あなたは気付いていますか?
ヘミシンクを否定しているのは科学信奉者だけではないことを。
同じスピリチュアルの世界の中にも、ヘミシンクは危険だからやめておいた方がいい、とか言っている人が多いのには驚きます。
科学信奉者がヘミシンクを否定するのは理解できます。
なぜなら、科学的に「なにも証明できない」から。
語弊を恐れずに言えば、科学の考え方は「証明できないものは存在しない」ですから、ヘミシンクを否定するのは分かりますし、ヘミシンクに限らずスピリチュアル全般を否定しますからそれはそれで「軸がぶれてないな」と思います。笑
ですが、科学的に証明できないという部分ではヘミシンクと何ら変わりない(ヘミシンク以外の)スピリチュアル信者の中には、ヘミシンクを否定する人が少なからずいるんです。
彼らは否定するにとどまらず「危険だ」とまで言及します。
今回は、そうした「ヘミシンクを否定するスピリチュアル」について考えてみたいと思います。
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ヘミシンクの危険性について、それを裏付ける9つの理由について詳しく考える。
根拠のない「ヘミシンク危険論」とは?
ネット検索してみると、ヘミシンクは危険だ、みたいな書き込みが結構な数ヒットしてくるのにびっくりします。
私は米国モンロー研究所公認ヘミシンク・アウトリーチ・トレーナーであり、数多くの方にヘミシンクについて説明し、ヘミシンク体験についてお手伝いするとともに、自分でも日々ヘミシンクを聴いてさまざまな体験をしていますので、この「危険」ということばに「なんで?」と疑問を感じてしまいます。
そしてそういう人たちの多くは他のスピリチュアルにある程度以上の知見をお持ちであり、ご自身でも多かれ少なかれスピリチュアルな体験をしている人たちが多いのです。
科学信奉者がヘミシンクを否定するのはとてもシンプルです。
科学的に「理に叶わないから」
究極的にはこの1点に尽きますから。笑
しかしながら、スピリチュアルを信奉していながら、自分たちの信じる物事はいいがヘミシンクは危険だ、と叫ぶ人に関しては、はっきり言って「意味が分からない」というのが正直な感想です。
どのくらい変なことを言っているのか、否定的な意見の中からいくつか紹介してみましょう。
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ヘミシンクは危険なのか?説得力のある回答をします!
安全だという「保証」がないから「危険」
ある方のブログには「ヘミシンクが安全だという説明が不十分」だと指摘しています。
その方は、ヘミシンクの安全性の説明が
・毎日聴いているがなにも起きないから安全だ
・ヘミシンクに関しての訴訟がないから安全だ
・販売店が安全だと言っているから安全だ
などであり、これは「短絡的で安易で軽率」だと言い切ります。
そして「安易に試した人が誰も知らないところで精神の危機に陥っても気付くことができない」といいます。
そして、ヘミシンクCDの注意書きにある「精神的に不安定な人、鬱状態の方はおやめください」という注意書きだけでは注意換気不足である、といいます。
一見、この方の指摘はもっともらしく聞こえますが、これはかなり極端な論法であることにお気づきですか?
順番に見ていきましょう。
安全性についての説明は「短絡的で安易で軽率」なのか
毎日聴いていてもなにも起きない、訴訟がない、販売店が安全と言っている。
この説明は短絡的でしょうか?
この方は、誰もあずかり知らないところで精神の危機に陥っているケースについては気付くことができない、と言いたいのでしょう。
この意見を100%認めるとしたら、なんと説明する必要があるのでしょうか?
・毎日聴いていてもなにも起きない、訴訟がない、販売店が安全と言っているが、誰も気付かないところでヘミシンクを聴いた人がとんでもないことになっている可能性はゼロではありませんから、厳密にはヘミシンクは安全とはいえません。
とでも説明しますか?
これを認めるとすれば、世の中のすべてのものが危険なものになってしまいますよ?
どんなものだって、本来の目的から外れた場面でなにが起こるかなんて分かりません。
こんなことは当たり前のことであり、それをわざわざ取り上げて「危険だ」という論法には違和感を覚えてしまうのは私だけでしょうか?
簡単に体験できるようになると「自尊心肥大」になるから「危険」
また、ヘミシンクを利用することで、スピリチュアル体験が誰にでも簡単にできてしまうことを取り上げて、そういう体験を容易にできるようになることで自尊心が肥大化する、という方もいます。
この指摘も「なんだかな」という感じです。笑
逆に訊きますが、じゃあ苦労して苦労して、時間をかけてやっとの思いでたどり着いたスピリチュアル体験となにがどう違うのですか?
同じ結果にたどり着くとするならば、時間と労力の違い以外になにが違うのでしょう?
短期間で簡単にスピリチュアル体験ができることの方がいいのではないですか?
お手軽に、簡単にスピリチュアル体験ができる、だから「自分はすごい」と思うことで自尊心が肥大する、ということでしょうか?
それはヘミシンクの問題ではなく、こういう考え方をしてしまう方の問題でしょう。
他のスピリチュアルでは、長年瞑想を繰り返し、努力を重ねることでやっとの思いで「境地」にたどり着くものだ、だからこうしたスピリチュアルな体験は崇高なものなのだ、それをお試し感覚で簡単に体験できちゃったら「天狗」になるだろう。
そんな風に考えているのではないでしょうか。
その発想の根底にこそ、自尊心肥大がある、ということを指摘しておきます。
自己責任という言葉が怖い
ヘミシンクCDの注意書きに以下のような記載があります。
・すでに長期にわたり実績と安全性と有効性が証明されている
・発作・聴覚障害・精神障害の傾向のある人は聴く前に医者に相談して
・不快感を覚えたときは聴くのをやめて
ようやくすれば、安全性が担保されてはいるが100%保証するものではないので、自己責任で聴いてね、ということです。
これが「怖い」というんです。笑
よく考えてみてください。
たとえば車の運転をする際に、注意書きにこう書いてあったらどうでしょう?
・自動車は正しい使い方をすれば安全で快適な乗り物です
・発作・精神障害の傾向のある人は運転しても大丈夫か医者に相談して
・運転していて気分が悪くなったら運転をやめて
車の運転は自己責任で、というだけの注意書きでしょ?
それなのに、ヘミシンクCDに書いてあると「やっぱ危険なんだ、怖い」となってしまうって、おかしいと思いませんか?
これについても、普通のことを大げさに騒ぎ立てる人がいるからそれを鵜呑みにしてしまう人が出てくるわけですが、そうならないためには自分でそれが「どういうことなのか」をしっかりと考えることです。
人の言うことを鵜呑みにするのではなく、自分でしっかりと考えて判断することをおすすめします。
ヘミシンクの危険性については、以下の記事でも詳しく説明していますので併せてお読みくださいね。
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ヘミシンクのブログ、信じてはいけないものに共通する内容とは?
まとめ
今回は、ヘミシンクを危険視するスピリチュアル信者について、いくつか取り上げてみました。
そういう批判を展開する人は、なにが面白くて批判するのでしょう?
確固たる論拠もない理由で危険を煽ってみたり、自らの自尊心肥大をヘミシンクのせいにしてみたり・・・
批判する前に、一度ヘミシンクを試してみれば良いのに・・・と思いますが、ヘミシンクは危険だから試したくないんでしょう。笑
まあ、不幸にもそういう人の意見を目にしてしまい、ヘミシンクを敬遠してしまう人も数多くいるのも事実でしょう。
ですが、ヘミシンクを正しく広めることを生業としている私としては、残念でなりません。
どちらの意見に耳を傾けるか。
それはあなた次第です。
そいうことで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。