ヘミシンクの体験談って、なんか嘘っぽい・・・
ヘミシンク関連の書籍に書かれている内容はまだしも、ネットに溢れているヘミシンク体験談って天使が出てきたりするものが多くて「どこまで本当なのか」なんとなく信じられない・・・
あんたがブログに書いているその体験談って、単なる妄想だろ?
なんて言いたくなること、けっこうありますよね。笑
私はヘミシンクのトレーナーですから、セミナー会場を含め数多くの方のヘミシンク体験を聴く機会があります。
多くのセミナー参加者に共通している不安は、
「自分の体験したことは果たして本当の体験だろうか、もしかして単なる妄想では?」
というものです。
この点について、今回は私の実体験も交えて説明していきますね。
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ヘミシンクの体験は本物か、それともただの妄想か
実際のところ、ヘミシンクの体験が本当に非物質世界を知覚したものか単なる空想の産物かを見分ける術はありません。
ですから体験者がこれは「体験だ」と言いきってしまえば、誰もそれを否定することは出来ません。
少なくともご本人にとっては「本物の体験」なのでしょう。
しかしながら、多くの人は自分の知覚したものが本当の体験か単なる妄想かに自信が持てないでいるものです。
この気持ち、いくら理屈で説明し「それは確かにあなたの体験ですよ」と言ったところでなかなか解消しないんです。
なぜなら自分が体験したことが本当かどうかを知る術がないからですね。
なんとかして自分の体験が本物であることに確信を持ちたい。
多くのヘミシンカー(ヘミシンクを聴いている人を一部でこう呼ぶことがあります)の切なる願いなんですね。笑
確証を得るための努力
自分の体験が本当の「体験」なのかを確認する方法はいくつかあります。
それらを適切に活用することで、紛うことなき「非物質世界体験の確証」になります。
それらの方法をいくつか紹介していきたいと思います。
最初から信じて疑わない
多くの独学ヘミシンカーはこれでしょう。
つまり、自分の体験を疑うことなく100%信じてしまうということですね。
これは最も簡単です。笑
だって、仮に自分の空想だったとしても「これは私の本物の体験!」と断じてしまうわけですから。
確かにかなりぶっ飛んだ体験だったとしても空想ではなくちゃんとした非物質世界の知覚でということも多くあります。
なぜなら、非物質世界は私たちが生きている「物質世界」とはまったく異なった世界だから、とんでもないことが平気で起きたりするのも事実。
でも、私もヘミシンクをはじめた頃は自分の知覚が本物か不安がありましたけど。
自分の知覚を両手放しで信じ切れるのは素晴らしいと思いますが、私を含め多くの人はなかなか簡単にそれが「本当の非物質世界の知覚」だとは思えないのではないでしょうか。
体験中になんらかの確証を求める
この方法がもっとも一般的ではと思います。
つまり、ヘミシンクの体験中に「なんらかの確証」を探すんです。
たとえば大きな地震を知覚した場合には、体験の中でその地震がどこの国で起きたのか、時代はいつか、体験で見ている風景になにかその時代・場所が特定できそうなヒントがないかを探すんです。
それが得られれば、体験の後で調べることが出来るかもしれません。
調べた結果、自分の体験と一致するものが見つかれば、その体験は単なる空想ではない可能性が高くなりますよね。
一緒に体験している人を探す
この方法は一人でヘミシンクを聞いているときには難しいんですが、ヘミシンクのセミナーではよくやる方法のひとつです。
セミナーでは複数の参加者が同じタイミングで同じセッションを聴きますので、体験の中に別の参加者がいるのを見かけたりすることが頻繁にあります。
互いに知覚し合えればいちばん良いんですが、なかなかそこまで行かないことも多いです。
それでも一緒の参加者を見かけたら、どんな格好をしていたか、何をしていたか、等を観察しておくことで後から本人に確認することが出来ます。
以前、セミナーである参加者が「ウルトラマンが空を飛んでいるのを見た」と自身の体験をシェアしてくれたことがあります。
そのとき、別の参加者が「私、スーパーマンの格好で空飛んでました」と言ったんですね。
ウルトラマンとスーパーマンの違いはありますが、この程度の知覚のズレはよくあることで、誰かが空を飛んでいるのを見かけた人と、空を飛んでいた人がいた、という事実が重要なんです。
これは単なる空想として片付けるにはもったいない「一致」だと思います。
ターゲットレトリーバル
最後に紹介する方法も、ヘミシンクのセミナーで用いるもののひとつです。
これは死後世界探索のなかで行う方法です。
今回は私自身が実際に体験したターゲットレトリーバルのひとつをご紹介したいと思います。
ターゲットレトリーバルとは?
まず、ターゲットレトリーバルについてどのようなものなのかを簡単に説明しますね。
ターゲットレトリーバルでは自分の亡くなった家族や友人知人で「そういえばあの人、あっちの世界でどうしているのかな」なんて気になる人の名前を紙に書きます。
気になる人が複数いても、紙に書くのは一人だけです。
そして参加者全員分の紙を集めてシャッフルします。
紙は折りたたまれているため、どの紙が誰が書いたものかは分からない状態になっています。
そしてひとりずつ、その紙を引いていきます。
参加者は引いた紙に書かれた名前の人がどこの誰だかまったく分かりません。
その「そこの誰かも分からない人」を死後世界に探しに行き、とれる限りの情報をとってくる、というのがターゲットレトリーバルです。
え、そんな状況で大丈夫なの?
と不安になると思いますが、ターゲットレトリーバルの前提は「あなたがその人のことを知らなくてもあなたのガイドはその人のことをちゃんと知っている」というものですので、ガイドに全幅の信頼を寄せて死後世界に行けばちゃんとその人のところにガイドが導いてくれるんです。
ということで、ターゲットレトリーバルのスタートです。
ターゲットレトリーバル開始
さて、私が引いた紙にはある男性の名前が書かれていました。
当然ですがその紙に名前を書いたのがどの参加者かも分かりませんし、書かれた名前の人が誰でどういう人なのか、何ひとつ分かりません。
ヘッドホンを耳に当てベッドに横になります。
そしてこの紙に書かれた名前の人はどんな人なんだろう、情報が欲しい、と思いつつフォーカスレベルを上げていきます。
セッション中にいくつかのイメージの断片が見えてきました。
・渋谷の東口方面のイメージ
・大きな交差点
・なだらかな坂道
・大きなガラスのドア
・電柱、「308」と書かれたブリキの看板のようなものがついている
・芋煮鍋?
・西陽の差し込む夕暮れの風景
・黄色いチーズケーキのようなもの?
こうした映像が断片的に目の前に浮かんでは消えていきます。
これらのイメージの関連性とかはまったく分かりません。
ただただ自分にも理解できないイメージが瞬間的に見えるだけでストーリーはありません。
セッションの間中、こうした脈絡のないイメージが見えただけで、紙に書かれた男性らしき人の姿は一度も出てきませんでした。
そして自分としてはほぼ消化不良なままセッション終了。笑
これは一体何だったのでしょう・・・
答え合わせ
セッション後、体験をシェアします。
シェアする段階になってはじめて、自分が死後世界に探しに行った人が誰なのか、紙に名前を書いた人から告げられます。
私の体験(先ほど書いたようにイメージの断片が見えただけ)をシェアすると、紙に名前を書いた参加者が驚いています。
私が死後世界に探しに行った男性は、紙に名前を書いた参加者のお父様でした。
お父様は10年ほど前に他界されされたとのこと。
そしてお父様のことを伺い、私もビックリ仰天したのです。
その参加者のお父様は生前、最後に働いていたのが渋谷の宮益坂を上がっていく途中にあった花屋さんだったそうです。
そしてその花屋さんは宮益坂に向かって大きなガラスのショーウィンドウがあったとのこと。
渋谷東口、坂、大きなガラス・・・
私が断片的に見たイメージと符合する部分がいくつもあったんです。
まあ、電柱とか芋煮鍋とかチーズケーキというのは符合していませんでしたが、どこの誰かも知らない男性が生前働いていた場所の情報に合致するイメージがいくつもあったのは、ちょっと偶然では説明が難しく思えます。
ドンピシャではないまでも、符合する点が多かったことから、これは私の勝手な想像ではなさそうです。
ちなみに、レトリーバルというと「救出活動」の意味ですが、このターゲットレトリーバルでは特に救出を目的とはしていません。
もちろん、救出が必要な場合には救出して構わないんですが。笑
救出活動(レトリーバル)についての詳細は以下の記事を併せてお読みくださいね。
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魂を救出するって、けっこう簡単に誰でもできるって知ってた?
まとめ
ヘミシンクによる体験は本当に死後世界を見てきているものなのか、それとも単なる妄想・空想の類いか?
すべてが空想・妄想というわけではないでしょうし、すべてが本物の体験というわけでもないでしょう。
ヘミシンクを聴く人なら誰もが感じる疑問を払拭するには、やはりなんらかの確証が必要です。
その中から、私が実際に体験したことを紹介させていただきました。
今回紹介した体験談は、ある程度信憑性のある確証が得られたものでしたが、こういう確証のある体験が出来ると、ヘミシンクによる体験はたしかに非物質世界の何かを知覚しているんだな、と思えます。
もしもあなたが今回の記事でヘミシンクについて興味が持てたなら、是非ともご自身で体験してみてください。
百聞は一見にしかずですから。