他人の悪口ばかり言う人。
あなたの周りにもいるんじゃないでしょうか?
なんの遠慮もなく悪口を言うくせに、なぜかその人にはたくさんの友人がいる・・・
不思議だと思いませんか?
普通に考えたら悪口を言うような人ってみんなから嫌われそうなものですが、どういうわけか友達がたくさんいるんです。
でもこれはスピリチュアルな視点で考えればすごく当たり前のことなんです。
というわけで今回は、悪口を言うくせになぜか友達が多い人について解説していきますね。
なぜ悪口言う人に友達が多いのか?
悪口を言う人には友達が多い・・・
こう説明しましたが、友達の多い人もいますが中にはみんなから嫌われる人もいます。
同じように悪口を言っているのに多くの友達に囲まれている人と、みんなから嫌われて孤立してしまう人。
何故このような違いが生まれてしまうのでしょうか?
良い悪口と悪い悪口
悪口とひとことで言っても、実は2種類あるんです。
それは「良い悪口」と「悪い悪口」です。
悪口に良いも悪いもないだろうと思うかもしれませんが、これがあるんです。
このふたつについて見ていきましょう。
良い悪口
まずは「良い悪口」について見ていきます。
良い悪口を言う人は、基本的に他人から嫌われることはあまりありません。
こういう悪口を言う人には結果的に友達がたくさんいるということになります。
でも、良い悪口っていったいどういうものなんでしょう?
良い悪口を言う人とは「多くの人の代弁者」として声を上げている人のことです。
例えば職場の上司がパワハラを平気でするような人だったりすると、その職場の人たちは上司のパワハラについて大なり小なり不満を抱いているものです。
こうした状況であなたが上司の悪口を言ったとしても、共感する人ばかりだと思いませんか?
まあこの場合、悪口と言うよりは愚痴の類いかもしれませんが、職場のみんなが同じように抱いている不満をあなたが代表して愚痴ったという認識が共有されます。
愚痴だとしても上司を罵るわけですから、あまり褒められる行為ではないかもしれませんが、あなたの周りの同僚たちもみんな同じ思いですからあなたの愚痴を聞くことで溜飲が下がる思いがするわけですね。
本来なら誰かがこの上司に「パワハラをやめろ」と言うのが理想ですが、職場によってはなかなか簡単にいかない場合も多いことでしょう。
下手にそんなことを言うと、左遷されたり嫌がらせされたりする可能性だってあります。
だからって黙って我慢すれば、あなたにはストレスが溜まる一方ですよね?
周りの同僚たちもあなたと同じ思いですから、あなたの愚痴は歓迎されこそすれ嫌われることはないでしょう。
職場を例にとって説明しましたが、学校やママ友の集まり、親戚筋などでも同じことです。
ここで大事なのは「状況を見極める」と言うことです。
あたり構わず誰にでも同じように愚痴ってしまうと、相手によっては不快に感じることもあるかもしれません。
その点をわきまえて愚痴るのであれば、精神衛生上も好ましいことだと言えるでしょう。
悪い悪口
これに対し、悪い悪口はとても危険です。
悪い悪口は、悪口を言う人に悪意や敵意がありますのでそれを聞かされる人も不愉快です。
例えばあなたがAさんのことが嫌いで、Aさんを陥れたいと思っているとします。
この場合、Aさんが他の人から嫌われるようなことを周りの人たちに吹き込みます。
多くの場合、たいしたことでもない出来事が悪意を持って誇張されます。
それを聞いた周りの人たちは「Aさんってそんな人だったの?」と思い始めます。
そうしてAさんは他の人からだんだんと距離を置かれるようになってしまいます。
しかしあなたがそうした悪意のある悪口を言う場合、気をつけないと逆にあなた自身が嫌われてしまいます。
覚悟を持って悪口を言っているか
なぜならそれを聞かされる周りの人たちには、その話に悪意が潜んでいるかどうかを感じ取る力があるからですね。
どんなにあなたが上手に取り繕って話をしてもその悪口に悪意や敵意が含まれていれば、聞く側の心の何処かに「不快感」が生まれるものなんです。
そして「この人、Aさんのことをずいぶん酷く言うよな・・・私も他の場面でこんな風に悪口を言われるんじゃないだろうか」と不安に思うかもしれません。
つまり悪意のある悪口はあなたに跳ね返ってくる危険性のある「諸刃の剣」だということを理解しておく必要があります。
その覚悟が持てないなら、こうした悪口は極力言わない方が良いでしょう。
悪口を言う人の心理
良い悪口はともかく、悪い悪口を言う人はどのような気持ちでいっているのでしょうか?
悪口を言うくらいですからその人に何らかの悪い感情を持っているのは確かでしょう。
しかしそうした悪感情の多くは「些細なこと」が原因だったりします。
たとえば、Aさんは周りの友人たちと仲良く盛り上がっているのに自分はその輪に入れなかったとか、みんなの前で自分の発言を否定されたとか・・・
そうしたちょっとした出来事が原因で自分が嫌な気分になった、だからAさんにも自分と同じように嫌な思いをさせてやりたい、どうしたら良いだろう・・・そうだ、Aさんの悪口を周りの人たちに吹聴しよう。
そしてその悪口が功を奏して、Aさんが周りから嫌われるのをみて自分は内心良い気分になる。
まあ人間なんてそんなに品行方正な生き物ではありませんから、こうした心の闇は誰しも持っているものだとは思います。
しかし、これで味を占めてしまうとどんどんエスカレートしていく危険があります。
Bさんも私のことを無視した、悪口を言いふらしてやろう・・・Cさんも、Dさんも・・・
あなたがそういう人だって、遅かれ早かれ周りの人たちは気付きますから、そうなればあなた自身が孤立していくことになる可能性は大きいです。
悪口を言いたくなる気持ちは分かりますが、ああたが思っている以上にリスクが大きい行為だということを理解しておく必要はありますよ。
自分が悪口を言われた場合の対処法
さて、もしもあなたが悪口を言われる立場になった場合はどうすれば良いでしょうか?
前章で説明したとおり遅かれ早かれ濡れ衣は晴れますが、たとえ一時的にせよ周りの人たちから変な目で見られるのは気持ちの良いことではありませんよね?
ということで、対処法について説明しておきますね。
相手にしない、関わらない
基本的にはあなたの悪口を言う人には関わらないのが基本です。
その悪口が根も葉もない嘘話であるならなおさらです。
相手にせず、何を言われても平気な顔をしていれば良いんです。
そして周りの人たちから悪口について聞かれたら、根も葉もないことだとはっきりと主張しましょう。
相手の悪口とあなたの真実とどっちが本当か、周りの人たちはちゃんと見分けてくれますから心配する必要はいっさいありません。
悪口を言う人との上手な付き合い方
あなたの悪口を言うような人とは関わらないのが基本ですが、人間関係上どうしても関わりを持たざるを得ない場合というのもあるでしょう。
たとえば会社の同僚とかクラスメイトとか。
そういう人には1対1で話をする機会を持ちましょう。
そしてなぜ自分の悪口を言うのか、もし自分がなにか相手に悪いことをしたのなら、それは素直に謝れば良いでしょう。
その上で「これからも仲良く付き合っていきたい」ことをはっきりと伝えると良いでしょう。
多くの場合、こうして腹を割ることで解決します。
もしそこまでやってもダメなら、もう深追いはやめてその人との関係をきっぱりと断ち切るしかありません。
たとえば「あなたが私のことが嫌いなのは分かった。もうお互い関わり合うのはやめよう」と明確な意思表示をした上で、周りの人たちにもこのことを話すと良いでしょう。
我慢する必要はありません。
あなたに否がないのなら、正々堂々としていれば良いんです。
結局のところ
今回は、悪口を言う人に友達が多い理由について説明しました。
悪口を言うのに友達が多いという人は、その悪口に悪意のない人です。
これに対し悪意や敵意のある悪口を言う人は遅かれ早かれ孤立していきます。
悪意とか敵意をいう「ネガティブなエネルギー」は周りの人をも不快にさせるものですから、人が遠ざかっていくのは当然のことです。
たとえあなたが悪口を言われたとしても、あなたに否がないのなら堂々としていれば良いんです。
あとは周りの人たちが、あなたと悪繰りを言っている相手のどちらが正しいか勝手に判断してくれます。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。