人生のステージが変わる・・・
なんか格好いい感じがしませんか?
あなた自身もこれまでに何度かこの「人生のステージが変わる」瞬間を体験してきているはずです。
そしてこうした「人生のステージが変わる」ことに伴って起きてくる人間関係や体調の変化に戸惑ったこともあるんじゃないでしょうか?
今回は、人生のステージが変わるときに起きてくる様々な変化について解説します。
人生のステージが変わるときに何が起きるのか?
さて、人生のステージが変わるなんて大げさな言い方をしていますが、どんな人でも何度も経験していることなんですね。
それに気づかない人が多いのは2つの理由があるんです。
ひとつは「自分で分かっているステージの変化」であり、もうひとつは「予期しないステージの変化」です。
この2つについて見て行きましょう。
自分で分かっているステージの変化
まず、自分で自分のステージが変化することが予め分かっているものがあります。
たとえば小学校に入学したとか、中学校に進学したとか、就職したとか。
これは日本で生まれ育っていく過程でほぼみんなが同じように通る道ですよね?
多くの人はこうした「予め予定されている」人生のステージ変化を当たり前のことと考え、それが自分にとって人生のステージが変わることだと認識しません。
しかし小学校から中学校に進学すると、交友関係も先生も学ぶ内容も大きく変化します。
それによりあなたのものの見方も考え方も小学校時代とは比べものにならないくらい広がるはずなんです。
あなたが認識していようがいまいが、これらは明らかに人生のステージが変わる瞬間といえるんです。
こうした「事前に起きることが分かっている」出来事の中には、進学とか就職のように時期についてもある程度正確に分かっているものと、結婚とか親との死別のように「きっと起きるんだろうとは感じていても時期までは分からない」ものがあります。
どちらにしても程度の差はあれ起きることに関して心の準備はできるため、自分の人生にある程度折り込んでおくことが出来るという特徴があります。
自分でも予期しないステージの変化
ところが人生には時期はおろか、起きることさえ想定できない出来事が起きてしまうことがあります。
こうした出来事はよくも悪くも想定外ですから、事前に心の準備なんて出来ません。
たとえば自分の不注意で大きな怪我をしてしまうとか、軽はずみに言ったひとことが相手を傷つけてしまい自殺に追い込んでしまったとか・・・
まあこうした出来事は事前に想定できないのは当たり前で、想定できれば何らかの「備え」が出来るはずなんです。
逆を言えば「備える」ことが出来れば、その出来事自体が起きないんですけどね。笑
想定外の出来事だけに、起きてしまうと様々な意味であなたの人生のステージは大きく変わってしまうことでしょう。
事前の準備が不能なだけに、起きてしまうまで準備することすら出来ません。
ただ、だれの人生にも多かれ少なかれこうした予期しない人生のステージ変化は起きます。
人生のステージ変化に伴う人間関係の変化
さて、人生のステージが変わるときにいったい何が起きるのでしょうか?
間違いなく起きるのは「人間関係の変化」です。
進学を考えてみましょう。
たとえば高校を卒業して大学に入学すれば、高校時代の友達とは全く別の友人知人がたくさん出来ます。
専門的な勉強も格段に増え、自分自身の将来がよりリアルになってくる時期でもあります。
そういう意味でも高校から大学への進学は、あなたにとっては大きな「人生のステージが変わる」瞬間といえるでしょう。
そして高校から大学に進学することは想定できても、どこの大学に進学するかはかなり曖昧です。
たとえ自分で行きたい大学があったとしても、試験に合格しなければ行くことが出来ません。
結果として希望した大学ではない大学に行くことになるケースも少なくありませんが、ここでもあなたの人生のステージは変わってしまいますよね。
学生から就職する際にも同じことが言えます。
働きたい企業に就職できたとしても、社内の人事異動などで希望しない仕事をする羽目になることも往々にしてあります。
エンジニアとして入社しても、数年後には営業部に異動になっているかも・・・
エンジニアの時には研究だけしていれば良かったのに営業部に異動になった途端、職場の同僚との飲み会やお客さんの接待などで酒を飲む機会が格段に増えてしまうかも知れません。
これだってあなたにとっては人生のステージが変わる瞬間ですよね?
そういう意味ではあなたの人生のステージが変わるときには、間違いなくあなたを取り巻く人間関係が大きく変化します。
もう少し見て行きましょう。
たとえばあなたがまだ幼い頃に両親が事故で他界したとしたら、その瞬間からあなたの人生は大きく変わってしまいますよね?
本来ならご両親があなたを育て上げるはずだったのに、その両親はいません。
両親の親戚があなたの親代わりをするかも知れませんし、身内に誰もあなたを育てられる人がいなければ孤児院に入ることになるかも知れません。
そうなればあなたを取り巻く人間関係は両親が生きていたときとは大きく違ったものになるでしょう。
もうひとつたとえ話。
仕事で失敗して会社に大きな損害を与えてしまうような出来事が起きれば、あなたはその会社にいられなくなるかも知れません。
本来ならその会社に定年までいて、中間管理職くらいにはなれたかも知れなかったのに・・・
あなたは転職活動を余儀なくされます。
当然ですが今までの人間関係はあなたの前から消えてなくなり、全く異なった人間関係があなたを取り巻くことになります。
さらに別の事例として離婚という出来事もあります。
あんなに愛し合って結婚したはずなのに、ひょんなことから二人の歯車が少しずつ狂い始め、気づいたら修復不可能なくらいに二人の思いがずれてしまっていた・・・なんてことは残念ながら珍しいことではありません。
さんざん努力してもふたりの関係が修復できなければ離婚という選択肢しかないかも知れない。
これもあなたにとって大きな変化ですよね?
子供がいれば親権の問題もあるでしょうし、いずれにしても家族というあなたにとって最も身近な人間関係が大きく変わってしまいます。
事ほど左様に、あなたの人生のステージが変わるとき、あなたの周りの人間関係は大きく変化してしまうということです。
人生のステージが変わると体調不良になるって本当?
こうしたさまざまな出来事により、あなたの人生のステージが変わるときに気をつけなければいけないのが体調の変化です。
程度の差はあれ、あなたの身の回りに変化が起きればそれに伴い心身も変化します。
ときにはこの変化に心身が追いつかないことも起きてきます。
その結果、なんとなく体調が思わしくないとか原因不明の体調不良に悩まされることがあります。
こうした変調は肉体的なものだけではありません。
毎日ちゃんと寝ているのになんとなく疲れが抜けないとか、理由もなく常に不安な思いがつきまとうとか・・・
これらの多くはあなたの人生のステージが変わることで、あなたの心がストレスを受けていることが原因です。
あなたが思っている以上に、心というのは目に見えないダメージを受けやすいものなんです。
たとえば会社の事務所移動で職場の雰囲気が変わっただけでも、仕事の効率やあなたの私生活に想像以上の影響が出たりします。
その程度のことでもあなたの心はかんたんに反応してしまうということなんです。
だいぶ昔の話になりますが、私自身の体験談をひとつ紹介しましょう。
高校時代、私は登山部でした。
都立高校だったため冬山とかロッククライミングのような危険を伴う登山はやりませんでしたが、都内からほど近い奥多摩や奥秩父の山はよく行きました。
部活ですから20人程度の集団で山に登ります。
毎回、部長が先頭でペースを作り副部長がしんがりで1列になって登ります。
ハイキングとは異なり、それなりのきつい山登りだったため途中で誰かがバテます。
誰かがバテると不思議なものでそれ以降の山登りがすごく楽になるんです。
バテたやつに「大丈夫か、無理すんな」とか声をかけつつ、内心では自分はバテずに済んだことを喜んでいました。
ある日、秩父の山に登山したときは体調が良くなかったのか私が最初にバテてしまいました。
いつものように他の部員たちが「おい大丈夫か、無理すんな」と私に声をかけてきました。
するととうでしょう、それまで以上に足が前に出なくなってしまったんです。
自分の足とは思えないほどに重く、いくら頑張って歩こうとしても一向に前に進めません。
このとき私は、誰よりも先にバテることで「自分はいちばん弱い」という意識が肉体をも支配してしまうということを知りました。
このとき以来、登山の際には何がなんでも絶対に最初にバテることだけはしないと心に決めました。
心のダメージが肉体に与える力って、あなたが想像しているよりも遥かに大きいんです。
スピリチュアルな視点で見たときの人生のステージ変化とは
こうした人生のステージが変わるときをスピリチュアルな視点で見るとどうなるでしょうか?
スピリチュアルでは「すべての出来事には意味がある」と考えます。
つまり、起きてくる出来事に偶然は存在しないということです。
誰の目から見ても明らかな「大きなステージの変化」はもちろんですが、歩いていて石に躓くといった「ほんの些細な出来事」にもそれなりに意味があるんです。
このように考えると、あなたの人生で起きてくる出来事にはすべて意味があるということになります。
小学校のときにトイレに間に合わずに漏らしてしまったことも、中学生の時に好きな子に告白して振られたことも、高校時代にクラスの誰かをいじめたことも、大学に入って音楽系サークルで初めて楽器を演奏したことも、就職していきなり人事異動で海外赴任したことも・・・なにもかもすべてに意味がある。
ですからあなたの人生のステージが変わるときに起きる出来事にだって、当然意味があるんです。
起きる出来事すべてが偶然ではないならば、何が起きても必然だということです。
ただそれが自分が想定していない出来事だったりして事前に心の準備ができず、対処に戸惑ったりするので、なにか人生に大きな変化が起きたのではないか、なんて思っちゃうわけですね。
でもそれは全くの勘違いですから。
あなただって私だって、生きていれば常に新しいものや出来事に遭遇しています。
そしてそれによって今までにない新しい気づきを得ているんですよ。
それがすごーーーーく些細なこと、たとえばTVで新しい言葉の意味を知ったとか、だと自分が変化したという感覚に乏しいため気付かないだけです。
今まで知らなかった新しい言葉の意味を知って、その言葉を使うことで何かが変わるかもしれませんよ。笑
それだって人生のステージが変わったといえませんか?
とかく私たちは人生のステージが変わるとかいうとものすごく大きなことのように思ってしまいがちですが、変化の規模が違うだけで日々無数に繰り返されている出来事ひとつひとつだって人生のステージが変わっているんです。
人生のステージが変わるときなんて、特別でもなんでもない、日常の一部に過ぎないんです。
結局のところ
今回は人生のステージが変わるときに人間関係の変化や体調不良が起きる理由について説明してきました。
人間はコンサバティブないきものですから、基本的には変化を嫌います。
ですから大きな変化が起きて取り巻く人間関係が変わったりすると心身ともにストレスがかかるんですね。
それにより体調不調になったりする人も数多くいます。
しかしスピリチュアルな視点で見ると、私達が行きていること自体が「変化」といえるため、何が起きても大なり小なりステージが変わっていくわけです。
そういう意味では私達が行きていることそのものが人生のステージの変化なんです。
よくスピリチュアル系のセンセーたちが、人生のステージかわかるときにはリセットが起きるとか変化の兆しを知らせるサインが訪れるとかわけのわからないことを言っていますが、決して信じてはいけません。
先ほど説明したように、私達は行きているだけで常に変化しているんです。
特別なことでもなんでもないんです。
その事を忘れないでくださいね。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。