
少し、常識外れな問いから始めさせてください。
過去に生まれ変わる、ということは本当にあり得るのでしょうか?
私たちが生きるこの物質世界では、時間は常に一方向に流れています。過去から現在へ、現在から未来へ。宇宙も、生命も、歴史も——すべては「前へ前へ」と進んでいく。それが私たちの常識です。
だとすれば、「過去に生まれ変わる」という発想は、その常識を根底から引っくり返すものです。
時間を逆行して生まれ変わるなんて、論理が完全に破綻している——そう感じるのは、ごく自然なことかもしれません。
でも、もしかしたら、その常識そのものが「物質世界だけに通用するルール」である可能性があるとしたら、どうでしょうか?
今回は、過去への生まれ変わりが本当にあり得るのかについて、じっくり考えてみたいと思います。
生まれ変わりを考える上での大前提とは?
まず、議論が発散しないように今回の前提を決めておきたいと思います。
今回の大前提は「生まれ変わりが存在すること」です。
そもそも生まれ変わりが本当にあるのかという議論は今回のテーマではありませんので、別の記事に譲りたいと思います。
生まれ変わりを考えた場合、意識(心、魂などさまざまな表現がありますが、ここでは「意識」という表現で統一します)は複数の肉体でそれぞれ生きることになります。
肉体ごとに個別の人生、でも意識はひとつ
肉体ごとにひとつの人生。
たとえば、江戸時代には土佐藩の藩士として生き、20世紀初頭にはイギリスで一般家庭に暮らす女性として生き、現在はアフリカのある国で革命家として生きている——そんな形です。
ある肉体での人生が終わると(つまり死ぬと)、意識は肉体を離れ、次の肉体で生まれ変わるための準備をします。
こうした準備をする、意識だけで生きる期間を「中間世」と呼びます。
中間世において、人は今まで送ってきた人生を振り返ります。
当初決めておいた人生のテーマはしっかりとクリアできたのか?そこから何を学んだのか?
そうしたことを踏まえて、次の人生のテーマを決めていくとされています。
そしてそのテーマを全うするために最適な形で、再び生まれるわけです。
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中間世とは
さて、人生のテーマを決めて生まれ変わるとすると、時系列に沿って生まれ変わるのでは?と思うかもしれません。
ここで、中間世について考えてみます。
中間世では、意識は意識のみで存在しますから、非物質です。
非物質ということは、物質をがんじがらめに束縛している物理法則の影響を受けないということです。
つまり、中間世は時空を超えた状態だと考えられています。
時空を超えた状態ですから、場所とか時間という概念がありません。生まれ変わるまでは時間も空間も関係ないのです。
ですから、江戸時代に土佐藩士として生きた人生の次に、20世紀のイギリスで女性として生きる——そんなことが可能になるわけです。
ただしそこには、今までの人生の学びと次の人生のテーマが存在します。
たとえば、土佐藩士として権力の中で生きた人生で「おのれを全うする」ことをテーマとして生きたが故に、多くの人の命をないがしろにしてしまった。だから次の人生では命の大切さについてしっかり学びたい。そのために愛情豊かな女性として生きることを選ぶ——そんな形です。
次の人生のテーマによっては、生まれ変わる国・地域・経済状態・性別・健康状態などを自由に選べるとされています。
そうして選べる項目のひとつに、「時代」も含まれると考えられています。
たとえば、科学者として最先端の研究に没頭した人生を送った人が、次の人生では人間性に重点を置いた生き方がしたいと思い、科学などという言葉すら存在しない石器時代に生まれ変わることを選ぶ——そんなことも、あり得るかもしれません。
過去に生まれ変われるとしたら、歴史が変わってしまうのでは?
ここで、当然こんな疑問が浮かぶかもしれません。
過去に生まれ変われるとしたら、歴史が変わってしまうのでは?
たとえば自分が幕末の時代に生まれ変わり、坂本龍馬の暗殺を食い止めてしまったとしたら、今の日本は全く違うものになってしまうのでは——?
結論から言えば、そうはならないと考えられています。
なぜでしょうか。
今の私たちは肉体を持って生きていますから、物理法則の下で生き、考えています。当然のことながら時間を遡ることは(タイムマシンでも発明されない限り)不可能です。
しかし、意識は非物質ですから物理法則には拘束されない——とここまでは説明した通りです。
では、なぜ歴史が変わらないのか。
過去に生まれ変わった段階では、前の人生の記憶を消去して生まれます。その時代を「初めて体験する」わけです。
つまり、坂本龍馬がいつどこで暗殺されるかといった情報は、いっさい知ることなくその時代を生きます。ですから、意図的に歴史を変えるような行動をとることは、原理的にできないのです。
もうひとつ、誤解のないようにお伝えしておきます。
生まれ変わった時代が「過去」だったとすれば、今の自分にとっての来世は「すでに起きたこと」です。
自分の来世を含めて、今の自分にとってはすでに過去の出来事。
だから、ある日突然、歴史が変わってしまうようなことは起きない——そう考えられています。
少し分かりにくいかもしれませんね。
意識が存在する「非物質世界」とは、過去も現在も未来もすべてが同時に存在する場所なのだと考えると、少し腑に落ちてくるかもしれません。
だから未来から過去へも、意識は自由に生まれ変われるとされているのです。
ヘミシンクの過去世探索という体験
余談になりますが、私自身もヘミシンクの過去世探索セッションを通じて、この「時代を越えた生まれ変わり」というテーマに個人的に触れたことがあります。
そこで垣間見た体験については、以下の記事で詳しく書いていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
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ヘミシンク完全ガイド:他のスピリチュアルと違う”体験の力”とは?
まとめ
今回は、過去への生まれ変わりについて考えてきました。
物質世界の常識から見れば、「時間を逆行して生まれ変わる」という発想は確かに奇妙に映ります。でも、意識が非物質であるという前提に立つと、時間も空間も関係ない——という世界観が見えてきます。
物理を学んできた私たちにとって、こうした考え方はこれまでの常識を揺さぶるものかもしれません。理解するのに時間がかかっても、それは当然のことだと思います。
今回の説明を納得するも否定するも、あなたの自由です。
ひとつの見方として、心の片隅に置いておいていただければ幸いです。
もしこの考え方が本当だとしたら——あなたの「今の人生」は、どんな意味を持っているように感じられますか?
免責事項
本記事は筆者の個人的な見解およびスピリチュアルな視点をもとに構成されています。記事内でご紹介している内容は、特定の宗教や思想を強制するものではなく、読者の皆さまがご自身の感性と照らし合わせながら自由に受け取っていただくことを意図しています。あくまで「こうした見方もある」という一つの視点としてお読みください。
筆者プロフィール
Hiro(Hemi-Sync®認定トレーナー)
2008年よりヘミシンクを本格的に探究し、意識の拡張や内的成長をテーマに継続的に実践。ヘミシンク公認トレーナーとして、Aqua-Vision Academy(日本語公式パートナー)を通じて、これまでに延べ1,000名以上の参加者にプログラムを提供・ガイドしてきた実績を持つ。現在は、スピリチュアルや意識の世界を探究するブログを複数運営中。専門知識と体験に基づいた、初心者にもやさしい情報発信をモットーに、誰もが自分の内なる声とつながるきっかけづくりをサポートしている。


