人間、死んだらどうなるのだろう?
生きている人間なら必ず直面する「死」について、考えたことがないという人はいないでしょう。
死んだとき、自分が「死んだ」ということが分かるのか?
そのとき、どのように感じるのか?
それとも何も感じないのか・・・
これは私たちの持つ「意識」にかかわる疑問といえます。
今回は、死と意識について徹底的に考えていきたいと思います。
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死の恐怖から完全に解放される方法はあるのだろうか?
死について真正面から捉えてみる
まず本題に入る前に、2冊の本を紹介したいと思います。
これは米イェール大学で23年にわたり続いている「死」についての講座をまとめたものですが、死というものについて避けることなく真正面から考えています。
この本の内容に関しては賛否両論あるとは思いますが、死についてストレートに考えるという点においてとても参考になることは間違いありません。
とても造詣の深い内容ですので読んでみると良いですよ。
また、ケンブリッジ大学でも「死」についての人気講義があります。
死について真正面から真剣に捉えることで、一度きりの人生の意味が大きく変わると話題の書です。
地球上に存在する数多の生き物の中で、唯一人間だけが死を恐れます。
その理由について知りたい人には本書がお勧めです。
死後、意識がどうなるのか分からない
私は若い頃、死ぬことに異常なほどの恐怖心を持っていました。
死の何が怖いって、死んだらどうなるのかが分からないこと。
自分が死んだら意識はどうなるんだろう・・・
いくら考えても納得のいく答えが見つからず、恐怖にのたうち回ったものです。
死んだらどうなってしまうのか。
それがどんな結果であれ「こうなるんだよ」と明確に分かっていれば、そしてそれが納得できる内容なら、きっと死の恐怖は確実に小さくなります。
無に帰す
ところが私が若い頃、死は「無に帰す」という考えが一般的でした(もしかしたら科学的な視点では、いまでもこの考えが一般的かもしれませんが)
死ぬと無に帰す・・・
つまり死んだら自分の意識はなくなるということです。
意識がなくなる、とは、寝たまま二度と目が覚めないのと同じです。
寝ているときは、朝になって目が覚めるため「あ、自分は寝ていたんだ」と分かります。
が、目が覚めなければ自分が寝ていたことすら気付かない、分からない。
つまり、自分が「死んだ」ことすら分からない。
なにもかもすべてが分からない状態・・・それが死。
・・・だから、それってどんな感じ?
いくら考えても、それがどういう感じなのか理解できませんでした。
納得できない説明
死ねば無になるのだから、何もない状態、それを理解するなんて無意味・・・
理屈では確かにそうなんでしょう。
でも、自分もいつか、それも数十年後には必ずそうなるわけで、これは他人事では済まされません。
死んだらどうなるのか、自分で全く理解できない状態に向かって日々確実に近づいている・・・
そんなのって、納得できますか?
私は納得できませんでした。
だから自分の考えつく限り、調べまくりました。
でも結局、自分が納得できる答えは見つかりませんでした。
いくら考えても分からない、いくら調べても納得のいく答えが見つからない。
私はそんな日々に疲れてしまいました。
そして「もう考えるのは止めにしよう。死ぬのはまだずっと先のことだし」と、自分の心の片隅に追いやり忘れることにしました。
とにかく毎日を楽しく盛り上がって生きていこう、と。
言い方は悪いですが、逃げたんです。
手がかりとの唐突な出会い
その後、社会人になり毎日が忙しく、死に対する不安や恐怖なんて感じている暇がなくなりました。
そんなこんなで10年、20年と時間は過ぎていきます。
ある日、何気なく書店に立ち寄ると、ある本が平積みにされていました。
新刊、話題の書、ということなんでしょう。
その本のタイトルに、私の目は釘付けになります。
「死後体験」
なんだって?
死後体験?
死後の体験なんてマジ?
本の内容はここでは詳しくお話ししませんが、簡単に言うと「ヘミシンク」という音響技術を用いることで、死者のとる意識状態(死後意識)を体験することができる、ということを実体験をもとに書いた本でした。
・・・ヘミシンク?
聞き慣れない言葉ですが、その本によると、ヘミシンクという特殊な音をヘッドホンで聴くことで、自分の意識を意図した状態へと誘導することができるというものだそうです。
意図した状態とは、リラックスした状態、瞑想状態、睡眠状態、変性意識状態などさまざま。
そして変性意識状態には、人間が死後、肉体を失った後にとる意識の状態も含まれる・・・
いやいや、ちょっと待った!
死んだら「無」なんじゃないの?
その本によると、どうやら死は無ではないらしいんです。
はっきり言って、これは衝撃でした。
これが、私とヘミシンクとの出会いでした。
死は無ではなかった
マジか?
最初は半信半疑でした。
でも、マジだったらすごいな・・・
そう思い、ヘミシンクにがぜん興味を持ちます。
そして、自分でも死後の世界を体験してみたい、と強く思うようになりました。
死後も意識が存在する証拠?についての最新研究
こうして私が死とは何か、死後に意識はどうなるのか、と悩み苦しんでいる間にも世界中ではさまざまな研究が続けられています。
そのひとつにとてもおもしろい研究がありますので紹介しておきますね。
その名も「地球意識プロジェクト」
ある意味、形の見えない意識の存在を科学的に解き明かしたと言える研究内容です。
以下の記事に詳しく書きましたので興味のある方は併せてお読みください。
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死後も意識は存在する?地球意識プロジェクトが導き出した真実とは?
死後の意識をヘミシンクで体験する
本来、死後の世界(死後の世界の意識)は生きたまま体験できるものではありません。
かといって、本当に死んでしまったら、戻ってくることができません。
つまり、死後どうなってしまうのかについては、知るすべがなかったんです。
ところがヘミシンクを使えば自分が死ぬことなく死後世界を体験できるという。
特別な才能もいらない、ただヘッドホンで音を聴くだけ。
本当かどうか、自分で確かめるしかない!
私はヘミシンクのセミナーに参加する決心をします。
1回だけ参加してみよう、それでなにも体験できなければすっぱり諦めよう。
そんな気持ちでセミナーを受けたのが、もう10年以上前です。
果たしてどうだったのか?
これがわずかではありますが、体験できちゃったんです。
これは面白い、と思いました。
その日からほぼ毎日、ヘミシンクを聴いています。
ヘミシンクでなにが変わったか
もちろん、毎回凄い体験ができるわけではありません。
何も体験できず、聴きながら寝てしまうこともしばしば(笑)
ですがそんな中にも、自分でもビックリするような体験をすることもあります。
そうした体験を通して、いまでは死後の世界がちゃんとあることも、自分が何度となく生まれ変わってきていることも、そしてそうした体験が「いまの自分」にどう影響しているのかも分かっています。
それにより、なにが変わったか?
死の恐怖が完全になくなりました。
死は無ではない、死はすべての終わりではないということを、理屈ではなく体験として分かったことで、若いころあんなに怖かった死が、いまでは全く怖くなくなったんですね。
じゃあ、死後、意識はどうなるのか?
結局のところ、死後の意識はどうなる?
意識は肉体を離れ、物質の存在しない世界(死後世界)へと移行します。
死後世界は物質が存在しない、いわゆる非物質世界ですから、物質世界を支配する物理法則から完全に解放されています。
そこは時空を超えた世界です。
過去も現在も未来もない・・・というより、それらが渾然一体となっている世界です。
そしてすべての意識はつながっており、互いになにを考えているのかはすべてお見通しですから、争うこともありません。
そういう意味では、物質世界に存在するスリリングな刺激とは無縁の世界ともいえます。
それが良いとか悪いとか、そういう話ではなく、死後世界とはそういうところなんだということです。
肉体を離れた意識はここで、次の人生のための準備をします。
今までの人生で得られた体験や気付きをもとに、次の人生でのテーマを決めます。
そしてそのテーマに最も適した時代、国、両親、人間関係などを選んで、生まれていくんです。
ここで疑問が出てきます。
死後世界で過ごす期間、つまり生まれ変わるまでの期間ってどのくらいなんだろう?
これについては以下の記事で詳しく説明していますので、そちらも併せてお読みくださいね。
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生まれ変わりの期間について。死後どのくらいなんだろう?
結局のところ
今回は、死んだらどうなるのか、そして死後の意識はどうなるのか、について詳しく説明してきました。
人間、死んだらそれでおしまいということではないんですね。
そしてそれを生きたまま、安全に体験することができるヘミシンクについても紹介しました。
ヘミシンクについての詳細は、以下の記事を併せてお読みくださいね。
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ヘミシンクとは。聞き慣れない言葉だけどどのようなものだろう?
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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