体外離脱(体脱)を体験した人の多くが、体脱前にカラダの振動を感じています。
振動の感じ方には個人差がありますが、多くの体脱体験者が何らかの形で「振動」を感じています。
なぜ、体外離脱が起きる前触れに「カラダの振動」が起きるのでしょうか?
今回は、体外離脱とカラダの振動との関係性について考えていきたいと思います。
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体外離脱とカラダの振動
まず、体外離脱というとあなたはどのようなイメージを持つでしょうか?
自分のカラダから意識(魂)がズルッと抜け出すこと?
それも体外離脱ですね。
でも体外離脱という言葉が指し示すものって、あなたが思っている以上に広範にわたっているんです。
体外離脱は日常的に起きている?
たとえば、寝ているときに見ている夢。
これも意識が肉体から離れて別の世界(非物質世界)をさまよっているときの記憶の断片、すなわち体外離脱体験です。
ですから、あなたが寝ているときに夢を見ているとすれば、それはあなたが体外離脱しているということです。
また、瞑想している最中になにかを悟ったりする瞬間。
これもそうした(非物質世界の)何らかの情報源に意識がアクセスしている、つまり体外離脱です。
さらに、過去の体験を思い出している瞬間。
これも意識が時間を遡って過去の瞬間に(非物質的に)繋がった状態ですので、体外離脱です。
他にも挙げていけばいくらでも出てきそうでしょ?
なにも肉体からズルッと意識そのものがリアルに抜け出るのだけが体外離脱ってわけじゃないんです。
日常生活の中で毎日繰り返される、ふとした出来事の多くは、何らかの形で体外離脱状態である、といえます。
しかし、あなたはそうした広義の体外離脱を毎日何度となく体験しているにもかかわらず、それを全く意識していませんよね?
それは、そうした出来事ひとつひとつが体外離脱だとは気付いていないからです。
肉体と意識の関係
人間の意識というのは、非物質です。
非物質ということは「形のないもの」です。
形がないとは、個であり全体でもあるということ。
ですから意識は、あなたの肉体に意識の一部を残したまま、別の一部を肉体とはちがったところにもって行くことが出来るんです。
これを「バイロケーション」という言い方で表現することもありますが、こうしたことが可能なのは、肉体と意識がそれぞれ独立した存在であるがゆえです。
肉体は「物質」ですから、いくつもの断片に分割してそれぞれを同時に別々の場所に行かせることは出来ません。
でも意識は「非物質」ですから、肉体と繋がったまま別の場所に行ったり、肉体から完全に分離して自由に宇宙を探索したり等、物理的制約を受けません。
というわけで、体外離脱そのものはけっこう普通のことで、誰もが当たり前に体験していることです。
ときどき、スピリチュアル系のブログなどで「体外離脱は危険である」みたいなことを書いている人がいますが、どうかご安心ください。
体外離脱は決して危険なものなどではありませんから。
人間が肉体と意識からなり、意識は肉体とは独立して肉体と一体化したり分離したりしているのは普通のことなんです。
もしも体外離脱が危険なことなら、夜寝ることも危険ということになってしまいます。
だって、夜寝ているときには、意識は肉体から離れていることが多いから。
仮に意識が肉体から離れたとしても、完全に分離してしまうということはほとんどありません。
私たちの知る、もっともリアルな「体外離脱」は、肉体から意識がほぼすべて「ズルッ」と抜け出ます。
ただし「ほぼすべて」であり「すべて」ではない点に注目してください。
どれだけ意識が肉体から抜け出ようとも、ごくわずかにせよ意識の一部は肉体と繋がっています。
このため、ズルッと抜け出た場合でも、ちゃんと戻るべき肉体は分かります。
ですから何の心配もいりません。
体外離脱の前兆、カラダの振動とは?
さて、もっともリアルな体外離脱では、意識が肉体から抜け出る感覚を体験できます。
まさに「ズルッ」と肉体から抜け出る感覚が分かります。
そして、このもっともリアルな体外離脱が起きるときに、多くの場合カラダの振動を感じるんです。
この振動は人によって感じかがまちまちで、体脱前の振動は必ず「こうなる」とは言い切れません。
例えばある人は体がゆらゆらと水面を漂うようにゆっくりと揺れ始める、といいます。
またある人は、全身が痺れるような微少な振動を感じる、といいます。
私自身の体験談
実は私も過去に何度か体外離脱を体験していますが、私の場合はカラダの内部、中心あたりからかすかな「ぶーーーーん」という感じの振動が起き始めます。
最初はとても微細で朧気な振動なのですが、この振動が徐々に強くなってきます。
ぷーーー・・・ん
という微少な振動から、
ぶーーー・・・ん
ぶぉーーーん
と徐々に振動が強くなっていきます。
そして、さらに振動の揺れ幅が徐々に大きくなっていきます。
パタパタタタタタ・・・
バタバタバタバタバタ・・・
バッタバッタバッタバッタ
と、ものすごい振動に変わっていきます。
そしてその振動とともに、意識が肉体から抜け出ていきます。
私自身の感覚的には、この振動はものすごく大きなものなのですが、実際の肉体が物理的に振動しているわけではありません。
あくまで「非物質のカラダ」が物理的な肉体から遊離していく際に、非物質的な振動を伴うということのようであり、この非物質のカラダの振動を、あたかも肉体が振動しているように感じるんですね。
感じ方はそれぞれですが、体外離脱する際には何らかの振動を感じることは間違いないようです。
私が実際に体外離脱を経験したとき、体脱前のこの「振動」、過去にどこかで感じたことがあることを思い出しました。
それは私がまだ高校生のとき、試験前に徹夜で勉強してヘロヘロになり、明け方近くにベッドに倒れ込んだときのことです。
そのときにこの「カラダの芯から湧き出るような微細な振動」を感じていました。
でもそのときは、それが体外離脱の前兆現象だなんて知るよしもなかったため、ジンジンする体の痺れがただただ不快でした。笑
疲れて眠りに落ちていきそうになると、ジンジンと振動が始まる。
そのままにしていれば、きっとこの振動は徐々に大きくなりやがて体外離脱したのかもしれませんが、このときの私は振動が起きるたびに寝返りを打ったりして振動を遠ざけようとしていました。
今考えれば、勿体ない話です。
なぜ体外離脱前に振動を感じるのか、確かなところは分かっていませんが、振動が体外離脱の前触れであることは間違いありません。
まとめ
今回は、体外離脱と振動について説明してきましたが、いかがでしたか?
体外離脱をまだ体験したことのない人には、今回の説明がいまひとつピンと来ないかもしれませんが、いつかあなたの身にも、微細な振動がやってくるかもしれません。
そのときは怖がらず、冷静に対処してみましょう。
あなたも体外離脱を体験できるかも・・・
というわけで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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