あなたは「パラレルワールド」という言葉をご存じでしょうか?
パラレルワールド、日本語にすると「並行世界」
同じような意味で、パラレルリアリティ(並行現実)という言葉もありますね。
パラレルワールドとは、自分がいま生きている世界(現実)とは別に、もうひとつ(あるいは複数)の世界が並行して存在していることを指す言葉です。
またまた出たよ、お得意の空想科学!
意味わからない!
SFの世界ならいざ知らず、そんなことあり得るわけがないでしょう?
そう思いますか?
実はパラレルワールドという概念は、科学的にもさまざまな形で研究されています。
まだその存在自体、証明されているわけではありませんが多くの研究者がその存在について研究しているということは、存在の可能性はきっとあるのでしょう。
この「パラレルワールド」ですが、スピリチュアルの視点からは存在する、といえます。
そこで今回は、スピリチュアルな視点からパラレルワールドについて説明してみたいと思います。
パラレルワールドとは?
パラレルワールド、パラレルリアリティという言葉ですが、決してポピュラーなものではありませんよね。
その意味についても理解の仕方がさまざまかと思います。
パラレルワールドの理解(その1)
自分がいま生きている世界(A)とは完全に独立した世界(B)が存在し、BではAと寸分違わぬ町や国、人々がおり、彼らは普通に生活している。
そこにはAの自分に相当するBの自分がいて現実を生きている。
これがひとつ目のパラレルワールドの理解です。
パラレルワールドの理解(その2)
自分が生きている世界(A)とは完全に独立した世界(B)が存在するが、AとBは微妙に異なる。
Bで生活している人はAと基本的に同じだが、Aにあるはずの建物や町が無かったり、Aではすでに引退したタレントがBでは現役で活躍している等、微妙に現実そのものが食い違っている。
これがふたつ目の理解。
とまあ、この2つの理解が一般的だと思います。
その1の理解では、現実が全く同じ世界が複数存在し、自分と同じ人格を持つ人間が生活しています。
この理解は自分が意識するしないにかかわらず、複数の世界(現実)で自分自身が生きている、というものです。
その2の理解では、ほとんど同じだが何かが違う独立した世界が2つある、というもので、同時に自分が両方の世界で生きているというのとは若干違うようです。
どちらの理解も、現実世界で常識とされる考え方からするとなかなか受け入れがたいでしょう。
非物質世界から見たパラレルワールド
実は、私が理解しているパラレルワールドは、上記のどちらとも微妙に異なります。
それをこれからご紹介したいと思います。
まず、物質世界の枠組みからパラレルワールドを理解しようとするのではなく、非物質世界から見てみると、全く違った見え方になります。
非物質世界には、物質という概念がないため、私たちががんじがらめになっている物理法則の束縛がありません。
つまり、空間や時間という概念が無いんですね。
空間や時間の概念がないということは、そもそも物質と言う概念もありません。
非物質世界では私たちが生きている物質世界に存在するすべてのものが「もの」として存在しないわけですから、その世界を言葉で説明することも出来なくなってしまいます。
これでは本末転倒になってしまいますので、ここでは便宜上、物質世界的な表現も用いつつ説明を進めたいと思いますので悪しからず。
空間や時間という概念がないため、そこにはあらゆるものが同時に存在しています。
非物質世界には空間的な「ここ」とか「あそこ」といった位置の概念が無いため、すべての場所が統合された形で認識されます。
これは例えて言うと、自宅でテレビを見て笑いながら山奥の温泉旅館の露天風呂でくつろぎ、同時に会社の会議で頭の固い上司にプレゼンしている、みたいな感じです。
言い換えれば、時間も場所もあなたという「個」も概念として存在しない。
物質世界ではあり得ない話ですが、非物質世界ではこれがある意味「普通」です。
また、時間という概念も無いため、過去、現在、未来も含めすべての時代のすべての出来事が同時に起きています。
ありとあらゆるものごとがひとつになった世界、それが非物質世界と言えます。
ありとあらゆるものごとがひとつになっていますから、その中には私たちが生きてきた記憶(これが私たちが現実だと捉えているものですね)も当然含まれます。
私たちはこれまで、瞬間瞬間を生きてきています。
この瞬間の連続が時間であり、これが体験として記憶されているんです。
そして私たちは、これらひとつひとつの瞬間で毎回なんらかの選択をしています。
たとえば、レストランでメニューの中から食べたいものを注文するというのも選択です。
シーフードドリアを注文すると言う選択をすれば、その後にシーフードドリアが運ばれてきてそれをおいしく食べる、という体験が連続的に続いていきます。
さて、ここであなたがシーフードドリアではなくスパゲティナポリタンを注文したらどうなるでしょうか?
当然のことながら、ナポリタンが運ばれてきて口の周りをケチャップだらけにしてナポリタンを堪能する、という体験が起きますよね。
でも実際にはナポリタンを堪能する体験は起きなかった。
なぜならあなたはナポリタンではなくシーフードドリアを注文したからですね。
このように、物質世界ではあなたが選択した出来事しか起こりません。
ところが非物質世界では、あなたが選択しなかった出来事も存在しているんです。
ある瞬間のあなたの選択によって、それ以降の体験は異なったものになっていきます。
この「異なった体験」つまりあなたが選択しなかった体験の連続も無数に存在しているのが非物質世界といえます。
物質世界に生きている以上、これまでの体験や記憶を変えることは出来ませんが、これから未来についてはあなたが何を選択するかでいくらでも変えていくことが出来ます。
このまま行けば、こんな未来・・・
でも、何かを変えることでそれに伴い未来も変わる。
つまり、本来生きていくはずだった世界から、異なった世界へと乗り換える。
こう考えると、あなたの未来に続く「世界」はひとつではなくいくつも無数に存在していることになりませんか?
これが私の考える「パラレルワールド」です。
決して「トンデモ話」や都市伝説的な絵空事ではないですよね。
結局のところ
今回は、パラレルワールドについて私の理解を説明させていただきました。
パラレルワールドは間違いなく存在し、そしてそれを体験するのはあなた自身なんです。
あなたはどんな未来を生きたいですか?
その選択肢は無限にあります。
どれを選んだとしても、それに応じた世界がすでに用意されています。
選ぶのはあなたです。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。