何をしても楽しくない・・・
自分が恵まれていないとか
やりたいことが出来ないとか
そういうことではないのだけれど。
でもなんとなく面白くない毎日が延々と続いている。
もっとワクワクするような毎日が送りたいのに。
私の人生、いつからこんな風になっちゃったんだろう・・・
それにはちゃんとした原因があるんです。
今回は、何をしても楽しくないと感じてしまう原因とその対処法をスピリチュアルな視点から探っていきたいと思います。
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何をしても楽しくないと感じる人が増えている
最近、こうした「何をしても楽しくない」という人が増えてきています。
それも特定の年代に限って多いということではなく、10代から50代にかけて全体的に増えてきているんです。
もちろん、それぞれの年代ごとにその理由は異なっているのですが、表面に現れてくる症状としてはどの年代もよく似ています。
いくつか実例を紹介していきますね。
イライラする
主婦のAさんはとても優しくて素敵なご主人がいるにもかかわらず、そのご主人にイライラしてしまいます。
ご主人が自分のことを気にかけてくれればくれるほどイライラする。
これといった理由も原因も思い当たらないため、どうすればいいのか分からない・・・
また、中堅社員のBさんは毎日忙しく過ごしていますが、そんな毎日にイライラしてしまいます。
会社から期待もされているし、仕事のやりがいもある・・・にもかかわらずなんとなくイライラする。
同僚と飲みに行っても楽しくないし、家に帰ってお笑い番組を見ても笑えない。
少し前までは腹が捩れるくらい笑えたのに・・・
何もしたくない(無気力)
高校生のCさんは学校が楽しくないと言います。
そろそろ大学進学のことを真剣に考えなくてはいけない時期だというのに、自分の進路を考えるのさえ面倒くさい・・・授業も楽しくないし部活も楽しくない。
友達とは仲良く付き合ってはいるけれど、それすら楽しくないし面倒くさい。
興味が持てない(無関心)
中間管理職のDさんは、最近仕事が楽しくないと感じています。
どうしたら仕事に付加価値が付けられるか、どうしたらお客さんに喜んでもらえるか、若いころはそれこそ寝る間も惜しんで取り組んできた仕事なのに、今ではほとんど興味すら持てなくなってしまった・・・
何でこんな風になってしまったのか、理由が分からない。
疲れる
OLのEさんは女子会に彼氏とのデートにと忙しい毎日を過ごしています。
ところが最近、あんなに楽しかった女子会や彼氏とのデートが妙に疲れると言います。
アフターファイブにお洒落なお店でワイワイやるのも以前ほど楽しめなくなってきてるし、彼氏とデートしていても何となく面白くない・・・こんな毎日、疲れるなぁ・・・
何をしても楽しくないと感じてしまう原因とは?
いくつかの「何をしても楽しくない」実例を見てきましたが、どれも本人にはその原因が思い当たりません。
逆に思い当たる原因が自分で分かっていれば対処のしようがあるのですが、自分で原因が分からなければ対処のしようがありませんよね?
そこで「何をしても楽しくない」と感じる原因について見ていきましょう。
ストレス
最も多い原因は「ストレス」です。
ストレスというと何だかとても悪いもののように思われるかもしれませんが、適度なストレスは張りのある毎日に必要不可欠なものです。
ただ度を超えたストレスを繰り返し受け続けると、人間は心身ともに疲弊してしまいます。
たとえば過重労働が続けばこれは心身双方に大きなストレスとなりますし、上司や親・彼氏などからハラスメントを受け続ければ、メンタルがボロボロになっていくことでしょう。
こうしたストレスは短期的に見ればほとんど目に見える影響はありませんが、過度なものでなくても繰り返し長期間にわたって受け続けると自分でも気付かないうちに心が大きく傷ついてしまう、なんてこともよくあります。
将来への不安(仕事・子育て・老後)
将来への不安も「何をしても楽しくない」と感じる原因となり得ます。
今の仕事をこのまま続けていくことへの不安や、子どもを育てていくことへの不安、老後に関する不安などは、漠然とではあっても常に心のどこかにくすぶり続けるものです。
何をしている時でも、心のどこかにこうした不安があることで楽しめなくなってしまうんですね。
心のブロック
ストレスや将来への不安から「何をしても楽しくない」と感じているのなら、その対処方法は明確です。
ストレスの原因を除去する、将来への不安をなくす。
え、そんなに簡単に言うなって?
確かに対処法そのものは明確でも、それを除去するのは様々な状況が絡み合うため簡単にはいかない場合がほとんどですよね。
しかし場合によっては勇気とパワーを持って行動する必要がある場合もあることは覚えておいてください。
過重労働で心身ともにボロボロならば、転職することを真剣に考えた方がいいですし、ハラスメントが繰り返されるような環境にいるのなら、しかるべき機関に相談する等の検討が必要でしょう。
しかしそうした「明確な原因」がなくても「何をしても楽しくない」と感じることは少なくありません。
その代表的なものが「心のブロック」です。
置かれた環境によって、感情(喜び・怒り・哀しみ・楽しみ)がブロックされている人は珍しくありません。
たとえば親から「外で喧嘩して泣きながら帰ってくるな、みっともない」みたいなことを言われて育てられたとしましょう。
この子は外で喧嘩して泣いてしまったとしても、家に帰るまでに必死で泣き止むよう努力することでしょう。
そして親の前では何事もなかったかのように振る舞うんです。
こうしたことが繰り返されると、いつしか感情そのものが「反応しにくい」状態になっていきます。
その結果、本来は楽しいことや悲しいことがあってもそれを感じにくくなっていくんです。
こうなってしまうと厄介です。
このブロックを解除してやらない限り、こうした感情はなかなか戻ってきません。
これらの原因はカウンセリングで解決できるのか?
じゃあブロック解除はどうすればいいのでしょう?
巷では「スピリチュアルカウンセラー」とか「ヒーラー」みたいな人たちがあなたの心のブロックを解除します、とか言っているのを聞きますよね?
あれって効果あるんでしょうか?
本当に心のブロックは解除されるんでしょうか?
こうしたカウンセリングには一定の効果はあるかもしれません。
あるかもしれませんが、過大な期待は禁物です。
カウンセリングに期待できるのは、あなたの心がどういった理由でブロックされているのか、その一端を気付かせてくれるくらいのものです。
決してカウンセリングそのものがあなたの心のブロックを外してくれるワケではありません。
カウンセラーはあなたと一緒に、あなたがどうして心をブロックしてしまったかを考える手助けをするだけです。
しかもそれすら「本物」のカウンセラーがどうにかこうにか出来るかもしれない・・・というレベルです。
心のブロックの原因に気付けば、そこから先はあなた自身で何とかするしかありません。
スピリチュアルな視点で見た年代別解決法
ここからは各年代ごとにどのようなブロックがあるのかを見ていきましょう。
ここで説明するのはあくまで一般論ですから、すべての人に当てはまるものではありません。
そこは誤解なきようお願いしますね。
何をしても楽しくない10代の心のブロック
10代の多くは学生でしょう。
学校のこと、思春期の心と体のアンバランスから来る情緒不安定、親との関係などがおもな原因と考えられます。
たとえばクラスでいじめられているとか、いじめられるまでではなくてもクラスに溶け込めないとか。
こうした悩みは本人にとっては深刻ですが、先生や友達、親などの「本来頼りたい」人たちは案外無関心だったりします。
また、この年代は周りからの期待に応えようとする意識が高く、親や先生に悩みを相談しにくいケースも多いのが特徴と言えます。
結果として自分の中で感情を押し殺してしまうんです。
それを繰り返しているうちに心のブロックが形成されていきます。
何をしても楽しくない20代の心のブロック
20代になると多くの人は社会に出て新たな環境の中で生活しはじめます。
学生までなら許されたことも、一般社会の中では許されないということも増えていきます。
そういう意味で、大人としての独り立ちをする年代と言えます。
今までとはまったく違ったエキサイティングな出来事も増えますが、一報では想像もしなかったような厳しい出来事も起きてきます。
当然ですがうまくいかないことも多くなるでしょう。
学生時代なら「ごめんなさい」で済んでいたようなことも、社会人となったらそうはいかないことも多々あるでしょう。
自分で蒔いた種は良くも悪くも自分で刈り取る必要があるんです。
こうした現実に素早く順応できる人もいれば、なかなか順応できない人もいます。
順応できない人は失敗を恐れて冒険しなくなっていきます。
冒険しなければ失敗も減りますから、その分平和な毎日が送れることでしょう。
で、そうした平和で変化の乏しい毎日を過ごすうちに、何をしても楽しくないと感じるようになっていくんです。
何をしても楽しくない30代の心のブロック
30代と言えば人生で最も脂ののった時期と言えます。
職場では生人ある仕事を任され、リーダー的なポジションで大きな仕事をこなしていることでしょう。
家庭では家族が出来て、マイホームを持つことを真剣に考えていることでしょう。
このように公私ともに充実している時期ですから、本来ならば何をやっても楽しくてしかたがないのでしょうが、それもその人が置かれている環境によっては重荷になったりすることもあります。
バリバリと仕事をこなすのが良いことで、事なかれ主義的に無難な毎日を過ごすことが悪いこと、という考えは私は賛同できません。
だって人によって向き不向きってあるじゃないですか。
バリバリやるのが向いている人はそうすれば良いし、無難にコツコツと仕事をするのが向いている人はそうすれば良いと思います。
善し悪しの問題ではない。
しかしながら世の中は、目立った人ほど評価されるものです。
そうしたバリバリ路線に向かない人も、それをすることを求められることが多くあります。
逆にバリバリやるのが向いている人が、目立たない仕事をコツコツとこなすような職場に異動したりすることだってありますよね。
どちらも本人にしてみれば辛い毎日になります。
当然ですが本来の自分を押し殺して毎日を過ごすことになりますから、だんだんと何をしても楽しくなくなっていくんですね。
何をしても楽しくない40代の心のブロック
良いことも悪いことも一通り経験してきた40代は、余程のことがない限りちょっとやそっとのことでは動じない「図太さ」を備えています。
そして人生の折り返し地点に立ち、自分の後半人生をリアルに考えるようになる年代とも言えます。
自分が生きてきたこれまでの人生を振り返り、これからの人生設計をし直す人いれば、もはやどうしようもないくらいやり直しがきかない状況に愕然とする人もいます。
自分が生きたかった人生はもっと違ったものだったのに・・・
そう考えても今からやり直しがきくこととどう逆立ちしてもやり直せないことがあります。
残りの人生半分を「こんな筈じゃなかった」という思いを抱きつつ送るとすれば、何をしても楽しめないと感じることでしょう。
何をしても楽しくない50代の心のブロック
そろそろ定年退職が見え隠れしはじめるのが50代です。
それと同時に肉体的な老化が進み、自分でもさまざまな体調不良を自覚しはじめる年代でもあります。
男女ともに更年期による情緒不安定に陥りやすくなりますし、体の無理が利かない状況と相まって老後が暗澹たるもののように感じられる人も少なくありません。
加齢が原因の仕事上のミスも目立ちはじめ、何をやっても自信が持てなくなっていきます。
若いころのように上司に怒鳴られることはなくなりますが、自分よりも若い上司に呆れた顔をされたりすると、怒鳴られる以上に傷ついたりします。
それに高齢化社会による老後の不安がどっと押し寄せ、自分の余生が不安だらけに・・・
そんな状況が続けば、何をしても楽しくないと感じてしまっても無理はありませんよね。
スピリチュアルな対処法とは?
ここまで年代ごとに心のブロックの原因となる背景を見てきました。
背景は違えど、自分の置かれた状況に我慢を強いられ続けることで心にブロックが出来上がってしまうと言うことがご理解頂けましたでしょうか?
こうした心のブロックは、物理的に解除するのは状況によって困難だったりします。
自分に向かない部署に異動になったからってそう簡単に転職するわけにもいかないでしょうし、人生こんな筈じゃなかったと後悔しても20年若返って人生やり直すこともできません。
だから多くの人が自分の人生を「諦め」て、何をしても楽しめなくなっているんです。
でもそんなのって、あんまりだと思いませんか?
なにか解決する方法は無いのでしょうか?
それがスピリチュアルな方法です。
これ、あなたが思っているよりもずっと簡単で効果的です。
その方法をこれから説明しますね。
自分の胸に聴いてみる
今のあなたの置かれている状況は決して偶然の産物ではありません。
すべての出来事が必然として起こり、それが重なって今のあなたの置かれた状況があるんです。
例えそれがあなたにとってどんなに辛い状況だったとしても、今のあなたの状況が「あなたにとってのベスト」なんです。
え、ふざけるなって?
今の私の状況がベストなわけ無いだろう、こんなの不本意以外の何物でもない!
そう思っているかもしれませんね。笑
すべての出来事には意味がある、偶然はない。
一般的にスピリチュアルではこのように考えます。
たまたますれ違いざまに肩がぶつかって喧嘩になる・・・こんなちょっとした出来事でさえ意味のあることだと考えるんです。
喧嘩になることによって、あなたはいったい何を学ぶのでしょう?
それはあなたにしか分からないことです。
でも確実に何かを学ぶ筈なんですよ。
それもあなたの人生にとってきっと役に立つ何かを。
そう考えれば、今のあなたの置かれている状況だって必ず意味があるんです。
そしてその状況からあなたが学ぶべきこと、学ばなければいけないことがあるからこそ、いまあなたはその状況の真っ只中にいるんです。
これは決して偶然なんかじゃない。
だとしたら、あなたはそこから何を学びますか?
自分の胸に手を置いて聴いてみてください。
きっと答えが分かるはずです。
そしてそこからあなたの人生は変わりはじめることでしょう。
まとめ
今回は、何をしても楽しくないと感じる原因とその対処法について説明してきました。
結局のところ、あなたが何かの行動を起こさない限り何も変わりません。
何をどう行動すれば良いのか、それはあなたしか知らないことです。
そしてあなたでさえ、その答えに気付いていないんです。
だから何をしても楽しくないんですよね?
だったらあなた自身に聴いてみるしかありません。
その答えに従って行動していくことで、いつの日か何をしても楽しくてしかたがないと言えるようになることを祈っています。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。