ハイヤーセルフに繋がるとどうなる?
ハイヤーセルフという言葉にはなぜか怪しい連中が群がって来がちなようですね。
最近ネットで横行しているスピリチュアル詐欺はこの「ハイヤーセルフ」という言葉がお好きなようで、ことあるごとにハイヤーセルフがぁー、と言っています。
この「スピリチュアル詐欺」に関しては、以下の記事で詳しく説明していますので騙される前にしっかりと読んでおきましょう。
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ハイヤーセルフって怪しいと思っている人が多いが、実際に繋がってメッセージを受け取ってみると
今回はこのハイヤーセルフについての正しい知識と、実際に繋がるとどうなるのか、またその方法について詳しく説明していきたいと思います。
そもそもハイヤーセルフとは?
まず、あなたはハイヤーセルフという言葉の意味を正確に知っていますか?
同じスピリチュアルの世界でもハイヤーセルフという言葉の意味するところが微妙に異なることがありますから、ここではハイヤーセルフについて明確に定義しておきたいと思います。
ハイヤーセルフとは、自分が認識していない(気づいていない)自分自身の本質的な意識。
簡単に言えばあなたの潜在意識のことと考えていただいて差し支えありません。
まあこういう書き方をすると反論してくる人もいるかもしれませんが、ハイヤーセルフは決して神がかったようなものではありません。
ハイヤーセルフとはあなたが気づいていないあなた自身
要は「あなた自身」のことをハイヤーセルフと呼ぶわけですが、ちょっとわかりにくいのはあなた自身が認識していない(気づいていない)あなたも含むという点です。
あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、私たち人間は自分の意識の10%程度しか認識できていないということが分かっています(これを顕在意識と呼びます)
残りの90%の意識に関しては、あなた自身は認識していないことになります(これを潜在意識と呼びます)
意識というものは認識できていない部分が大半であり、認識できている部分はほんの1割しかないということなんですね。
で、この認識できていない意識(潜在意識)についてはさまざまなことが言われていますが、スピリチュアルな視点で見ると、ちょっと面白い結論が導かれてくるんですね。
意識はすべてを知覚している
意識というものは「形」がない、つまり物質ではありません。
物質ではないということは、物質のみを対象とした自然科学(物理学、数学、天文学、化学、生物学など)では答えを導くことが出来ない、ということです。
では、意識のように「形のない」ものを対象としているのは何かというと、実はそれがスピリチュアルなんですね。
意識のほかにも、感情や直感、テレパシー、リモートビューイング、死後世界など形のないものは山ほどあります。
そうしたものに関しては自然科学は無力です。
そりゃそうです、だって形がないんですから。
形がなければ現象を観測することも出来ませんしその現象を測定することも出来ませんから、研究のしようがありません。
しかしスピリチュアルはこうした定量的で合理的は確証を求めず経験則をベースに考えますから、こうした形のないものでも研究対象となるわけです。
で、スピリチュアルでは意識は「全てを知覚している」と考えます。
ここで言う全てとは、物質であろうが物質でなかろうがとにかく全てです。
物質の存在する世界を物質世界、物質の存在しない世界を非物質世界と呼ぶならば、意識は物質世界も非物質世界も両方とも知覚しているということです。
ここで問題となるのは、私たちが認識している意識(顕在意識)は目に見えない世界すなわち非物質世界に関しては認識していないということです。
認識できなければ存在することに気づけない・・・存在しないと思い込んでしまう。
しかしあなたが認識できず存在しないと思っていても、非物質世界はちゃんと存在するんです。
意識はそれをちゃんと知覚しているんですよ。
それがあなたの潜在意識に刻まれている「あなたが認識していない(気づいていない)」記憶と言うことです。
これをわかりやすく「自分でも気づいていない、より大いなる自分」ということでハイヤーセルフと呼ぶんですね。
ハイヤーセルフに繋がるとどうなるのか?
あなた自身ですら認識できていない潜在意識=ハイヤーセルフですが、認識できていないのなら存在しないのと変わらないのでは?と思いませんか?
認識できないと書きましたが、より厳密には「ほとんど」認識できない、が正解です。
実は誰でも、ごく希にこのハイヤーセルフの存在を感じることがあるんです。
あなたもハイヤーセルフに繋がったことがあるはず
たとえば、朝おきて会社に行こうとしたとき、別に体調が悪いとかそういうことではなく何となく嫌な感じがしたので午前中半休を取ったとします。
すると、あなたがいつも乗っていた電車が事故を起こしてたくさんの怪我人がでたとニュースでやっていた・・・なんて経験ありませんか?
いわゆる「虫の知らせ」ってやつですが、これってあなたの潜在意識(ハイヤーセルフ)があなたがいつもの電車に乗った場合にどうなるかを知っていて、あなたに警告しているんです。
非物質世界には物質がないため、それに関連した空間とか時間といった概念も存在しないため、物質世界の未来に当たる出来事も垣間見ることが出来てしまうためなんですね。
虫の知らせ以外にも、理由もなく背筋が寒くなるとか、違和感を感じるとか、感じたことあるでしょう?
これらもみんな潜在意識(ハイヤーセルフ)からの働きかけなんですね。
ハイヤーセルフに繋がったときの感覚
こうした経験に代表されるように、ハイヤーセルフと繋がるのって凄く「おぼろげ」なものなんです。
物質世界で誰かに肩をたたれたとか、大声で呼ばれた、みたいな明確な知覚があるわけではありません。
ですから実際にハイヤーセルフと繋がったとしても、カチっと音がしたり「繋がりました」とアナウンスが聞こえたりすることはありません。
ではどうなるのでしょうか?
具体的には、なにかを「思い出した」とか「ひらめいた」あるいは「あ、分かっちゃった」みたいな感覚に近いかもしれません。
あるいは何となく「そう思った」とか「そんな感じがした」とか・・・
要はどれもおぼろげでかすかな感覚です。
そして多くの場合、それらは言葉によるものではなく「非言語」でやってきます。
上で説明した「思い出した」とか「ひらめいた」「分かった」「感じがした」などはすべて、言葉ではないですよね?
一瞬で相当量の情報を「思い出す」「ひらめく」「分かる」「感じる」わけです。
それ以外で多いのはイメージ(映像・画像)が目に浮かぶ、というものです。
これも非言語の情報ですよね。
希に誰かの声というかたちであなたに情報を「語りかける」こともありますが・・・
ハイヤーセルフに繋がると涙が出る?
もうひとつ、ハイヤーセルフに繋がったときに「感情」という形で入ってくることがあります。
なんだかすごく懐かしい感じがして、とか、よく分からないけど涙が止めどなく流れ出てきてしまって、なんて経験をした人も少なくありません。
当然これらには全て意味があるのですが、その意味についてはあなた自身しか分からないことです。
よくスピリチュアル詐欺師がハイヤーセルフリーディングしてあげます、なんて言っているようですが、決して信じてはいけません。
ハイヤーセルフってあなた自身のことですから、それをアカの他人に見てもらうなんてナンセンスだと思いませんか?
あなた自身がハイヤーセルフと繋がって、普段は認識できない潜在意識の情報を引き出すべきことなんです。
他人を頼ってはいけません。
ハイヤーセルフに繋がる方法
ここからはハイヤーセルフと繋がる方法について代表的なものを紹介しますね。
どれがいちばん良いか、という問題ではありません。
人によって「向き不向き」がありますので、あなたに最も合った方法を用いると良いでしょう。
瞑想
最も一般的な方法は「瞑想」です。
瞑想は自分の心を落ち着かせ顕在意識を静かにさせて、潜在意識のかすかな声に耳を傾ける方法です。
瞑想は繰り返せば繰り返すほど深い瞑想状態(これを変性意識状態といいます)に入ることができ、潜在意識にアクセスしやすくなっていきます。
ただし、瞑想は一朝一夕に出来るものではありません。
最初のうちは落ち着こうとすればするほど気が散ってしまい、なかなか心を落ち着けることが出来ないかもしれません。
そこはグッと我慢です。
繰り返すことで徐々にではありますが深い瞑想状態に入れるようになっていきます。
瞑想状態が深まれば深まるほど、ハイヤーセルフと繋がりやすくなります。
音楽
音楽を聴いてリラックスするのも効果的です。
音楽には人の心を揺さぶるものや静かに落ち着かせるもの、あるいは神経を逆なでしてしまうものまでさまざまあります。
市販されているCDにはリラックスすることを目的とした、いわゆるヒーリングミュージックというものがありますが、ソファでくつろいだり寝転んだりして聴くことでかなりリラックスすることが出来ます。
中には特殊なサウンドで変性意識状態へと誘導してくれる音楽もありますので、そういうCDを活用するのも効果的です。
そうしたCDで代表的なものをいくつか紹介しますね。
ヘミシンク
こうした音楽を用いる方法よりもより積極的に深い瞑想状態(変性意識状態)に誘導していくことの出来るツールがあります。
それがアメリカのモンロー研究所が開発したヘミシンクです。
ヘミシンクについては以下の記事で詳しく説明していますので、併せてお呼びくださいね。
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ヘミシンクとは?効果、やり方のコツ、おすすめCDを専門家が解説!
ヘミシンクは特殊な音(ヘミシンク音)をヘッドホンで聴くことで意識を変性意識状態へと誘導するもので、アメリカを中心に世界中でその効果が証明されています。
ヘミシンクの特徴は、繰り返し練習することなく誰でも短期間で深い瞑想状態(変性意識状態)に意識を移行させることが出来る点です。
このため一般的な瞑想のように長い時間と期間をかけて深い瞑想状態へと入っていくという手間がかかりません。
ヘミシンクCDには、こうした深い瞑想状態へと誘導する特殊な音と一緒に日本語の音声によるガイダンスが入っていますので、誰でもそのガイダンスに従って聴くことで深い瞑想状態(変性意識状態)に入って行くことが出来るんです。
ここではハイヤーセルフにコンタクトする目的で制作されたCDを紹介しますね。
ハイヤーセルフへの帰還(Destination: Higher Self!)
講座(ワークショップ・セミナー)
ハイヤーセルフと繋がる方法を教えるセミナーというのもあるようです。
これらに関しては種類も多く私の方でも全てを把握できているわけではありませんので、どれがオススメでどれが危険かをご案内しきれません。
ただ、一つの目安としては「ちゃんとした素性の人がやっている」というのが見分ける際のポイントになるかと思います。
この「ちゃんとした素性」とは、自分が勝手に「私はスピリチュアルカウンセラーです」と言っているだけの人とか、誰からそうしたノウハウを伝授されたかを明確にしていない人はパスした方が良いです。
この世界、自分がスピリチュアルカウンセラーだ、ヒーラーだ、と言ってしまえばそれがまかり通ってしまいますから、本当に怪しい人がウジャウジャいます。
たとえば「私は医者です」と、言うこと自体は誰にでも出来ますが、本当の医者はちゃんと医師の資格を持った人だけです。
ワークショップやセミナーを受ける際にはその人が信用できる資格を持っているかどうかを確認するようにしましょう。
また「この世界をよりよくしたい」みたいな理想ばかり高い人も避けた方が良いでしょう。
なぜならこういう人の多くは自分の想いばかりが先行してしまい、中身が伴ってないからです。
いったいどうすれば世界がよくなるというのでしょう?
人間が意図的に何かをすることで世界が良くなるなんて考えは幻想ですし傲慢です。
私がオススメできるものとしては、ヘミシンクのセミナーは信用して良いです。
アメリカのモンロー研究所が開発したヘミシンクを正しく伝えている、おそらく日本で唯一の組織がアクアヴィジョン・アカデミーですが、ここが信用できるのは全てのトレーナーがモンロー研究所公認のアウトリーチ・トレーナーだということです。
このアウトリーチ・トレーナーという資格はモンロー研究所の厳しい基準と徹底した教育をクリアした者だけが得ることが出来るもので、世界中に数十人、日本には十数人しかいません。
そのうちの9人(2023年9月現在)がアクアヴィジョン・アカデミー所属のトレーナーなんですね。
ヘミシンクは特殊なツールを利用して深い瞑想状態へと誘導する技術ですので、自分でCDを聴くだけでも可能ではありますが、よりしっかりと短期間でハイヤーセルフと繋がりたいという方はこうしたセミナーを活用してみるのもひとつの手です。
結局のところ
今回はハイヤーセルフに繋がるとどうなるのか、そして繋がる方法について説明してきました。
ハイヤーセルフなんて小難しい名前がついているから、さも高尚な者のように感じてしまうかもしれませんが、端的に言ってしまえばあなた自身の潜在意識です。
そこにアクセスすることで、あなたも気づいていないさまざまな情報を得ることが出来るのは確かです。
自分自身で出来ることですから、興味のある方は是非ともチャレンジしてみると良いですね。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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