あなたは守護霊って、いると思いますか?
守護霊なんて、いないでしょう。
いたらもっと守ってくれると思うし、もっと運の良い人生を送ってるはずだから。
お願いしたってちっとも聴いてくれないし・・・
守護霊はいない、と思っている人も多いと思いますが、そういう人でも苦しいときには神頼みしたりしますよね?
え、それは神頼みであって守護霊に頼んでいるわけではないし・・・
言葉はどうあれ、非物質の存在に対し自分もしくは自分の身近な物事についてお願いをする訳ですから、その相手が神さまだろうと守護霊だろうと意味合いとしては大差ありません。
というわけで今回は、守護霊に守られていることを実感できない人について、なぜ実感できないかを掘り下げていきたいと思います。
なぜ守護霊は守ってくれないと感じるのか?
さて、冒頭で守護霊も神頼みも大差ない、と信仰心の厚い方から猛抗議が来そうなことを言いましたが、あくまで私の見解ということで大らかに捉えていただければありがたいです。
非物質世界では、意識はみな繋がっていますので、お互いの考えや思いはいちいち口に出さなくとも伝わってしまいます。
そういう意味で、非物質世界の存在に対し何らかのお願いをして、それが叶ったとしても、それが誰のおかげか分かる人は少ないのではないでしょうか?
神社でお願い事をしてその願いが叶えば、神社に祀られている神さまが願いを叶えてくれたと思うでしょうし、それがお寺なら仏様が願いを叶えてくれたと思うでしょう。
同じく、死んだおじいさんに願い事してそれが叶えば、おじいさんが願いを叶えてくれたと思うんです。
事ほどさように、人は自分に理解しやすい形で物事を理解しようとします。
ですから人によって、自分は死んだお母さんに守られている、守護霊に守られている、村の鎮守の神さまに守られている、ガイドに守られている・・・と自分で勝手に信じ込んでいるわけですよね。
何に守られていると信じるか
こうした非物質世界から守られている、という感覚そのものは決して間違ったものではないと思いますが、それが神さまでも守護霊でも2年前に死んだペットのタマでも、基本的に何の違いもないと私は思っています。
何らかの目に見えない力(つまり非物質世界のエネルギー)に守られている。
これをさまざまな言い方、考え方で捉えているだけでしょう。
ですからあなたが理解しやすい存在として捉えて良いと思います。
ただし、ここでは話をシンプルにするために、こうした存在を守護霊という表現に統一して説明したいと思います。
守護霊がいるとして、あなたは守護霊に守られていることを実感していますか?
いやいや、毎日平凡な日々の繰り返しで、良いことなんて何もないよ。
なんか良いことないかな・・・こう、パァーっと目が覚めるような出来事が起きたりしないかな・・・
なんだかツイてないよ、馬券は外れるし財布は落とすし、会社では怒られてばっかだし・・・
本当に守護霊とかいるんなら、もっとしっかり守って欲しいよ!
こういう人、すごく多いと思います。
でも、こういう人ほど大きな勘違いをしています。
守護霊に頼めば、自分は何もしなくても幸運が降って沸いてくる・・・
心のどこかで、そう思っていませんか?
守護霊に頼んだから、あとは願いが叶うのを待つだけだ。
とかいって、今まで通りただただ漫然と毎日を過ごしていませんか?
それで願い事が叶わない、守護霊なんて嘘っぱちだ、そんなの居るわけない!
・・・なんて言ってませんか?
これが大きな勘違いなんです。
守護霊はマジシャンではない
まず、はっきりさせておきますが、守護霊はマジシャンではありません。
あなたの目の前で、あなたが何もしないのに突然なにかを出したりすることは無いんです。
マジシャンなら、赤いハンカチの中から生きたハトを取り出すことも出来るでしょう。
しかし、守護霊はそんなことは出来ませんし、しません。
守護霊は目に見える何かをしてくれることはありませんよ。
それを期待しているなら、その期待は100%叶うことはないでしょう。
守護霊は、あなたの願いをうけて、あなたがその願いを実現しやすくなるような「お膳立て」はしてくれます。
でもそれ以上のことはしてくれません。
たとえば、あなたが何か新しい事業を始めたいと思っているとします。
そしてそれを守護霊にお願いした、としましょう。
それだけで、あなたが何もしないのに新規事業の話が舞い込んでくるなんてことはありません。
ただし、何かのヒントを求めて参加した自己啓発のセミナーで、たまたま知り合った人がきっかけになり新規の事業を立ち上げることになった・・・なんてことはあるかも知れません。
つまり、あなた自身の「行動」が必要なんです。
あなたの願いを叶えるためには、あなた自身が動かなくてはいけないということ。
そこの努力をせず、ただ今までと同じ日々を過ごしていながら「何も変わらないじゃないか、守護霊の嘘つき」とか思っていても、それは変化しなくて当たり前ってことです。
守護霊に願いを伝える。
その段階で宇宙全体はあなたの願いが叶う方向に動き出します。
ですからあなたも、願いが叶う方向に動き出す必要があるんです。
あなたが動くことで、願いが叶う。
そのお膳立てをしてくれるのが守護霊です。
先ほどの例で、あなたが新規事業のために参考になる自己啓発セミナーはないかな、と考えます。
世の中には数多くの自己啓発セミナーが存在し、どれが自分にとって有益なものなのか分かりません。
そんなとき、守護霊は「たまたま目に付いた」という偶然を装って、あなたに最も必要なセミナーを教えてくれます。
でもここでは、あなたが新規事業のためになる自己啓発セミナーを探す、という行動が必要だと言うことを忘れないでください。
このあなたの行動なしに、守護霊は何も出来ないんです。
まとめ
今回は守護霊について説明してきました。
守護霊は単独でなにかをしてくれることはありません。
あなたとの共同作業によって、あなたをさまざまな形で手助けします。
あなたが何もせず、ただお願いだけしてそれが叶うのを待っていても、何も変わらないということがご理解いただけたでしょうか?
ですから、守護霊の力を信じて、お願いしたらそれが叶う前提で行動を起こしましょう。
そうすることで、守護霊が用意してくれた「お膳立て」を有効に活用できるようになりますから。
あなたが動いてはじめて、守護霊に守られている、ということを実感できるようになることでしょう。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。