サラリーマンなら誰しも「ああもう仕事辞めてぇ」って思ったことありますよね。
そこまで思わないまでも、自分が本当にやりたいことをするためにいまの仕事を辞めるべきかな、なんて考えたことのある人は多いのでは？
いずれにしても、自分の人生と仕事がリンクしていない場合にはいろいろと悩むことになります。
自分の人生を生きる上で仕事が足かせになるなら、辞めるというのもひとつの選択肢ですが、本当に辞める人はほんの僅かです。
特にあなたが50代なら、どんなにいまの仕事が嫌でも本気で辞めようとは思わないでしょう。
でも私は57歳の時にサラリーマンを辞めました。
その結果、どうなったと思います？
今回は50代後半に仕事を辞めることについて解説してみたいと思います。
仕事辞めたら人生楽しすぎなのは誰でも知っているが・・・
50代になると、会社の中でもちょっと微妙なポジションになってきます。
出世路線に乗っかっている人は管理職もしくは役員クラスに昇進している年齢ですが、そうではない場合、課長か係長クラスというのが多いのではないでしょうか。
そして上司があなたよりも若いなんて状況は普通にありますよね。
少し前までは自分の部下だったヤツが自分の上司になって自分に指図する。
まあドラマみたいに威張り散らしたりアゴで使ったりということは無いと思いますが、それでもヤンワリと指図してくるわけで。笑
そして50代にもなると、どうしても仕事上のミスが目立つようになってきます。
これは老化の一環なのでどうしようもありません。
でも職場の若い人たちはあなたのことを怒ったりしません。
そうなんです。
50代になると、もうミスっても怒ってもらえなくなるんです。
内心では「いい加減にしろよジジィ」と思っていても・・・
悲しいのは、そうした職場の人たちの心が読めてしまうんですよ。
ああ、オレ諦められてる・・・って。
これって結構キツいですよ。
あと何年かで定年を迎えるミスの多いおじさん、注意してもミスは減らないし他の人の足を引っ張るし・・・早く定年になってくれたら良いのに・・・
言われなくたって、いちばん辞めたいのは本人ですから。
何もかも放り投げて、仕事を辞められたらどんなに良いことだろう。
間違いなく毎日が楽しすぎになることは分かっているのに。
30代や40代ではなく50代が仕事を辞めるということ
それでも辞めないんです。
正確には「辞められない」といった方が正しい。
だってあと何年かすれば定年になるし、そこまで頑張れば退職金は満額もらえるし。
それが分かっているから、どんなに居心地が悪くても辞めないんですよ。
辞めたらサイコーに楽しい毎日が待っていることも分かっているけど、辞めたあとも生活していかなきゃならない。
だから50代になると、そうやすやすと仕事を辞めることができなくなるんです。
30代や40代なら、辞めたあとで「次の人生設計」ができるから思いきって辞めることも出来るかもしれませんが、50代には「次の人生設計」を描くのは難しいんです。
何故ならこれまで会社のために家族のために、毎日朝から晩まで身を粉にして働き続けてきたんです。
次の準備なんかしている暇が無かったんですよ。
だから「辞めた」といって会社の外に出た途端、どうにも行き場を失ってしまう。
そりゃそうです、なにも長けたものの無いおじさんにできることなんて無いんですよ。
だから意地でも定年までは会社にしがみつく。
当然のことです。
しかし私は定年を3年後に控えていながら仕事を辞めました。
退職金は満額の半分以下だったと思います。
それでも辞められたのは、辞めるための準備ができていたからです。
サラリーマンをやりながら副業をしつつ、地道に第二の収入源をコツコツと作ってあったから、定年を目の前にして思いきって仕事を辞められたんです。
当然、これまでは毎日キツかったですよ。
残業して家に帰ってから副業をしていたんですから、自分の時間なんてほとんど副業のためにつぎ込んでいました。
退職金は少なくなってしまいましたが副業からの収入があるお陰で日々の生活に困ることはありません。
会社に行くことなく悠々自適に生活できている。
そりゃ仕事辞めたら人生楽しすぎでしょう？
定年を前に仕事を辞めても人生楽しすぎと本気で思えるのか
そうなんです。
あなたがもし定年を前にして仕事を辞めたいと思うなら、そのための準備が必要なんです。
一昔前なら、定年退職時に多額の退職金をもらって、そのごは年金で余生を過ごすというのが人生後半生の定番でした。
ところがいまは人生100年時代と言われ、定年後もまだまだ人生は続くんです。
おまけに年金はどんどん減っていく方向ですし、昔みたいに後半生を悠々と生きていくのが難しい時代になってきています。
にもかかわらず、あなたは毎日会社のため家族のためと思ってサラリーマンの仕事「だけ」に精を出して生きてきたのでは？
このまま定年まで仕事を続けたとしても、その先に楽しい人生はありますか？
本当に嫌な時代になってしまったものですが、これが現実なんですよ。
定年まで仕事を続けても、その後に楽しすぎと思える人生なんて無いかもしれない。
だからこそ、いまからでも何かを始めておく必要があるんじゃないですか？
寄らば大樹の陰とばかりに会社に頼っていれば豊かな老後が待っている時代はとっくに過ぎ去ってしまいました。
もう手遅れかもしれませんが、それでもなにかを始めるべきでは？
結局のところ
今回は、50代で仕事辞めたら人生楽しすぎと言えるのかについて考えてきました。
答えはあなた次第です。
少なくとも私は57歳で仕事辞めて人生楽しすぎです。笑
それはそのための準備をしてきたから。
いままで何も準備してこなかったとしても、まだ間に合うものはありますよ。
まだまだ人生は続きます。
残りの人生を楽しすぎと思えるように、いまから準備を始めませんか？
え、どうやって？
それは自分で見つけるしかありません。
そこを他人に頼ろうとするからダメなんです。
あなたの人生を楽しくするための準備なんですから、あなたが躍起になってそれを見つけることです。
そこを手抜きしたら楽しい人生なんてきませんよ。
頑張ってください。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
