あの人さえいなければ・・・
ついそう思ってしまう人っていますよね。
あなたに限らず人間なら誰しも嫌いな人はいるものです。
出来ることなら関わりたくない、願わくば自分の目の前から消えてくれたら良いのにと思う相手がいることは、別に悪いことではありません。
むしろ人間として「当たり前のこと」です。
そして不思議なことにあなたがその人のことを嫌っていると、いつの間にかあなたの目の前からいなくなってしまう・・・そんな経験をした人も多いことでしょう。
でも、なぜあなたが嫌っている人があなたの目の前からいなくなってしまうのでしょうか?
今回は「嫌いな人が去っていく」理由について、スピリチュアルな視点から説明していきたいと思います。
ただし、他のスピリチュアル系サイトとは内容がぜんぜん違いますよ。笑
そのへんのところを覚悟の上、以下をお読みくださいね。
嫌いな人の存在はカルマなのか
いかがわしいスピリチュアル系サイトでは「嫌いな人の存在はあなたのカルマに関係します」とか言います。
なんだその宗教臭い言い方は。
カルマについてよく分からない人は、何だか知らないけど不安になりますよね。
そもそもカルマとは「因果応報」のことで、あなたがしたことが巡り巡ってあなたに戻ってくるという意味で、これは当たり前のことなんです。
でも「嫌いな人の存在はあなたのカルマに関係する」なんて言われると、なにか自分にとんでもない災いが降りかかってくるような気がしてきませんか?
しかし、カルマ(因果応報)というのは何もそんなに仰々しいものでもなんでもなく、科学的にも説明のつく現象に過ぎません。
笑っちゃうくらいの与太話なのに信じるの?
多くのスピリチュアル系サイトでは、笑っちゃうくらい意味のないことを「さも意味ありげに」説明します。
そして多くの人はその説明にコロッと欺されます。笑
たとえばあなたが歩きながらバナナを食べていて、バナナの皮を道に投げ捨てたとします。
そしてどこかの誰かがそのバナナの皮を踏んで、滑って転んで怪我をします。
あなたが捨てたバナナの皮が原因で、見ず知らずの誰かさんが怪我をする。
あなたは誰かさんがバナナの皮で滑って怪我をしたことを知らないし、誰かさんもあなたがバナナの皮を捨てたことを知らない。
つまり原因と結果に合理的な関連がないわけです。
そしてそれから数年後、あなたが交差点を渡っているときに信号を無視した車があなた目がけて突っ込んできて、あなたは足の骨を骨折する大怪我を負います。
いいですか?
スピリチュアルの偽物たちは、この一連の出来事が無関係ではないと説明するんです。
あなたが道にバナナの皮を捨てたことが、巡り巡って交通事故につながった・・・と。
アホでしょ。笑
どう考えてもバナナの皮を捨てたことと交通事故にあったことはなんの因果関係もありません。
こんなのサイエンスだスピリチュアルだと騒ぎ立てる以前の問題ですよ?
このたとえ話を前提に、次の話を考えてみてください。
嫌いな人の存在はカルマに関係するという説明の大ウソ
スピリチュアルのニセ者たちは言います。
「嫌いな人の存在はあなたが過去に、もしかしたら現世ではなく前世・過去世にその人になにか悪いことをした報いとして起きている。
これはあなたのカルマに関係することなのでその人との関係性をしっかりと解決しない限り消えることはない。
カルマを解消する意味も込めて、嫌いな人としっかりと向き合いましょう、それが結果的にあなたの魂の成長にもつながることですから」
なんて言われて、信じてしまう人が多いことに私は少なからず驚きを隠せません。
あなたの目の前にいる人が嫌いなことと、あなたが過去にしでかした悪行が、どうしたら繋がるんでしょう?
この論法、先ほどのバナナの皮と交通事故の話と変わりませんよね。
こんなデタラメな説明を認めてしまうなら、どんなことだって「アリ」になってしまうでしょう?
例えば、結婚を約束した彼が浮気していたことが判ったとしましょう。
でもそれはあなたが前世でその婚約者を裏切ったことがあるからだ、なんて説明だって成り立ってしまいますよね?
そうか、私が悪かったのね、じゃ許しましょう・・・ってなりますか?
アホですか?
でもスピリチュアル系のサイトでは、このような説明を平気な顔をして当たり前のようにしていますよね?
いくらスピリチュアルでも、これはひどすぎますよ。
あなたは前世で本当にその婚約者を裏切ったんですか?
確かめようがないですよね?
そんなことを言っている人を、なぜあなたは信じることが出来るんですか?
いい加減、目を覚ましましょう。
そもそもカルマなんて存在しませんからね。
因果応報という考え方だって、人間が勝手に考えた理屈に過ぎません。
やったことは返ってくるなんて、直接的なことに関しては成り立つかもしれませんが、間接的にはまったく成り立たないことです。
いいですか、宇宙には善もなければ悪もありません。
光もなければ闇もありません。
時間もなければ空間もありません。
ですから因果もなければ応報もないんです。
カルマとか因果応報とか言っている人たちを決して信じてはいけません。
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ではなぜ嫌いな人はいるのか
ではなぜあなたは、好きな人と嫌いな人がいるのでしょうか?
答えはとてもシンプルです。
あなたと波長が合うか合わないか、これだけです。
波長が合えば、何をしていても楽しいし一緒にいても疲れることはありません。
しかし波長が合わないと、あなたと相手は不協和音を奏でてしまいます。
何をしても愉快ではない音が出てしまうし、そういう状況で長い時間一緒にいると心身ともに疲れ果ててしまいます。
そんな相手とは、出来ることなら一緒にいたくないですよね?
これがあなたにとっての「嫌いな人」の正体です。
嫌いな人が去っていくおまじないは果たして有効か?
さて、嫌いな人の正体がわかったところでどうしたら嫌いな人とオサラバ出来るのでしょう?
よく、おまじないを唱えると嫌いな人はあなたのもとから去っていきます、とか
嫌いな人がいなくなる画像をスマホの待ち受け画面にするといいです、とか言っている人がいますが・・・
オイオイ!
いい加減にしなさい、って感じです。笑
これも全部、デタラメですからね。
先ほど説明しましたよね、嫌いな人の正体はあなたと波長の合わない人だって。
波長が合わないままで、いくらおまじないを唱えたところでなんの効果もありませんから。
待ち受け画面にどんなにご利益のある画像を設定したって、あなたと嫌いな人の波長がズレまくっている限り効果はないでしょう。
ではどうしたら嫌いな人と縁を切ることが出来るのでしょうか?
嫌いな人が去っていく効果的な方法とは?
実は嫌いな人と縁を切る方法って、案外簡単なんです。
それは「嫌いな人に意識を向けないこと」です。
とても不思議なんですが、多くの人は「あの人のこと嫌い」とか言いながらいつもその嫌いな人のことを考えているんですよ。
ことあるごとに「昨日もあの人にこんな事言われた、ホント嫌い!」とかグチってるんですね。
つまり、嫌いなくせにその人のことが頭から離れない状態なんです。
これってどうしてそうなるかと言うと、あなたがその人のことを「嫌い」なことを確認したいんですよ。
だからよせばいいのに関わっては「今日もあの人に・・・」って。笑
本当に嫌いなら、まずはその人のことを忘れることです。
忘れられないまでも、あなたの意識から少しでも長い時間その人のことを追い出してしまうことです。
そのために、その人とは関連のない友人と過ごす時間を増やすとか、映画を見たりお気に入りの音楽を聴いたりして気を紛らすことです。
とはいうものの、嫌いな相手が職場の上司や同僚もしくは家族だったりすると、嫌が上でも接する必要がありますよね?
そんなときは「気にしない」こと。
いいですか、その人なんてあなたにとって「取るに足らない」相手なんですから、何を言われようがされようが気にしないことです。
物理的な距離を取るのが難しい相手でも、気持ちの距離を取ることは可能です。
そうやってその人との距離を取るようにしているうちに、その人とあなたとは波長が混ざり合わなくなっていきます。
近くにいるから音が混ざるんです、波長が合わなければ嫌な和音が響くことになる。
だったら距離を取りましょう。
離れれば音が混ざり合うことはありません。
その分、あなたと波長の合う人と過ごす時間をすやすことで、嫌いな人とはさらに離れていくことになります。
私もサラリーマン時代、すごく嫌いなヤツがいましたが、そいつのことを考えるだけで不愉快になるのでいっさい無視することにしました。
仕事上どうしても関わらなければいけない場面では、仕事のこと以外に関しては完全に心を閉ざして接しました。
そうするうちに不思議とそいつのことが大して気にならなくなっていきました。
それから1年くらいした頃でしょうか、そいつは人事異動で別の部署に移っていきました。
そうなんです。
嫌いな人とは極力交わらないようにするとこで、不思議と物理的にも離れてしまうことがあるんです。
気にしない。
これだけ徹底することで、あなたは嫌いな人と縁を切ることができます。
結局のところ
今回は、嫌いな人が去っていくスピリチュアルな理由について説明しました。
要は「交わらない」ことです。
物理的に交わらないのが困難なら、意識の面でガッチリとブロックすることです。
それさえやっていれば、遅かれ早かれ嫌いな人はあなたのもとから消えていきます。
因果応報とかカルマとか、いっさい関係ありませんからね!
もしあなたに「それはあなたのカルマに関係しています」とか言ってくるスピリチュアルのセンセーとかがいたら、次のように言ってあげましょう。
「あなたのような偽物が私に寄ってきたのもカルマが関係してるんでしょうかぁ」
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。