さまざまな理由からどうしても好きになれない人っていますよね?
聖人君子じゃあるまいし、自分に関わるすべての人を好きになることなんてできません。
嫌いな人は嫌いで良いんです。
良いんですが・・・
出来ることなら嫌いな人のことは忘れてしまいたい、そう思うのになぜかその人のことが頭から離れない・・・
頭の中から振り払おうとすればするほど、その人のことがどんどん浮かんできてしまう。
不快感や怒りとともに。
今回はそんな「嫌いな人が頭から離れない」あなたのために、その心理的要因とスピリチュアルな解決法を解説していきたいと思います。
毎度のことですが、当ブログの内容は他のスピ系ブログとはひと味もふた味も違いますよ。笑
嫌いな人が頭から離れなくなる心理メカニズム
どうして嫌いなのに頭から離れなくなってしまうのでしょうか?
人間って言うのは面白い生き物で、お気に入りのものや人よりも嫌いなものや人の方が印象に強く残ります。
そしてことあるごとにそれを思い出しては「あぁ嫌だ嫌だ、また想い出しちゃった、忌ま忌ましいったらないよまったく」とか愚痴をこぼします。
人間の脳って、何かのイベントで強い刺激を受けるとその出来事や物事、それに関連する人などを深く記憶に刻んでしまいます。
この刻まれた記憶の溝が深ければ深いほど、それを忘れられなくなるんです。
それが良いことでも悪いことでも、インパクトが強い出来事はいつまでも忘れませんよね?
しかしながらいくらインパクトが強い出来事でも、それだけでは記憶に残るだけでいつまでも頭から離れないということはありません。
嫌いな人が頭から離れなくなる法則
実は嫌いな人が頭から離れなくなってしまうためには、以下の3つの要素が必要です。
1.強いインパクト
2.自分が関係している
3.感情的になる
この3つがすべて揃うと、もうほぼ間違いなく頭から離れません。
ひとつ例を挙げてみましょうか。
あなたが道を歩いている時に、前方から歩いてくる人とぶつかってしまったとします。
あ、すいません・・・という間もなく相手はあなたのことを怖い目で睨んでいます。
おい、どこ見て歩いてんだボケェ!
相手の勢いにびっくりしてしまい、そのまま黙っていると、
ブクブク太りやがって、おまえみたいなデブが道を歩いてると迷惑なんだよ!
なんとも酷いことを言い捨てて、相手はそのまま歩いていっちゃいました。
あなたは呆然とその場に立ち尽くし、しばらくして我に返ります。
そして沸々と怒りが湧き上がってきます。
何でアンナ酷いことを言われなきゃならないんだ、オレがいったい何をした?
歩いていてぶつかったのはお互いさまだろう、オレだけが悪いわけじゃないぞ。
その日からしばらくの間、あなたはこの時の出来事を思い出しては怒りが込み上げて来るのでした。
ひとつでも欠けたら意味がない
さて、前章のたとえ話を検証してみましょう。
道を歩いていただけなのにぶつかったことを一方的に自分のせいにされたこの出来事は、一般的には遭遇する可能性のとても低いものといえます。
それだけにあなたにとってはインパクトの強い出来事と言えるでしょう。
そして当然のことながらあなたはこの出来事の当事者ですよね?
さらになんの縁もゆかりもない赤の他人にいきなり怒鳴りつけられ悪口まで言われてしまった理不尽さに怒り爆発ですよね?
つまりこの出来事は先ほど挙げた3つの要素がすべて含まれているんです。
だからこの降って湧いたような出来事によって、見ず知らずの相手に怒り心頭になりそれを何度も思い出してはその時の体験を脳内で再現してしまうんですね。
こうして脳内での再体験を繰り返すことで、ますますこの時の出来事はあなたの記憶に鮮明に深く刻まれていきます。
そしてこの記憶にはこの時の感情も一緒に刻まれますから、ますます厄介です。
頭から離れないのはその人に対する「想い」のせい
先ほどの例では、街中で偶然起こった見ず知らずの人との出来事でしたが、これがあなたの身近な人との間で起きると、あなたの心の中はもっともっとかき乱されてしまいますよね。
これは相手が今まですごく仲の良い友人でも家族でも関係ありません。
一瞬にして相手のことを嫌いになってしまいます。
また、日常で普通に起きている「何気ない」出来事の中にもこうした「爆弾」は潜んでいるんです。
どのようなものがあるのか、いくつか見ていきましょう。
会うと嫌な気持ちになる人
職場でいつも仲良くしている同僚と、毎日一緒にランチに行っているあなた。
食事の後も他愛ないおしゃべりをして昼休みを過ごしますが、ここ最近なんとなく違和感を感じるようになってきました。
何か言い争いをしたとか、意見が対立したとかいうことは全くありません。
ありませんが以前のように楽しく会話を続けられない自分に気付きます。
この違和感の正体はいったいなんなんだろう・・・ここ最近のランチでの出来事を振り返ってみたあなたはあることに気付きます。
それは同僚が口癖のように「俺さぁ・・・」というフレーズを連発していることでした。
何の話をしている時でも「俺さぁ・・・」と自分が主人公の話に持っていってしまう。
あなたが話している時でも「俺さぁ・・・」と行った具合に自分の話にすり替えてしまう。
これはあなたにしてみれば面白くないですよね?
1回1回のインパクトはたいしたことないかもしれませんが、毎回のようにされたらこの「些細な」インパクトはボディブローのように徐々に効いてきます。
いつしかあなたはこの同僚に会うだけで嫌な気持ちになってしまうのでした。
こういう友人知人、あなたにもひとりやふたり、いるんじゃないですか?
ムカつく人
自分では何もしないで他人を利用するタイプの人、ムカつきますよね?
職場なんかに多いんですが、上司への忖度ばかりが上手くそれが功を奏して出世してしまう人がいます。
上司への忖度も実力のうち・・・かもしれませんが、こうした「実力」は上司にはウケても部下からはすこぶる評判が悪い。笑
そりゃそうです、仕事上の実績が評価されたわけではありませんから部下に対して「経験からのアドバイス」なんて全く出来ません。
偉そうに踏んぞりかえり「やれ」と命令口調で言うばかり。
ムカつきますよね。
でも相手は上司、言っていることが間違っていない限り簡単には逆らえません。
関わりたくないのに絡んでくる人
本人は気付いていないのか、気付いていても気にしないのか、気にならないのか、いずれにしても周りのみんなから嫌われている人っていますよね?
当然あなたもその人のことが嫌いです。
でもなぜかその人はあなたのことが大好き。笑
事あるごとにあなたにまつわりついてきます。
あなたはそれが嫌で仕方がないんですが、あなたも大人です。
無下に相手に辛く当たることも出来ませんよね。
こういう人ですから、あなたが多少辛く当たったとしても気にも留めず延々とあなたに絡みついてきます。
あなたとしては関わりたくないと思っているけれど、うーん困った。
こういう人、あなたの周りにいませんか?
頭から離れないときのスピリチュアルな対処法
嫌いな人と関わりたくないと思っても、なかなかうまくいかないのが世の中なんですよね。笑
はっきり言って、物理的に嫌いな人がいなくなるということはあまり期待できません。
であれば考え方を変えてみるしかありません。
その方法をスピリチュアルに考えてみましょう。
まず、嫌いにも関わらずあなたの頭から離れない理由を考えてみますね。
スピリチュアルな視点で言うと「類は友を呼ぶ」という法則があります。
これは「似たものは引き寄せあう」という引き寄せの法則にも関連するんですが、要はあなたと相手のもつ波動が「共鳴」しているため引き寄せあっているんですね。
たとえばAさんとBさんから全く同じことを言われたとしても、Aさんの言うことは素直に受け入れられるのにBさんに言われると何だかイラッとする・・・なんてことありませんか?
これ、あなたとAさんは「好意」の部分で波動共鳴しており、Bさんとは「不快」の部分で波動共鳴しているといえます。
不快な部分で共鳴してしまうと、時間が経っても不快なことがあるごとに思い出してしまうんです。
ですからスピリチュアルな視点で考えると「不快な部分で共鳴しない」ようにすれば良いわけです。
エネルギー変換してしまう
実はこれ、すごく簡単なことなんですよ。
あなたが嫌いで頭から離れない人や出来事がある場合、そのもののエネルギーを変えてしまえばいいんです。
これはメンタルツールという「想像上の道具」を使います。
どんなものでもいいのですが、箱を想像してください。
大きさや形などは自由です。
宝箱のようなものでもミカン箱のようなものでも何でもいいです。
あなたの好きな箱を自由に想像してください。
そして頭から離れない人や出来事を、その箱にしまい込んでください。
あ、実際にしまい込むんじゃないですよ、しまい込むと想像するだけでいいですから。
そしてその箱にしまい込むことで、次に取り出すときにはまるで違ったものに変化していると想像してください。
想像しましたか?
あとは箱の中からしまい込んだ人や出来事を取り出すだけです。
しまい込む前としまい込んで取り出した後ではエネルギー状態が変化していますから、あなたとの関係性も変化していくようになります。
え、そんな勝手な想像をするだけで変化するわけないじゃん。笑
と思うかもしれませんが、想像ってあなたが思っているよりはるかにパワフルですから。
実はこの方法は相手のエネルギー状態が変化するのではなく、あなたの「相手に対するエネルギー」が変化するのがポイントです。
あなたの思いが変化することで、その人との関係性が徐々に変化していくんです。
それにより結果として嫌いな人が去っていったり離れていったり関わりが少なくなっていったりするんです。
結局のところ
今回は、嫌いな人が頭から離れない場合のスピリチュアルな対処法について説明してきました。
あなた側の思いを変化させることで、その人との関係性が変化していくことがご理解いただけましたでしょうか?
これは相手を変えるわけではないため、あなた次第で簡単に実行できる点がメリットです。
想像するだけで効果があるの?
と半信半疑かもしれませんが、この方法は数多くの人が実践しており効果も十分に証明済みです。
仮に効果がなかったとしても、今以上に悪くなるわけではありませんから気軽に試してみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。