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占いやミディアムは信じられるか:信じると危険な理由とは?

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占いやミディアムは信じられるか:信じると危険な理由とは?

Witch

ここ数年ほどスピリチュアルが大ブームですよね。

特にYoutubeでのスピリチュアル系動画再生回数はどんどん伸びていると。

スピリチュアルの中でも特に占いの伸びは目を見張るものがあり、今や占いの市場規模は1兆円を超えるとまで言われています。

占いほどでは無いものの、ミディアムシップも順調に人気を伸ばしています。

ミディアムとは霊媒師のことで、
彼らが霊的な存在や故人の魂とコミュニケーションをとる能力のことです。

私はスピリチュアルの専門家ですが、こうした状況は何とも嘆かわしいものだと思っています。

スピリチュアル全般がブームになるのは良いことなのですが、占いやミディアムシップなど一部の偏った分野にだけ人気が集まりすぎることが嘆かわしいのです。

これはスピリチュアルにとって決して良いことではありません。

今回の記事では、こうした占いやミディアムシップが何故ここまで人気なのか、そしてそれがもたらす深刻な弊害について説明していきたいと思います。

 

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占いやミディアムシップが人気の理由とは

そもそも、なぜ占いやミディアムシップが人気なのかについて考えていきたいと思います。

それにはいくつかの理由があります。

・自分の未来について知ることが出来る
・クチコミで「当たる占い師」「当たるミディアム」の情報が得られる
・料金がリーズナブル

では順番に説明していきますね。

 

自分の未来について知ることが出来る

人気の理由で最も多いのが

・自分の未来が知りたい
・自分はこれからどうなるのか知りたい
・あの人が自分をどう思っているのか知りたい
・亡くなった人の思いが知りたい

要するに、自分がこれからどうなっていくのか、自分の好きな人の思いはどうなのか、など知りたくて占い師の元に通うわけですね。

これらは総じて「普通は分からない」ことがらですよね。

人間、自分の「これから」と「自分以外の人の思い」は知る由もありません。

だからそれを教えてくれる占い師のもとに走ってしまうわけですね。

 

クチコミで「当たる占い師」「当たるミディアム」の情報が得られる

自分の未来や相手の思いが知りたいけれど、誰に聞けばいいのでしょう?

昔は自分の知りあいのクチコミに頼るくらいしか方法がありませんでしたが、最近ではネットで検索すればいくらでも情報が出てきます。

占い師の○○さんはすごく当たるらしい、ミディアムの△△さんは凄いらしい、といった情報は(本当か嘘かは置いといて)ちょっとネット検索すればすぐに出てきます。

ですから多くの人は、お気楽にネットから情報を得て、お気楽に「当たるらしい」占い師やミディアムのもとに行くことが出来るのです。

 

料金がリーズナブル

とはいうものの、高額の占い料やセッション料を請求されてはたまったものではありませんから、事前に料金も知っておきたいですよね。

これもネットで簡単に調べることが出来ます。

占ってもらう内容とか、占ってもらう時間などによっても料金は変わりますが、平均的には1回の占いにかかる費用は数千円が相場でしょう。

数千円で自分の未来が分かるなら、決して高くはないと感じますよね。

また、ミディアムシップは占いに比べると高額で、個人の対面セッションで1時間あたり1万5000円〜2万円くらいが相場です。

人によってはオプションでヒーリングを追加し料金を高くするケースもあります。

占いにしてもミディアムシップにしても、1セッションにかかる費用は数万円程度なため、支払いを躊躇するような額ではありませんよね。

こうした理由から、多くの人は気軽に占い師やミディアムのもとに通い始めるわけです。

 

占いやミディアムシップを信じることの深刻な弊害

私は常々疑問に思っているのですが、どうして占い師やミディアムの言うことを簡単に鵜呑みにしてしまうのでしょうか。

彼らが言っていることが本当か嘘か、あなたに分かるのですか?

あなたとは何の縁もゆかりもない、赤の他人ですよ?

よく「あの占い師は良く当たる」とか「あのミディアムは本当に見えているらしい」とか言う人がいますが、本当に見えていると思いますか?

「最近なにか悩んでいることがあるでしょう?」

なんて占い師に言われれば、ほとんどの人は思い当たることがあるはずです。

悩みの無い人なんて、この世にはほとんどいませんからね。

で、あなたが「実は○○について少し悩んでいて・・・」なんて言うと、

「それですそれ!それがあなたの思いにブレーキをかけているんです」なんて言われます。

そうすると多くの人は「すごい、なんで私の悩みが判ったんだろ」と驚くわけです。

この程度のことは、占いにくるほぼすべての人に当てはまる「一般論」を言っているに過ぎませんから。

信じてしまうとすれば、それはあまりにもおめでたいと言わざるを得ません。

その占い師はあなたの何を知っているのですか?

試しに全然悩んでいないことを「悩んでいる」と打ち明けて占ってもらうと良いです。

ほとんどの占い師はあなたの嘘を鵜呑みにして、尤もらしいことを言いはじめますから。笑

事ほど左様に、ほとんどの占い、ミディアムシップは嘘八百なんです。

良く覚えておくと良いですよ。

 

なぜ信じてしまうことが危険なのか

別にあなたが「占いなんて当たると思ってないし、ちょっと遊び半分でやってもらうだけ」と割り切っているなら何の問題もありません。

ある種の人生相談だと思って占い師と話をするのは、自分の中に溜め込んでいるよりははるかに良いです。

でも、占い師やミディアムの言うことを本気で信じてしまうのは危険です。

なぜか。

 

あなたから自主性を奪ってしまう

占い師やミディアムに頼ることのいちばんの弊害は、他人に依存してしまうことです。

本来、あなたの未来や気になる相手の思いとかは、あなた自身で何とかすべきことなんですよ。

にもかかわらず、あなたとは縁もゆかりもない占い師やミディアムに「自分の未来を委ねて」しまうことが危険だと言っています。

例えば「今の仕事を辞めて新たな人生を歩み始めようか」と思ったときに、その判断を占い師に委ねるって、どう考えてもおかしくないですか?

占い師が「今すぐその仕事を辞めて新しい仕事に移りなさい」とアドバイスしてくれたとして、もしうまくいかなかったらどうします?

占い師に責任を取ってもらいますか?

そんなこと出来ませんよね。笑

自分の未来に関しては自分で全責任を負うしかないんですよ。

占い師がそう言うから、とか・・・あなたは子供ですか?

 

未来がどうなるかなんて誰にも判るはずない

ここではっきりと言っておきますが、どんなに凄い予言者でも未来のことなんて正確に判る人はいません。

これは世界中探してもどこにもいませんから。

でも、予言者と言う人が未来を予知してそれを当てているのは何故?

この疑問にお答えいたしましょう。

 

有名な予言者たち

16世紀にフランスの占星術師であり医師でもあるノストラダムスが、1999年に人類が滅亡すると予言しました。

ノストラダムスはこれ以外にも数多くの予言をしていていくつも当てていたことから、これは本当に1999年に人類が滅亡するのではないか、と大騒ぎになりました。

でも、何も起きなかった。

また最近では漫画家のたつき諒氏が見た夢が未来を予言していると話題になっていますよね。

氏は東日本大震災に関しても予知夢で見ていた、と。

2011年3月に大災害が起きるという夢を見た、と言う情報を自らの著書で1999年に発表していますから、これは確かに「当たった」と言えるのかも・・・

で、2025年7月5日には大津波が襲ってくるという夢を見たのだそうです。

 

彼らには本当に未来が見えたのか

さて、こうした「未来を予言」する人というのは果たして本当に未来が見えたのでしょうか。

実はこれにはある「カラクリ」があるんです。

 

未来予知のカラクリとは?

今回紹介した二人の予言者の予言が当たったのには共通する点があります。

順番にそのカラクリを見ていきましょう。

 

まずはノストラダムス

彼が1555年に著した「ミシェル・ノストラダムス師の予言集」には、西暦3797年までの予言を詩の形で収めたとされています。

あの1999年人類滅亡の予言もこの中に収められていました。

これ以外にもいくつもの予言詩が収められ、中には当たった(っぽい)とされるものもいくつかあったようです。

しかしノストラダムスの予言は「詩」という形態のため、直接的な表現ではなく解釈の仕方次第でさまざまな内容に読み取れるものでした。

さらに、この解釈は「すでに起きた出来事が予言詩の内容として合っているように読み取ることも出来る」という、すでに起きた出来事を半ば強引に予言詩の内容と結びつけているふしも見受けられます。

ノストラダムスは16世紀にこの予言詩を著しているため、それ以降の出来事は当然知る由もないのですが、それが当たったと騒いでいるのはノストラダムスではなく「今を生きる」私たちなわけです。

お分かりでしょうか。

例えばノストラダムスが19世紀のある出来事を予言したとして、その当否について分かるのは出来事が起きたあとだということです。

ですから私たちはこれまでに起きた出来事に対する予言の当否を評価できるわけですね。

その結果、詩の解釈次第ではありますが「当たってる」っぽいものもあるにはあるのですが、外れてしまったものの方がはるかに多いのです。

で、1999年人類滅亡の予言が話題になったのは1970年代。

つまりその時点ではこの予言はまだ「未来」の出来事だったわけです。

当時のマスコミはこぞってノストラダムスの予言はこれまでにも数多く当たってきた、だから1999年に本当に人類は滅亡するかも知れないぞ・・・と煽ったわけです。

でも実際には何も起きませんでした。

 

たつき諒氏

たつき諒氏に関しても同じことが言えます。

氏の著書「私が見た未来」の表紙に「大災害は2011年3月」の表記があったため、これは東日本大震災を予言していたのでは、と話題になりました。

これが話題になったのは当然のことですが震災が起きたあとのことです。

そしてこの著書の本文にはこの夢に関する内容はいっさい描かれていませんでした。
(後に出版された復刻・改訂版にはこの辺に関しても詳述されたようですが)

さて、ここでもノストラダムスと同じカラクリがありますね。

出来事が起きたあとに、一致した部分を出来事と結びつけて「予言が当たった」としている点です。

事ほど左様に、予言が当たったというのは「事後検証」であるということです。

で、氏の最新の予言ともいえる「2025年7月5日大津波」ですが、これは現段階(2024年9月)では未来の出来事です。

ですから今の段階では当たるか外れるかは分かりません。

しかしスピリチュアルな視点から考えて、私はこの予言は「外れる」と確信しています。

その理由をこれから説明しますね。

 

未来の予知・予言は単なる可能性に過ぎない

スピリチュアルな視点では「現時点で未来は確定していない」ため、無数に存在する「未来の結果」のうちのひとつを垣間見ているに過ぎないといえます。

これはいわゆる「パラレル・リアリティ」にも通じる考え方ですが、現在の私たちがこれからどのような選択をしていくかで、未来はいくらでも変化してしまう可能性があると言うことです。

たつき諒氏の2011年大災害の予言にしても、氏が本を著した時点(1999年)に話題になり私たちが騒いでいたら、結果は違ったものになったかも知れません。

ノストラダムスの1999年人類滅亡の予言に関しては、実際に予言された時期よりも前に話題になったからこそ未来が変わってしまい人類滅亡が起こらなかった、という説もあります。

この流れで考えると、たつき両氏の2025年大津波の予言は事前に話題になってしまったため、氏が夢を見た当時とは状況が変わってしまっていると言えます。

このため、大津波が起きない可能性は十分にある、と私は見ています。

事ほど左様に、未来なんて私たち次第でいくらでも変わってしまうものだとおいことを覚えておくと良いでしょう。

 

そろそろ目を覚ましませんか?

ここまでで、未来なんていかようにも変化してしまうものだと言うことがご理解いただけたと思います。

大きな災害や人類滅亡クラスの巨大な現象すら変化してしまうんですから、あなたの未来とか気になる人の思いなんて、もっと簡単にコロコロと変わってしまうと思いませんか。

それなのに何故、占い師やミディアムのいうことを簡単に鵜呑みにしてしまうのでしょう。

「このままだととんでもない不幸に見舞われますよ」

なんて占い師に言われて、狼狽えること自体がナンセンスなんです。

どうせ彼らには何にも見えてなんかいませんから。

よしんば見えていたとしても、あなた次第でいくらでも未来の結果なんて返ることが出来るんですから恐るるに足らずです。

ですからもう、占い師やミディアムの言うことに一喜一憂するのは止めませんか?

縁もゆかりもない人々に、あなたの人生の主導権をとられるなんてお粗末ですからね。

 

結局のところ

今回は占い師やミディアムが信じられない理由と、あなた自身が自立すべき理由を詳細に説明してきました。

未来のことに思いあぐねて占い師の元に走るなんて、金輪際やめましょう。

あなたの未来はあなたが決めるものであり、他の誰かの意見が入り込む余地なんてありませんから。

自分がすべてコントロールできるのですから、もっと自信を持って生きていきましょう。

ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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