あいつ○○なんだって、幻滅しちゃうよな・・・
あなたの周りでもこんな噂話を耳にしたことがあるでしょう?
そんな噂話を聞いた時、あなたはどうしますか?
また友人から
「おまえの悪い噂が立ってるぞ、気をつけた方が良いぞ」
なんて言われたことがある人もいるかもしれませんね。
他人の悪い噂を聞くのも気分が良くないのに、悪い噂の主が自分だったりしたらほとんどの人は心中穏やかではいられないでしょう。
というわけで今回は悪い噂話について、スピリチュアルな視点から考察してみたいと思います。
悪い噂を取り巻く心理
私たちの周りには噂話が溢れています。
テレビを付ければワイドショーで芸能人のゴシップが流され、SNSにはさらに辛辣な書き込みでターゲットとなった人を誹謗中傷しているのを頻繁に見かけます。
会社では同僚のAさんが不倫をしているとか、経理部のB子さんヤバいことやってるとか・・・
公園に行けばママ友たちが様々な噂話に花を咲かせています。
事ほど左様にあなたの周りは噂話だらけです。
そして不思議なことに、噂話の大半は悪い噂。
みんな他人の悪い噂話が大好きなんです。
ここでひとつの疑問が浮かびます。
私たちは何故、こんなにも悪い噂話が好きなんでしょうか?
悪い噂を流す人
噂話って、どこからともなく流れてきてみんなが知ることになるものですよね。
一体どこで誰が噂話をはじめるのでしょうか?
多くの場合、噂話の発端は些細なことなんです。
普段は地味な服装ばかりしている子が高級ブランドのブティックから出てくるのを見かけたとか。
単なる「目撃談」が始まりだったりするんですが、それを聞いた人が尾ひれを付けて話しを膨らまします。
あの子、日照り続きだったけどついに彼氏が出来たみたい・・・だってその証拠にこの間ブランドものの服を買っていたし。。。みたいな。笑
この時点で、彼氏が出来たかどうかなんて誰にも分からない話です。
地味な子がブランドものの服を買っていた・・・きっと男が出来たに違いない。
こうして単なる目撃談が一人歩きしはじめます。
職場の部長と仲良く話をしているのを見て
「あの子の彼氏、第二営業部の○○部長みたいよ」
「だって○○部長、奥さんいるじゃない・・・え、不倫ってこと?」
まだまだ噂話は膨らんでいきます。
あの子は妻子持ちの男に言い寄るのが悪い癖・・・
こうして悪い噂はたちどころに広まっていくんです。
悪い噂の多くは悪意を持った一人の人によって創り出されるものではありません。
何気ない「出来事」が人から人へと伝わっていくうちに少しずつ変化していく。
伝わっていく過程で話しは盛られ、さらにその人の主観もプラスされます。
あいつだったらそれくらいのことはやりかねないな・・・みたいな。
そして気が付けば事実は全く関係のない「悪い噂」が出来上がってしまうんです。
悪い噂を鵜呑みにして信じてしまう人
ここで単なる出来事が悪い噂へと姿を変えていく過程で重要な役割を果たす人がいます。
それは「人の話を鵜呑みにしてしまう人」です。
今回の例でも、地味な子が高級ブランドのブティックから出てきた、とい「事実」が掘ったんですよね?
この事実そのものは良くも悪くもない、単なる出来事です。
疑いようのない唯一の事実なわけです。
あんな地味な子が高級ブランドの店に出入りするなんておかしい!
これって、この話を聴いた人の単なる「主観」ですよね?
こうした主観がもとになり、
何かあったのか?・・・という邪推が生まれます。
きっとあの子に何かあったに違いない・・・もしかして彼氏が出来た?
ああ、それあるかも・・・きっとそうよ、そうに違いない。
別に普段が地味だからって、高級ブランドの店に行かないと決めつける理由はありませんよね?
にもかかわらず、勝手に邪推して彼氏が出来たことにしてしまう。笑
そしてそれを鵜呑みにする人の存在が、話しをさらに悪い方向へと進めます。
聴いた話に自分の主観を上乗せして別の人に話し、それを鵜呑みにした人がこれを繰り返す。
これが悪い噂が出来上がっていくメカニズムです。
単なる出来事が、途中に介入する人の主観によって雪だるま式に大きくなっていく。
ここで注意すべきは途轍もなく悪い噂が出来上がっても、それに関わったひとりひとりに悪意がないということです。
悪意がないが故に、軽い気持ちで人から人へと伝わっていくんです。
当事者にとっては困ったものなんですけどね・・・
悪い噂に立ち向かう人、負ける人
自分に関する悪い噂が立ってしまったとき、それに立ち向かっていく人と負けてしまう人がいます。
立ち向かう人は噂をきっぱりと否定し、毅然と対応します。
しかし誰もがそういう強い人ばかりではありませんよね?
悪い噂を立てられ、周りから変な目で見られることに耐えられない人だっています。
よく考えてみてください。
悪い噂を立てられた人に責任はありますか?
ほとんどの場合、今回の例のように根も葉もない噂話ですから本人には何の責任もありません。
それでも特定の犯人がいないのが噂話の厄介なところで、結局当事者自身が何とかしなければならなくなるわけです。
理不尽な話しですが、これが現実です。
では、あなたがこうした悪い噂の当事者になった場合にどうするかを考えてみましょう。
悪い噂の対処法とは?
あなたが悪い噂の当事者になった場合の対処法について、以下のふたつの場合について考えてみましょう。
それは、
・あなた自身が悪い噂を流された当事者の場合
・あなたが他人の悪い噂を耳にした場合
のふたつです。
どちらもとても大事ですのでしっかりと考えていきましょう。
悪い噂を流された当事者になった場合
まずあなたが悪い噂話の当事者になってしまった場合です。
この場合には噂についてきっぱりと否定することです。
しかしただ否定するだけでは相手もなかなか信じてもらえないでしょうから、噂の大元にある「出来事」についてちゃんと説明することです。
今回の例では「普段は地味な服装をしているのに高級ブランドの店に行った」という部分ですね。
この部分についてしっかりと納得してもらえる説明をすることで、すべてがクリアになります。
すべてはここが出発点なわけですから、ここを明確にさえすればそこから先の邪推はすべて根も葉もないこととして消えていきます。
ただし、それでも信じてくれない人もいることでしょう。
そういうときは深追いしないことが大切です。
説明して分かってもらえないなら、放っておきましょう。
あとは時間が解決してくれますから気長に待つしかありません。
他人の悪い噂を聞いた場合
あなたが悪い噂の当事者ではなく、他人の悪い噂話を聞いたときの対処法も考えておきましょう。
他人の噂話を聞いたとき、
「へえ、そうなんだ、なんだかがっかりだね」
なんて不用意に乗っかってしまったらあなたも悪い噂を作る側の人になってしまいますので、くれぐれも注意してくださいね。
他人の悪い噂話を聞いたときにどうすべきか。
実はこれはとても簡単です。
その噂話をそのまま鵜呑みにせず、あなた自身で真相を確認することです。
悪い噂を流されているのがあなたの友人なら、直接本人に訊いてみることです。
それが出来ないなら噂話に乗っからないことです。
そして軽はずみに噂を拡げている人には「事実かどうか分からないことを軽々しく広めない方が良い」と言うべきです。
ただしそこまでの人間関係の無い人だった場合には聴き流せば良いでしょう。
私ならそういう軽はずみに他人の噂話を面白がって吹聴して回る人とは距離を置いて付き合うでしょう。
だってスピリチュアル的に考えても、そういう人が発散しているエネルギーって良い影響があるとは思えませんからね。
悪い噂を耳にするスピリチュアルな意味とは?
最後に、あなたが悪い噂を耳にする意味についてスピリチュアルな視点から考えてみましょう。
人は誰しもが固有のエネルギー(波動)を持っています。
エネルギーは波動ですから振動数(周波数)を持っています。
この振動数と共鳴するものとは互いに強く影響し合い、共鳴しないものとは離れていく傾向があります。
この考えをベースにすると、悪い噂があなたのもとにやって来るのはあなたのエネルギーが悪い噂と共鳴しているためと考えられます。
言い換えると、あなた自身が悪い噂を引き寄せている、とも言えるわけです。
一般的には悪い噂はネガティブなエネルギー満載ですから、それと共鳴するということはあなた自身のエネルギー状態もネガティブに偏っている可能性があります。
悪い噂はあなた自身のエネルギー状態のバロメーター
ですからあなたのもとに悪い噂が舞い込んできたら、あなた自身のエネルギーがネガティブ寄りになりつつあることを教えてくれていると考えましょう。
そのまま放っておくとどんどんネガティブになっていく可能性がありますから、そうなる前にあなたのエネルギー状態をチューニングしてしまいましょう。
方法は簡単です。
ポジティブなエネルギーの物や人と接することで、自然とあなたのエネルギー状態はポジティブなエネルギーにチューニングされていきます。
そうなればポジティブなものと共鳴しやすくなりますから、あなたのエネルギー状態はもとの良い状態へと戻っていきます。
それとともにネガティブなエネルギーとは共鳴しなくなりますから、自然と悪い噂などもあなたのもとにやってこなくなります。
難しいことは全くありません。
良いものに触れる時間を増やす、程度に考えてください。
それで十分です。
まとめ
今回は悪い噂について考えてきました。
なぜ悪い噂が立ってしまうのか、そしてあなた自身に悪い噂が舞い込んできた際の対処法についても説明しました。
さらに、悪い噂を避けるスピリチュアルな考え方についても説明しました。
あなた自身さえしっかりしていれば、悪い噂なんて恐るるに足らずです。
ということで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。