PR
スポンサーリンク

覚醒状態のスピリチュアルな意味とは?ニセ者には語れない真実を解説。

記事内に広告が含まれています。

覚醒状態のスピリチュアルな意味とは

覚醒状態。

この言葉の意味、正確に理解していますか?

・ワタシ最近、覚醒したみたい・・・
・覚醒することで人類は次のステージへ!
・ライトワーカーには覚醒が不可欠!

なんて真顔で言っちゃってる人が山ほどいます。笑

スピリチュアル界隈で頻繁に使用されるこの「覚醒」という言葉ですが、ほとんどのスピリチュアル専門家たちは正しく理解できていません。

スピリチュアル系のブログとかもたくさんありますが、大半は笑ってしまうくらいお粗末なものばかり。

よく恥ずかしげもなくそんなデタラメを書けるものだと逆に感心してしまいます。

覚醒の意味も理解せず、覚醒を語るニセ者たち横行をこれ以上放置しておくことは出来ません。

ということで今回は「覚醒状態のスピリチュアルな意味」について、専門家として正確に説明していきたいと思います。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

\いま話題の商品をランキングでチェック/ 楽天ランキングペ ージはこちら<PR>

覚醒状態の意味について正確に知る

まず最初に、覚醒状態という言葉の意味について正確に理解しておきましょう。

この言葉、着目する側面によってまったく異なった意味合いが出てきますので、最初に意味をちゃんと押さえておくことは重要です。

本稿の内容を正確にご理解頂くためにも、本章は飛ばさずにお読みください。

 

辞書で調べた「覚醒状態」

覚醒状態について辞書で調べると「睡眠等から覚めること、覚めて意識のある状態」とあります。

要は覚醒とは「目が覚めて」いることであり、目が覚めている状態のことを覚醒状態というわけです。

こうして辞書で調べてみると、なんのことはない「起きている状態」はすべて覚醒状態と言うことになるんですよ。

つまりあなたが今この記事を読んでいる、まさにその状態こそが覚醒状態と言うことです。

自書で意味をそのままに理解するとそういうことになります。

しかしこの「覚醒状態」にはもうひとつ意味があります。

それは「比喩的にあることを意識すること」とあります。

このままだとショット理解しにくい表現ですよね。

もう少し咬み砕いて説明すると「今まで気付かなかったことに気付く」というような意味です。

たとえば、今まではまったく気付かなかったが自分には絵を描く才能があるらしい、みたいな場合、自分の絵の才能に覚醒した、なんて表現するわけですね、

肉体的な覚醒とは違いますが、これまで眠っていたある能力や才能などが突然目覚める場合にもこの覚醒という表現を使うわけです。

 

 

スピリチュアルでいう「覚醒状態」

ではスピリチュアルでいう覚醒とはどのような意味でしょうか。

これもかなり広い意味として使われていますが、ほとんどの場合「意識が新たな次元の存在に気付く」という意味合いで使われることが多いです。

まあスピリチュアル業界の流行と言っても良いでしょう。

10年以上前、スピリチュアル界隈では「アセンション」というキーワードが大流行したことがあります。

さまざまなスピリチュアルカウンセラーや占い師たちが大騒ぎでした。笑

ご存じない方のためにざっくりと説明すると、アセンションとは「意識の次元上昇」のことです。

私たちの意識がひとつ上の異次元にシフトし、争いや断絶のない世界がやってくると。

このこと自体は間違ってはいませんが、当時のニセ者たちはマヤ暦が2012年12月22日に大きな区切りを迎えることから「アセンションは2012年12月22日だ」などと言い出したわけです。

このように期日を明確にした話って、ウケが良いんですよね。

もう少し昔には1999年7月に人類が滅亡すると大騒ぎになったノストラダムスの大予言とか。

結局何事もなく21世紀になり人類滅亡なんてしなかったわけで。

その後ノストラダムスを煽っていた人たちは雲散霧消してしまったのはご存じの通りです。

アセンションも同じ結果だったでしょ?

ニセ者たちは、面白ければ何でもいいようです。笑

で、2012年12月22日を過ぎても何も起きなかったわけで。

その瞬間、ニセ者たちはアセンションについて語らなくなりました。

書店に行けば多くのアセンション本が所狭しと平積みにされていたのに、あっという間に姿を消しました。

2013年にはアセンションなんて無かったかのようにスピリチュアル界隈は静かになりました。

いかにアセンションについて理解していないかって話です。

意識変化なんて、ある日を境にすべての人類の意識が一気に変わるなんてことはあり得ません。

ごく一握りの人たちの意識が少しずつ変化していき、そういう人が徐々に増えていくことで、人類全体の意識が徐々に変化していく。

この変化ってものすごくゆっくりとしていて、ほとんどの人は変化していることに気付きません。

何年も経ってはじめて「あれ、最近世の中がちょっと変わってきてない?」と感じる程度です。

そういう意味ではアセンションはまさに今、ゆっくりと進行中です。

それに気付かない人が大多数なので、アセンションなんて起きていないように思えるだけ。

覚醒も同じことです。

ニセ者が煽るような明確な変化なんて感じることはほぼ無いんですよ。

意識は確実に変化しています。

それが知覚出来ないだけのことです。

スピリチュアルに考えても、覚醒は進行していると言うことは確かです。

 

ニセ者たちの言っている覚醒

覚醒は進行していると説明しましたが、じゃあニセ者たちの言っていることは正しいのでしょうか?

いえいえ、全然正しくありません。

その辺について説明していきますね。

 

 

覚醒には兆しがある?

人が覚醒するとき、スピリチュアルなサインに気付きやすくなると説明しているサイトがありました。

そのサイトにはスピリチュアルなサインとして以下のようなものを挙げていました。

・考えや価値観の変化
・将来に不安を感じる
・何らかの使命感を感じる
・エンジェルナンバーをよく見る
・ひとりで過ごす時間が増える

このサイトでは、覚醒し始めた人はまだ覚醒していない人との波長の「ズレ」を感じやすくなると説明しています。

それにより上に挙げたような兆しを感じるようになるのだそうです。

いやいやいやいや、何を根拠に言っているのでしょうか?

考えや価値観の変化といいますが、この激動の時代を生きていれば考えや価値観なんていくらでも変化していきますから。

自分の周りの物質的・精神的変化がめまぐるしく起きれば、その変化に追随しきれず自分の考えや価値観が揺らぐことなんて日常茶飯事です。

それを「覚醒の兆し」と言い切ってしまうのはあまりにも無理があります。

また、将来への不安を感じるのは覚醒の兆しではなく「世の中の分断」が進んでいることに対する一般的な感情です。

いま世の中の人の多くは世界情勢や日本の置かれている状況に不満と不安を感じています。

自分はこの先どうなってしまうんだろうか・・・そんな漠然とした不安は誰もが感じていることですよね。

これも覚醒とは何の関係もないことです。

今いるステージから次のステージへ移行する際に不安を感じるのは覚醒の兆し、とか説明していますが、よくもこんなデタラメを言えるもんだと思います。

前段で説明しましたが、人の意識変化というのは急激に起きるものではありません。

周りの人と比べて自分だけが大きく意識変化をすると言うこともないし、それを感じることなんて皆無に近いことです。

エンジェルナンバーをよく見かけるというのも、すごい戯れ言を言うもんだと呆れています。

エンジェルナンバーとは「ゾロ目」のことで、それをスピリチュアルではエンジェルナンバーというんだそうですが、本当でしょうか?

私もスピリチュアルの専門家の端くれですが、エンジェルナンバーなんて聞いたことありません。

ゾロ目はゾロ目、なんでそれがエンジェルと関係があるのか理解に苦しみます。

ゾロ目を見ると覚醒の兆しとか言いますが、数学的に考えてみてください。

どんな数字の組み合わせも、それを見る確率は同じですから。

333というゾロ目を見る確率と548というランダムな数字の羅列を見る確率は同じなんですよ。

ね、エンジェルナンバーなんてワケの分からないことを言っていますが、こんなデタラメに欺されないようにしましょう。

事ほど左様に、こういう無意味な事柄をさも意味があるように言う説明には注意が必要です。

ニセ者の言うことを鵜呑みにせず、自分の頭でしっかり考えてみましょうね。

覚醒は進行していますが、その兆しを感じるなんてことはありませんから。

 

ライトワーカーに不可欠な覚醒

最近スピリチュアル界隈でよく耳にする「ライトワーカー」という言葉。

ライトワーカーとは、地球に住んでいる人のネガティブな感情(恐怖・不安・嫉妬など)を解放するために生まれてきた人のことだそうです。

で、ライトワーカーには大きく分けて、天からのメッセージを別の形に置き換えて伝えるメッセンジャーと、ネガティブなエネルギーをポジティブなエネルギーに変換するトランスミッター、人を癒やすヒーラーの3種類があると言われています。

メッセンジャーはいわゆる芸術家のことで、画家、フォトグラファー、作家、ミュージシャンなどが代表的な存在です。

トランスミッターはお笑い芸人、噺家など。

そしてヒーラーは癒やし系全般といったところでしょうか。

そしてライトワーカーはその本領を発揮するために覚醒することが不可欠だと。

おいおい、ちょっと待てって!

いいですか、こういう変な説明に欺されないでくださいね。

こういう説明を聞くと、なんだかライトワーカーは他と違った特別な存在であるように思ってしまいますが、そんなことは決してありませんから。

どんな職業だって、どんな人だってみんな特別なんですよ。

ライトワーカーだけが特別なわけではありません。

何をやっても途中で挫折してしまい、なにひとつ満足に成し遂げたことのない人だって、ライトワーカーに劣ると言うことはありません。

それはそれで特別な存在なんですよ。

この地球上に生きている誰ひとりとして特別ではない人なんていません。

みんな同じく特別な存在なんです。

だからこの世に生まれてきたわけですから。

そもそもライトワーカーとかいう言葉でそれらの職業が他よりも特別なものと勘違いさせること自体おかしなことなんですよ。

そしてそれに畳みかけるように、ライトワーカーには覚醒が不可欠とか・・・

もういい加減にしてください、と強く言いたいです。

そもそもライトワーカーってネガティブな感情を開放するとのことですが、ここからしてすでにデタラメですよ。

だってポジティブとかネガティブって、そんなもの最初から存在しませんからね。

スピリチュアルな視点で見れば、すべての存在はポジティブでもネガティブでもなく中立な存在です。

ポジティブ、ネガティブと言っている時点で物質思考にどっぷりと染まっている証拠です。

それって宗教で言う二元論じゃないですか。

光と影、善と悪、神と悪魔、ポジティブとネガティブ・・・

そういう相対する存在を定義することで一方を正当化するもので、本来はなんの根拠もないものです。

ネガティブな人はポジティブな人に救ってもらう・・・この発想そのものがすでに選民思想を帯びているんです。

人に優劣を付ける考え方が正しいはずがないんですよ。

 

 

どこまで嘘をつけば気が済むのか

ここまで、ニセ者たちの言っていることのデタラメさについて説明してきました。

こうしたニセ者たちの言っていることをかみ砕いて考えれば、いかにデタラメかよく判るでしょう。

いくらスピリチュアルだからといって、何でもアリではないんですよ。

確かにスピリチュアルな事柄は科学のように確証を示して説明することは困難です。

困難ですが、だからといって勝手に空想したようなデタラメを吹聴して良いわけではありません。

しかし巷にはこうしたニセ者が拡散した数々のデタラメがあふれ返っています。

あなたがこの記事にたどり着くまでにも、ニセ者が書いた記事をいくつも目にしたでしょう?

特にネットにはこうしたデタラメが氾濫しています。

だからこそ、それを手にするあなた自身がしっかりとした選定眼を持つ必要があるんです。

なんでも疑うことなく鵜呑みにしてしまい、スピリチュアル沼にハマるのは誰の責任でもないあなた自身の責任ですからね。

最低限、ウソに騙されない程度のリテラシーは事前に持つ必要があります。

とはいうものの、そのリテラシーを持たない人にとっては、なかなか難しい事かもしれません。

まずは自分の頭で考えること。

その上で、少なくとも二元論的な思想に基づくものは警戒すべきです。

二元論は人間が自分を有利にするために編み出した論法に過ぎず、スピリチュアル界を含む自然界にはそもそも存在しないものであることを覚えておいてください。

今回のテーマである「覚醒」に関しても、覚醒した人としていない人の比較論もまた二元論になっていることに気付いてください。

最初に説明した通り、アセンションは今まさに進行中であり人々の意識は徐々に変化してきてはいますが、それは日々ほんの微々たる変化に過ぎないため、それに気付く人なんて皆無に近いんです。

このため覚醒の兆しなんて判るはずがないんですよ。

長い年月が経って、その年月を振り返ったときに「ああ随分と変わったな」と感じる・・・

それが覚醒と言うものです。

 

結局のところ

今回は覚醒について説明してきました。

世の中には驚くほど多くのデタラメが氾濫していることをご理解いただけたと思います。

覚醒の兆しなんて感じるわけないんですよ。

あなたは昨日の自分と今日の自分を比べて「お、随分変わったな」なんて気付きますか?

気付かないでしょ?

何年か経って、あの頃と比べて体力がなくなったな、なんて感じる程度ですよね。

覚醒もそんなものです。

そのくらい僅かずつしか変化しませんから、その兆しなんて分かるものではないんです。

派手でファンタスティックな説明を期待されたとしたら、ごめんなさい。

でも真実なんてそんなものです。

 

ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

タイトルとURLをコピーしました