人は死んだらどこへ行くのか?
はっきり言って、これは答えのない問いかけです。
それぞれの立場や視点で、死後については意見が大きく食い違い、統一された答えが出ていないからです。
とはいうもののそう遠くない将来、人は必ず死にます。
あなたも私も。
死んだらどこへ行くのか、それは死んでみてのお楽しみ。笑
でもやっぱり死後自分がどこへ行くのか、事前に知っておきたいと思うのは私だけでしょうか?
というわけで今回は、人は死んだらどこへ行くのかについて考えてみたいと思います。
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死んだらどこかへ行くのか?行かないのか?
この問いかけに対する答えは様々です。
・神のもとに召される
・死後世界に意識だけが移行する
・無に帰す
・宇宙と同化する
それぞれが自説を強く主張し、どこまでも平行線です。笑
果たしてどれが真実なんでしょうか?
それともこれらの結論以外に真実があるのでしょうか?
神のもとに召される
この考え方は宗教によっても異なります。
キリスト教では神のもとに召され、仏教では死後に浄土に生まれ変わり、神道では汚れを祓われた後に神となる。
かなりザックリと書きましたがいずれの宗教も死後について定義しています。
つまり死んだらどこかに行くと考えているということが伺えます。
それぞれの宗教の信者は、自分が信仰する宗教の言うことが真実だと信じているのでしょう。
死後世界に意識だけが移行する
この考え方はスピリチュアルでは一般的です。
人間は肉体だけの存在ではなく「肉体と意識」から成っている。
意識は肉体とは独立した存在で、生きている間は一体化しているが死後は肉体から離れ死後世界へと移行する。
つまりこの考え方は死後世界が存在することを示唆しています。
そしてその死後世界は「物質が存在しない世界」
すなわち非物質世界だと言っています。
非物質世界には物質が一切存在しないため、物理法則をはじめとする科学の法則がまったく通用しない世界です。
このため物理学が生み出した時間とか空間とかといった概念がありません。
つまり死後世界には「場所」という概念がないため、どんなに遠くても瞬間移動出来てしまいます。
また、時間という概念がないため過去も現在も未来もすべてが一緒になっています。
物質世界とはあまりに違うため理解しにくい部分も多々ありますが、死ぬとそういう世界に行くという考え方です。
無に帰す
科学の視点では死は無と考えます。
これはスピリチュアルとは異なり、科学では人間は肉体のみで出来ていると考えます。
スピリチュアルでは別物と考えた意識は脳により生み出されるものに過ぎず、肉体と別に存在するものではないのです。
意識も人生経験もすべては脳に記録されたもの。
だから死ねば脳も機能停止するのですべての意識も記憶も多くの人生経験も消えてなくなってしまいます。
つまり人間は死と同時にすべてが無くなる。
死んだらどこかに行くのではなく無に帰すだけ・・・
これが科学の視点です。
宇宙と同化する
これはスピリチュアルに近い考え方と言えます。
死後世界を宇宙意識の一部と考えるわけです。
つまり宇宙全体を意識と考え、その範疇に死後の意識も含まれると。
たしかに非物質世界には死後世界以外にもさまざまな世界を定義できるので、こうした考え方も出来るわけです。
人は死ぬと肉体を失い非物質の意識は宇宙と同化する。
つまり人は死ぬと宇宙になるという考え方です。
あなたは死んだらどこへ行くのか?
さて、様々な立場の考えを見てきました。
どの考えが正しいのか、それは死んでみなければ分かりません。笑
つまり私たちは自分が死んだらどこへ行くのか、厳密には知ることが出来ないんです。
自分が死んだらどこに行くのか、それを知ることなく私たちは死んで行くんです。
あなたは死んだらどこへ行くのですか?
・神のもとに召されるのか
・意識が死後世界に移行するのか
・無に帰すのか
・宇宙と同化するのか・・・
ここでいちばん大事なことは、あなたはどう考えるのが心穏やかでいられるかということです。
死んだら無に帰すなら今生を思う存分楽しんで過ごそうと思うか。
無に帰すなら何をやっても無意味と考えるか。
また意識が非物質世界に移行するなら今生の経験をムダにせずに済むと考えるか。
どのように考えるかはあなた次第です。
だったらあなたにとってもっとも心穏やかでいられる考え方を信じれば良いのではないでしょうか?
あなたがまだ若くても年をとっていても、数十年後には必ず死ぬんです。
死ぬまでの期間をいかに有意義に過ごすか。
そのために死生観はとても大事ですよ!
まとめ
今回は人は死んだらどこへ行くのかについて考えてきました。
本当のところはどうなのか?
生きているうちにそれを知るのはとても難しいことです。
だったら自分で最も心穏やかでいられる死生観を持てばいいんです。
こう考えなければいけない、なんて決まりはどこにも無いんですから、好きなように考えればいいんです。
ただ自分の人生が辛いものになるような、そんな死生観をムリに持つのはお勧め出来ません。
長くてもせいぜい数十年です。
面白おかしく生きるために、そして心残り無く死んで行くために。
それが明るい終活というものだと思うのですがいかがでしょうか?
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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