってやれよ」と声をかける。

息子の手を借りながら、父は階段を降りきり玄関に立っている。

そして無言で玄関から外に出て行く。

玄関から外に出た父は小学生になっていた。

私は小学生の父を見たことはないが、そこに立っているのは間違いなく父だ。

ランドセルを背負いこちらを見ている。

私は小学生の父に「またいつでも会いに来いよ、いつでも良いから、待ってるから」と声をかける。

小学生の父は何も言わずににっこりと微笑むと、そのまま去って行った・・・

 

この体験は何だったのだろう?

気付くと、私は机の前にいた。

隣の部屋からは、相も変わらず息子がオンラインゲームをやっている音がする。

今のは何だったんだろう・・・

理解は出来ないが、無性に涙が溢れてくる。

夢か現実かも分からないが、私のちょっとした心の隙間に現れた父。

父が会いに来てくれた・・・

父は私に何を言いたかったんだろう?

不思議と小さな父、晩年の父、小学生の父。

さまざまな姿で現れた父だが、一貫して父は私の方を見ながら笑っていた。

そのときの父の笑顔を思い出すと、今でも不思議と涙が溢れてくる。

 

 

体験の後で考えたこと

以上が5年前に父が私の前に現れた時の体験談です。

父が死んで3年半ほど経ったある日の出来事でした。

父の存命中、私と父の関係はご多分に漏れずそんなに親密なものではありませんでした。

別に仲が悪いわけではありませんでしたが、父と息子なんて同じ屋根の下で生活していてもそんなに口をきいたりしないもんですよね。笑

私と父もまさにそんな感じでした。

別居しているわけでもないしその気になればいつでも喋ることが出来る。

そんな思いがあったのでしょう、結果的にはほとんど話もしなくなっていました。

やがて父は年老いてアルツハイマーになりました。

もう会話どころではありませんでした。

そのまま親子の会話もほとんどないまま、3年半前に亡くなりました。

はっきり言いますね。

私は父子なんてそんなもんだと思っていました。

それが普通だとさえ思っていました。

父が死んだときもほとんど涙も流しませんでした。

でも、このときの体験で始終父が微笑んでいるのを見たとき

もっといろいろ話をしておけば良かったな・・・

と思いました。それも心の底から。

何を今さら、とも思います。思いますがこれがそのときの私の偽らざる気持ちなんです。

そして今でもこのときのことを思い出すと涙が止まらなくなるんです。

あのときなぜ父が現れたのか、確かなことは分かりません。

今となってはリアルに父との思い出を積み重ねることはできませんが、それでも父との数少ない昔の思い出を懐古することが増えた気がします。

 

まとめ

今回は、5年前に実際に私が体験した夢のような現実のような不思議な体験談を紹介しました。

この体験が私にとってどんな意味があったのか、どんなメッセージなのか・・・

明確なところは分かりません。笑

でも確実に言えることは、この体験以降、父との昔話が頻繁に思い出されるようになったことです。

まるで父が生きていたときに共有できなかった思い出作りを今になってやっているような。笑

今になって、この世にいない父と会話しているような・・・

私って父のことが好きだったんだな、大好きだったんだなということに気付きました。

以上、不思議体験のシェアでした。

 

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