特に何かされたりしたわけでもないのに、好きになれない人っていませんか?
その人を見ているだけでなんとなく嫌な感じがする・・・
理由はないけれど関わりたくない人・・・
無意識にかもしれないけど感じの悪い人・・・
ひとことで言ってしまえば相性が悪い、ということなのかもしれません。
しかしスピリチュアルな視点で考えると、もっと根深い問題が潜んでいたりするんです。
今回はこうした「嫌な感じがする人」のスピリチュアルな意味について考えていきたいと思います。
嫌な感じがする人とはどんな人を指すのか
さて、そもそも嫌な感じがする人ってどういう人なんでしょうか。
悪意を持ってあなたを攻撃してきたり自分の欲望を満たすためにあなたを陥れようとするのは、嫌な感じがするとかのレベルではありませんから今回のテーマでは扱いません。
相手に何かをされたわけでもなく、またちょっとした言動や態度にも意識的なものはないけれど、なんか嫌な感じがする・・・
意識的なものがないだけに、余計に嫌な気持ちになる・・・
もう少し具体的に説明しましょうか。
価値観が合わない
大袈裟に言えば価値観が合わないと言うことになるのでしょうが、これってちょっとした部分に現れてきたりします。
例えばあなたが約束の時間どおりに待ち合わせ場所に行くと相手はまだ来ていない。
そして30分以上も待たされたあげく、わびる風でもなくケロッとしている、とか。
例えばあなたが夢中になっている趣味について話しているときにあくびをしながら「そんな話よりもさぁ」なんて言いながら自分の話題に無理矢理変えてしまう、とか。
例えばあなたが冗談のつもりで軽口をたたいたときにムキになって食ってかかってくる、とか。
例えば笑いのツボが合わないとか。
例えば旅行先で泊まりたいホテルの趣味が合わないとか。
例えばその人と一緒にいるだけで落ち着かず疲れてしまうとか。
たとえば・・・挙げだしたらきりがありません。
事ほど左様に、ちょっとしたことの一つ一つがあなたと食い違ってしまう人。
相手には何の悪意もないかもしれませんが、何となくイラッとするでしょうし嫌な感じがしてしまいますよね。
要は相性が合わないのだけれど・・・
例えばあなたはクラシック音楽が好きなのに相手はアニソンが好き、みたいに趣味が合わないような部分というのは逆に対して気にもなりません。
ああ、あの人とは音楽の好みが違うんだ。
ということで認めてしまえば良いだけのことですからね。
むしろ先ほど挙げたような「ちょっとした」ことの食い違いの方が厄介です。
職場でも人気者なのに、何故かあなたはその人のことが好きになれない。
ちょっとした言葉の端々に現れる言い草とか、さりげない仕草なんかに妙にイラついてしまったり・・・
あなたにも相手にも悪意なんて無いにもかかわらず、ただ関わるだけで嫌な気持ちになってしまうとすれば、やはりそれは相性の問題なんでしょう。
しかし、なぜそういう「相性が合わない人」が存在してしまうのでしょうか?
嫌な感じがする人のスピリチュアルな意味とは
まず忘れてはいけないのは、あなたが嫌な感じがするからといってすべての人がその人のことをあなたと同じように嫌な感じがしているわけではないと言うこと。
だって考えてもみてください。
あなたが嫌な感じがする人にも家族もいれば友人もいるわけですから。
ではなぜあなただけその人のことを感じが悪いと感じるのでしょうか?
これについてはさまざまな説明が可能だと思いますが、私はスピリチュアルの専門家ですのでスピリチュアルの視点から言えることを説明したいと思います。
エナジーバンパイア
相手がエナジーバンパイアの場合、一緒にいると疲れます。
エナジーバンパイアとは、一緒にいるとあなたのエネルギーをどんどん吸い取ってしまう人のことです。
通常エナジーバンパイアはあなただけでなく他の人も一緒にいるとエネルギーを吸われてしまいます。
このためあなた以外の人からも同じように思われていることが多いので気付きやすいのですが、中には表面に出にくい形で他人のエネルギーを吸い取っていくタイプのエナジーバンパイアもいますので要注意です。
エナジーバンパイアについては以下の記事に詳しく説明しましたので併せてお読みくださいね。
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エナジーバンパイアと縁切りするには?悲惨な末路にならないための対処法を解説します
人生のテーマに沿った出会い
あなたが望んでもいないのに突如として目の前に現れ、あなたの気持ちをかき乱す相手というのは、あなたが今回の人生のテーマに組み込まれた出会いの可能性があります。
これは生まれ変わりの仕組みに関連することなのですが、人は生まれ変わる際、新たな人生ではどのように生きるかを大雑把に決めて生まれてきます。
そしてそのテーマを遂行するために、あなたと関わる相手の魂とも「こういう形で関わってね」という約束をしています。
例えば人を愛する気持ちを経験するためにあなたと出会うことを事前にお膳立てしておくとか、努力が報われることを体験するために師として出会うことをお膳立てしたり。
この視点で考えると嫌な感じがする人との出会いも、あなたが何らかの学びを得るために事前にお膳立てしておいた可能性もあるわけです。
ただ誤解していただくないのは、あなたの人生の全てを生まれる前に計画してくるわけではありません。
大雑把な「本筋」は決めて生まれてきますが、細かい部分はあなたが生きていく上で自由にアレンジしていくわけです。
このため当初決めてきた人生のテーマを完遂できず人生を終えてしまうことも多々あります。
この場合、同じテーマで再度別の肉体で新たな人生を送ったりすることもあります。
生まれ変わりについての詳細は以下の記事で詳しく説明していますので、併せてお読みくださいね。
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生まれ変わりのメカニズムってどうなっているんだろう?
これ以外にもさまざまな理由が考えられますが、いずれの場合においても「起きてくる出来事は全てが必然で意味がある」わけですから、嫌な感じがする人の存在はあなたにとって何らかの意味があると考えるべきです。
嫌な感じがする人への対処法
さて、嫌な感じがする人の登場にあなたにはどのような選択肢があるのか考えてみましょう。
考えられる対処法は、その人との関係を断ち切るかそのまま関係を続けるかの2択です。
これ以外の選択肢は当たり前ですがありません。
ただし基本はあなたが好むと好まざるとに関わらず「全ての出会いには意味がある」ので避けて通らない方が良いです。
しかしこれも逆説的に考えれば、その人を避ける・関わりを断つことで学べることもあると考えるのもひとつです。
対処法① シンプルに関わりを断つ
基本的には一緒にいて嫌な感じがする人と敢えて関係を維持する必要はありません。
しかし先ほども書いたとおり「全ての出会いには何らかの意味」がありますから、その意味については考える必要があります。
何故この人は私の目の前に現れたのだろう、そして何故この人は私を嫌な気分にさせるんだろう?
そう自分自身に問いかけてみてください。
それでも明確な意味が見いだせなければ、そのときは潔く関係を断ちましょう。
対処法② 関わり続ける
嫌な感じがする人だとしても、職場の同僚だとか上司だとか、もしくは自分の家族だったりした場合はそう簡単に関わりを絶つことができませんよね?
好むと好まざるとに関わらず関係を維持せざるを得ない相手というのはいるものです。
そしてそういう関係の人が嫌な感じの人だった場合、ほぼ間違いなくあなたはその人との関係から何かを学ぶ必要があります。
ここは覚悟を決めてその人と向き合いましょう。
とはいうものの、嫌な気分のまま我慢して付き合う必要はありませんから誤解しないでくださいね。
避けられる相手ならあなたがその場から退場することで特に波風を立てずに関係を断つことも出来ますが、こうした関わりを絶ちきれない相手の場合はそうはいきません。
時には相当な時間とパワーをかけて向き合うとこが必要になるかもしれません。
そうすることであなたは何かを学ぶことになります。
そのための出会いだから仕方が無い、と割り切りましょう。
対処法③ 判断に迷ったら
関係を断つか関係を続けるか、判断に迷うこともあるでしょう。
そういう場合に有効な判断方法をお伝えしておきますね。
あなたが決めた判断が正しいか正しくないかを知るには、その判断をしたことにあなた自身が「違和感」を感じるかどうかを観察することです。
例えばあなたがその人との関係を断ち切ると決めたとしましょう。
そのときに「本当に関係を断ち切ってしまって良いのだろうか」と自問してみてください。
そのとき心の何処かに違和感のようなものを感じるなら、その判断は間違っています。
違和感というのはあなたの潜在意識があなたに発しているシグナルです。
とても精度の高いシグナルですから、違和感を感じたことはそのまま突き進まない方が無難です。
頭で考えれば、このまま関係を続ければこの先何度も嫌な感じを味わうことになるだろうし、関係を断ち切ればもうこの人に不快な感情にされることはなくなる、となりますよね?
でもこの考えに違和感を感じるなら、違和感に従うべきです。
結局のところ
今回は嫌な感じがする人について、スピリチュアルな視点から説明してきました。
繰り返しになりますが、あなたが好むと好まざるとに関わらず全ての出会いには何らかの意味があります。
そしてその出会いからさまざまなことを学んでいくわけですが、その学びにはときにはとても不快なものもあるんです。
嫌な感じがする人との出会いから学ぶことはなんなのか?
もしかするとその学びが、これからのあなたを大きく変えていくきっかけになるかもしれません。
その瞬間は不快かもしれませんが、出来ることなら前向きに捉えて見ては如何でしょうか。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。