テレパシーって何ですか?
この質問に正確に答えることが出来る人はたくさんいますが、テレパシーがどのようなものかを正確に知っている人はごく限られています。
・あの子を初めて見たとき、なんかビビッと来ちゃって
・なんとなく嫌な感じがする
・ここはすごく居心地が良い
おそらくあなたも、上記のような感覚を持ったことがあるでしょう?
確かにこうした出来事もテレパシーの一種ではありますが、今回はさらにもう一歩踏み込んで、日々の生活で積極的にテレパシーを使っていくことについて説明してみたいと思います。
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そもそもテレパシーとは?
テレパシーとは、簡単に言えば「五感を超えた感覚で何かを知覚する」ことです。
私たちは通常、目で見たり、耳で聞いたり、鼻で嗅いだり、舌で味わったり、手で触ったり、いわゆる五感でものごとを感じ取っています。
しかし、こうした五感からの情報に頼らずにものごとが分かってしまうことってありますよね?
こうした感覚は「理屈では説明できない」ものです。
いくつか例を挙げてみますね。
たまたまいつもより早く家を出たおかげで、会社に遅れずに出勤できた。
家族は夫と息子の3人なので3つ買えばいいのだが、4つ全部買って帰った。
すると家に、息子が友人を連れてきていたため、ケーキが4つあって良かった。
どちらも、事前に何かの情報があっての行動ではないですよね?
特にさしたる理由もなく、そのときたまたまそうした。
その「たまたま」の行動のおかげで事なきを得た・・・みたいな。
でもテレパシーって、実はこんなものなんです。
そんなに大げさなものでも、すごいものでもない。
特別な人だけが持っている能力ではなく、誰もが持っている「普通の」能力なんです。
では、そのテレパシーについて、さらに突っ込んだ説明をしていきましょう。
受動的にテレパシーを捉えると
前章で私は「テレパシーは特別な能力ではなく誰でも持っている普通の能力である」と説明しました。
本ブログをお読みの方の中には、
・誰でも持っているって?
・持ってないよそんな能力!
・誰もが持っているなんて信じられない。
と思っている人もたくさんいらっしゃることでしょう。
まずはその辺から説明していきますね。
自分のテレパシー能力に「気付いていない」理由とは
誰もがテレパシーを持っている、というと多くの人は目で見たり耳で聞いたりするのと同じような知覚が可能だと思ってしまいます。
そうではありません。
ひとつ、たとえ話で説明します。
天気の良い日中に空を見上げると、真っ青な空が広がっています。
それが夕方になり、徐々に日が暮れていくと、真っ青だった空がだんだん暗くなってきますよね?
すると、ポツリポツリと星が瞬きだします。
そして夜になり空が真っ暗になると、たくさんの星が見えるようになります。
テレパシーって、これと同じなんですね。
私たちが起きているとき、目で見たり耳で聞いたり鼻で嗅いだり舌で味わったり手で触ったりしてさまざまな情報を受け取っています。
これら「五感」を通して得られる情報は非常に強力な信号と言えますが、テレパシーはこれら五感からの情報と比べると、遙かに弱い信号なんです。
つまり、昼間も空にはたくさんの星が出ているのに太陽の光線が強すぎて、弱い光で瞬いている星は「太陽の強い光にかき消されて」しまい、気付くことが出来ない・・・
それと同様に、私たちが起きているときは五感からの信号が強すぎて、テレパシーの弱い信号はかき消されて気付かないんです。
昼間は見えなくても星があるのと同様、テレパシーも気付いていなくても「ある」んです。
テレパシーに気付くときって、どんなとき?
それでもときどき、テレパシーに気付くことがあります。
先ほど紹介した「なんとなく」いつもより速い電車に乗ったとか、「なんとなく」家族の人数よりもひとつ多くケーキを買った、なんていう「行動」のきっかけは、テレパシーによるものと考えられます。
お気づきですか?
あなたが「なんとなく」なにかを思ったり感じたりするとき、それってテレパシーによるものなんです。
そうなんです。
ほぼすべての人が、毎日たくさんの「なんとなく」思ったり感じたりすることにより行動しているんです。
それがテレパシーだなんて気付くこともなく。
あなたが気付いていようがいまいが、あなたは毎日テレパシーによって得られた情報に基づいて行動しているんです。
テレパシーをもっと積極的に活用するには
でも、きっとあなたは
テレパシーって、もっとサイキックなイメージが強かったのではないですか?
よくSF映画などで、宇宙人がテレパシーで「言葉によらず直接脳に語りかけてくる」みたいなシーンがありますよね?
なんかそれって、かっこいいな・・・なんて思っていませんでしたか?
要はテレパシーって「非言語交信」なんです。
これも普段から、多くの人が普通にやってますよ。
誰でも普通にやっている「非言語交信」
たとえば、あなたが誰かと話をしているときに、あなたが話しだした話題について相手が「あ、いま私もそのこと話そうと思ってた!」なんてなって「えー、奇遇だね!」とかいいながら盛り上がること、ありますよね?
あれ、会話を始める前にテレパシーで通じ合っていたから起きるんです。
こうした非言語交信って、けっこう普通に起きていると思いませんか?
あと、ふとある女優さんのことが頭に浮かび、テレビをつけるとその女優さんが出ているドラマをやっていたとか。
これもある意味、テレパシーです。
また、電車に乗っているときに、とても美しい女性がいると気持ちが引き寄せられてしまいますよね。笑
そんなとき、別にその女性を見ているわけでもなんでもないのに、あなたから離れようと立っている位置を変えられたりすること、ありませんか?
あれも、あなたの「心の視線」を女性が感じ取った結果だったりします。
どうせならもっと積極的にテレパシーを使おう
ここまで見てきたように、テレパシーって特別なものでもなんでもなく、誰もが普通に使っているものなんです。
だったらもっと積極的に使うことで、毎日がより楽しくなるともいませんか?
普通の人は、いままでそれがテレパシーによるものだと気付いていなかったお陰で、多くの気付きをスルーしてきていると思います。
でも今回、本記事をお読みいただき、テレパシーの正体が分かったことと思います。
だったら普段から繰り返される「なんとなく」に、もっと注意を向けてみてはいかがでしょうか?
それにより、いままでスルーしてしまっていた貴重な情報に、気付くことが出来るようになっていきます。
まとめ
今回は、テレパシーの意味について説明してきました。
テレパシーなんて、なにも特別なものでもなんでもありません。
誰もが持っていて、普通に普段から(それをテレパシーと気付かずに)使っているものなんです。
だったらそれをちゃんとテレパシーと認識して、より積極的に活用することで、これまでとは少し違った人生になるかもしれないですよね?
「なんとなく」は、なんとなくありません。
「気のせい」は、気のせいではありません。
そうした「些細」で「おぼろげ」な出来事に、少し注意を向けるだけで、何かが変わるかもしれません。
試してみる価値はあると思いますが、いかがでしょうか?
というわけで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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