潜在意識という言葉、今では誰もが普通に使います。
でも、潜在意識って何なのかちゃんとご存じでしょうか?
なんとも掴み所のない潜在意識は全貌がよく分かっていない海のような存在とも言えます。
今回はそんな潜在意識と、潜在意識の海にダイブすることで見えてくる世界、実際のダイブする方法などを解説していきたいと思います。
本稿を読むことであなたのこれまでの常識が覆ってしまうかもしれません。
潜在意識と顕在意識・・・意識について
潜在意識について説明する場合、どうしても避けて通れないのが顕在意識の説明です。
顕在意識は普段あなたが認識している意識そのものですから敢えて説明するまでもないのですが、潜在意識との違いを明確にするために顕在意識との比較で説明していきますね。
違いは認識できるか出来ないか
私たちは目が覚めているとき、さまざまなものを五感を通じて知覚します。
つまり、見たり聴いたり嗅いだり味わったり触ったりすることで、物事を認識し理解します。
こうして物事を知覚し理解し認識し、そのひとつひとつが体験となっていきます。
この体験は記憶として脳に格納され・・・と思っていませんか?
科学的には記憶は脳に格納されるという理解で間違いないのでしょうが、スピリチュアルでは必ずしもそうではないと考えます。
記憶は脳に蓄えられている、というのは嘘?
記憶がすべて脳に格納されているのであれば、あなたが体験したことのない物事は記憶には残っていないはずですよね?
だとしたら、なぜ前世や過去世の記憶を持つ人が存在するのでしょう?
前世とか過去世は、その人が存在しなかった過去の記憶です。
そんな記憶が脳に格納されているのはおかしいと思いませんか?
記憶はアカシックレコードに格納されている
これは記憶が脳に格納されていると考えるがゆえの矛盾です。
前世や過去世の記憶が存在するとしたら、それは自分の体験が脳に格納されているわけではない証拠とも言えます。
では記憶は一体どこに格納されているのでしょうか?
一般的にスピリチュアルでは「全ての記憶が格納されているアカシックレコード」が存在すると考えます。
アカシックレコードとは宇宙開闢以来のすべての出来事の記憶が収められている記憶の格納庫のことです。
現代流に説明すれば巨大なクラウドストレージのようなものですね。
そして私たちの意識はこのアカシックレコードと繋がっていると考えられています。
このアカシックレコードから必要に応じて情報を引き出してきて利用するというわけです。
ただし毎回アカシックレコードにアクセスして情報を引き出すのは効率が悪いため、最近の記憶や頻繁に引き出す記憶に関してはすぐに確認できるように別の「一時格納庫」に仮置きしておきます。
これが「脳」なんですね。
アカシックレコードがクラウド上の巨大なデータベースサーバだとすれば、脳はあなた専用のキャッシュメモリのようなものと言えましょう。
顕在意識はキャッシュメモリ、潜在意識はクラウドサーバ
ここまでの考えを意識に当てはめてみましょう。
当面すぐに、しかも頻繁に使う記憶はあなたの脳に、そして必要に応じて引き出してくる情報はアカシックレコードに、と説明しました。
脳に格納してある情報に関してはあなた自身も認識しており、自分の体験を通して得たものと思っていますよね?
これを「顕在意識」と呼びます。
顕在意識はあなたがその存在を認識しているものです。
ところが意識には「あなた自身が全くといって良いくらい認識できていない」記憶があるんです。
私たちはそれを「潜在意識」と呼んでいます。
この潜在意識には、あなたの体験した記憶だけど些細なことだったり遠い昔の体験だったりして思い出すこともほとんどないものが格納されています。
それだけではありません。
あなたがあなたではなかった頃の記憶・・・前世や過去世の記憶も格納されているんです。
そしてこれらはあなたの脳ではなく、アカシックレコードに格納されているんですね。
つまり潜在意識はこのアカシックレコードに繋がっていて、必要に応じて情報を引き出してくることが出来ると言うことです。
あなたの脳に格納されていないため、普段はそれを認識することはほとんどないんです。
普段は認識できないが時々その片鱗を垣間見せる
ここまでの説明で、潜在意識はアカシックレコードと繋がっており必要に応じて情報を引き出してくることが出来るということがご理解いただけたと思います。
科学で説明しているような「記憶は全て脳にある」という考え方ではありませんが、潜在意識をスピリチュアルに考えることでより多くの現象を説明できることは確かです。
必要に応じて情報を引き出すと説明しましたが、ほとんどの場合「意図しない」きっかけがトリガーとなって潜在意識が働きます。
たとえば海外旅行で行った先のある場所で、妙な既視感(デジャヴ)に襲われることがありますが、それはあなたが過去世でその場所で生活していた記憶をアカシックレコードから引き出してしまったことによるんですね。
あなたは意図しなくても、その場所に行ったことで潜在意識が勝手に発動してしまった結果というわけです。
こういう「ちょっとした」きっかけがさまざまな情報を引き出してくることがあります。
意図的に潜在意識を認識することは可能か
ここでひとつ疑問が生まれませんか?
自分で意図しないきっかけが潜在意識を動かしているのは分かったが、自分で意図して潜在意識に働きかけることは出来るのだろうか?
答えは「イエス」です。
あなたがその気になれば、普段はまったく認識することのない潜在意識にアクセスすることは可能なんです。
ではどうやったらそれが可能なんでしょうか?
潜在意識にダイブするとは?
私たちは普段、認識できているものへのアクセスしかしようとしていません。
つまり脳へのアクセスですね。
でも脳は単なるキャッシュメモリに過ぎませんから、最近の記憶や頻繁に使用する記憶や体験くらいしか格納されていません。
この状態は顕在意識の領域のみを見ているに過ぎません。
潜在意識にアクセスするには、あなたの脳にアクセスするのではなくアカシックレコードにアクセスする必要があるんですね。
これは通常の意識状態では不可能ですから、意識を「通常ではない」状態に持って行く必要があります。
普通ではない意識状態って?
普通ではない意識状態のことを「変性意識状態」と呼びます。
難しい説明は割愛しますが、要はあなたの意識を脳だけに向けるのでなく脳を超えた領域まで拡大していけば良いんです。
脳を超えた領域には何があるのか?
ここまで何度も説明してきたアカシックレコード、すなわち宇宙開闢以来の全ての出来事や記憶が格納された巨大なデータベースです。
あなたの脳を超えたところに拡がっている全ての記憶の格納庫に、あなたの潜在意識も繋がっているんです。
潜在意識を認識することが出来れば、あなたは宇宙開闢以来の全ての情報にアクセスが可能になります。
これってまさに潜在意識の大海原にダイブするようなものですよね?
潜在意識にダイブする方法
でもそれって、どうやったら出来るの?
あなたの脳を超えた領域に意識を拡大させるっていうけど、具体的に何をどうやればそんなことが出来るのでしょう?
最も一般的な方法としては「瞑想」です。
瞑想とは肉体のおしゃべりを静めることで心の声に耳を傾けることといえます。
肉体のおしゃべり、すなわち五感からの情報を静めることで普段は聞こえてこない心の声が聞こえてくる・・・これって意識を拡大させるとも解釈できるんですね。
ですから深い瞑想状態に入ることで潜在意識にダイブすることが可能になります。
ただし瞑想には致命的なデメリットがあります。
それは「一朝一夕には深い瞑想には入れない」ということです。
これは瞑想を試したことのある人なら誰もが体験していることだと思いますが、すぐに気が散ってしまいなかなか深い瞑想状態に至ることが出来ないんです。
ですから瞑想で潜在意識にダイブすることは「可能」でも、簡単にはいかないということです。
では他に方法はないのでしょうか?
実は誰でも比較的簡単に深い瞑想状態に入れるツールがあるんです。
このツールを用いれば、大変な修行をすることなく短期間で深い瞑想状態すなわち潜在意識にダイブできるようになります。
そのツールにつきましては以下の記事を参照してくださいね。
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そこにあるもの
あなたが潜在意識にダイブすることで、いったい何が見えてくるんでしょうか?
本稿の前半で前世や過去世の記憶・体験にアクセスできることを説明しました。
それだけでも凄いことだと思いませんか?
だってあなたがあなたとして生まれてくる前に、別の時代で別の人間として生きていた時の記憶にアクセスできるんですよ?
私自身も潜在意識にダイブすることで、自分の過去世をいくつも見てきました。
そして今の私が抱えるトラウマのいくつかが過去世に起因することも判りました。
その辺について詳しくは拙著にまとめましたので興味のある方はお読みください。
でももっと凄いものがそこにあることに気付いたんです。
潜在意識にダイブすることで見えてくるもの
さきほど、潜在意識はアカシックレコードに繋がっていると説明しました。
そしてアカシックレコードとは宇宙開闢以来の全ての情報だとも説明しましたね?
ということは、あなたが潜在意識にダイブすることで宇宙開闢以来の全ての情報と繋がることが出来るということです。
宇宙開闢以来の全ての情報に繋がったとき、そこに見えてくるものはいったい何なんでしょうか?
ひとことで言ってしまえば「あなたは宇宙そのもの」だという感覚です。
これは言葉で説明してもなかなか理解してもらえないかと思います。
もし興味があるのなら、ご自身で潜在意識にダイブしてみることです。
それ以外にこの感覚を理解する方法はありません。
結局のところ
今回は潜在意識について、潜在意識にダイブすると何が見えるのか、潜在意識にダイブする方法などについて説明してきました。
そもそも私たちの意識自体が形のない非物質なものですから、それを言葉で説明するのには限界があります。
ですから本当に理解したいのであれば、ご自身で体験してみる以外に方法はありません。
ただしラッキーなことに、それを体験するのはそんなに難しいことではないということも説明しました。
あとはあなたがどうするか、です。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。