ヘミシンクに興味はあるけど、知人から危険だからやめた方がいいと言われた。
こういう人はたくさんいます。
今回は巷でいわれる「ヘミシンクは危険」という「都市伝説」を論破していきたいと思います。
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ヘミシンクの危険性について、それを裏付ける9つの理由について詳しく考える。
なぜヘミシンクは「危険」といわれるのか?
そもそも論から始めましょう。
ヘミシンクを「危険だ」と言っている人たちは、なぜ危険だと言うのでしょうか?
そういうことを言っている人の意見を私もいろいろと調べてみましたが、大きくは次の3つに大別されるようです(もちろん、これ以外にもあるでしょうが、ほとんどはこの3つに分類されると思います)
・知ったかぶり
・挫折者
・一部の宗教家もしくは霊能者
それではひとつずつ見ていきましょう。
知ったかぶりでヘミシンクを「危険」と叫ぶ人たち
3つの中でも、このタイプが最も多いように思います。
彼らに共通しているのは、自分では「ヘミシンクをやったことがない」という点です。
そして、このタイプの人たちは理論的に「あれは危険だ」と言います。
その内容が、ヘミシンクを知らない人たちからすると「もっともらしく」聞こえてしまうので厄介です。
・ヘミシンクは脳波を意図的にコントロールする
・自分で知らないうちに洗脳されているようなものだ
・脳波をいじるため、脳に異常をきたす危険がある
こういう内容を聞くと、なんとなく
「なんだかヤバそうだから、やめておいた方が良いかな・・・」
と思ってしまいますよね。
実際は、ヘミシンクは脳波を「コントロール」するのではなく、特定の意識状態へと「誘導」するだけなので、自分の意思に反して脳波を強制的にコントロールされたり、洗脳されたりすることはありません。
にもかかわらず、上記のように「危険だ」と煽られると、なんとなく本当に危険な気がしてしまいます。
ここではっきりと申し上げておきますが、ヘミシンクを聞くことで脳に異常を来した事例は開発国のアメリカでも、ここ日本でも報告されていませんのでご安心ください。
ひとつたとえ話をしましょう。
そこへ、免許を持っていない友人がやって来てこう言います。「自動車は1トン以上もある鉄のかたまりで、アクセルを踏むだけで時速100キロをこえるスピードが出てしまう。そんなものに乗って道を走るなんて、事故を起こす可能性もあるし危険だからやめた方がいい」この話を聞いたあなたは「友人の言うことももっともだ、免許を取るのはやめよう」と思いましたとさ。。。
普通に読めば、これって笑い話レベルですよね。
でもこのたとえ話、言っていることは間違ってはいませんよね?
自動車は普通の乗用車でも1トン以上あるし、時速100キロを超えるスピードで走ることも出来ます。
そして事故を起こす危険性もあります。
でも、自動車には1トンを超える車体をしっかりと止めるに足る強力なブレーキを備えていますし、制動距離を短くするためにすり減ったタイヤは早めに交換することが義務づけられています。
さらに最近ではドライバーをアシストするための自動ブレーキシステムなども一般的になってきましたし、なによりもそういう事故を未然に防ぐための安全教育を受けないと免許を取ることが出来ません。
アクセルを踏めば100キロを超えるスピードが出るのは事実ですが、細い道や人通りの激しい道では安全を最優先してスピードを落として運転しますよね。
つまり、自動車は100キロを超えるスピードが出るから「危険」ということではないことはお分かりですよね?
もちろん、高速道路では100キロのスピードで走行しても良いわけです。
自動車の性能がどうこうではなく、運転するドライバーがそれを「コントロール」することが出来るため、危険を最小限に抑えることが出来るんですよね。
ヘミシンクもまったく同じことです。
ヘミシンクがあなたの脳波をコントロールするのではなく、あなた自身が意識状態をコントロールしているんです。
ですから、ヘミシンクを聴いている最中でも電話が鳴れば気付きますし、尿意をもよおせばトイレに行くことだって普通に出来ますから。笑
ヘミシンクはあくまで「道案内」に過ぎません。
案内されたとおりに行くかどうかは、あなた自身が自由に決められるんです。
これはヘミシンクを1回でもやったことのある人ならわかりきったことなんですが、危険だ危険だと騒いでいる人たちは「ヘミシンクをやったこと」がないんです。
ですからこんな基本的なことすら知らずに「危険だ」と言っている。笑
こういう人たちの意見は、笑って聞き流しましょう。
ヘミシンクをやったけど体験できずに挫折した人
ヘミシンクをやったことのある人たちは、上記で「危険だ」と騒いでいる知ったかぶりの人たちよりは遙かにマシです。
なぜなら、ヘミシンクが「危険だ」なんて言いませんから。
それはもう自分が「体験済み」なんで、危険がないことも分かっていますからね。
ただ、体験できずにヘミシンクを聴き続けるのを諦めてしまった人たちは、
・あんなものインチキだ!
・なにも体験なんて出来ないぞ!
・金をドブに捨てるようなもんだ!
などと言います。
彼らにとっては、その通りでしょう。
だって、体験できていないのですから。
ヘミシンクに興味を持って、CDを購入し聴き始めたけれど、途中で眠くなって寝てしまうばかりでなにも体験することが出来ない・・・
そんな彼らにとっては、たしかに「CD代、返せ!」って感じかもしれませんね。
でも彼らはひとつ、大きな勘違いをしています。
彼らは「体験できない」のではなく「まだ体験できていない」だけです。
おそらく独学でやっているのでしょう、大切なコツを知らずにひたすら繰り返し聴いているけど・・・なにも起きない(涙)
コツさえ分かれば、体験するのは時間の問題なんですけどね。
一部の宗教家や霊能者がヘミシンクを否定する
なぜ宗教家や霊能者たちがヘミシンクを悪く言うのか?
最初、私もこのことが疑問でした。
だって、同じスピリチュアルを追求する立場なのに、なぜ否定する?
でもよく考えてみれば、当たり前なんですね。
だって、ヘミシンクは教条主義を完全に排除しているからです。
ヘミシンクは、非物質世界を「天国」とか「神の国」とか「霊界」と位置づけて信者を獲得しようとする宗教とは、立場が決定的に異なります。
ある霊能者は、ヘミシンクが繋がる世界は神様の世界とは異なるものだ、と言ったそうですが、私に言わせれば「当たり前」のことです。
宗教ごとに異なる神が存在しますが、そもそも「神」とは人間が作り出した「信仰上の象徴」ですから、ヘミシンクとは「観ている世界」が違います。
ヘミシンクでも、非物質世界の「個を超えた意識」とコンタクトすることが出来ますが、それは特定の宗教の特定の「神」を指しているものではありません。
当然のことながら、各宗教が教えている世界観とは異なったものとなりますので、宗教によっては、あるいは霊能者によってはヘミシンクの世界観を受け入れることが出来ない人もいるのでしょう。
ヘミシンクで体験する世界がその宗教の世界観と異なる場合、それを認めてしまうことで自分たちの宗教そのものを否定してしまうことになる、とでも考えているのでしょうか・・・
だとすれば、なんとも狭量な考えに思えてしまいます。
また、ヘミシンクは意識を拡大していくことで宇宙意識ともコンタクトできてしまいますが、このことをある霊能者は「そもそも神様のいる世界は光に満ちあふれた明るい世界だから、ヘミシンクで観る宇宙のような暗い世界は危ない」とか言ったとか。
もうここまでくると、笑ってしまいます。
明るいとか暗いとか、そういう物質的な発想そのものが、すでにおかしいでしょう。
非物質世界は物質が存在しないのですから、そもそも明るいとか暗いとか、そういう概念そのものが存在しないはずです。
こんなことを真面目に言ってしまう霊能者もさることながら、それを真に受けてヘミシンクが危険だ、と思ってしまう人も、もう少し自分でしっかりと考えた方がいいと思います。
まとめ
今回は、ヘミシンクが危険だ、と大声で叫んでいる巷の人たちについて説明してみましたがいかがだったでしょうか。
そういう人たちに共通しているのは、ヘミシンクのことを「よく知らない」ということです。
よく知りもしないことを、自分の限られた知識だけで否定してしまう。
そういう人たちの意見に耳を傾けるべきか否か、自明ですね。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。