なんだか最近、悪いことが立て続けに起きるんですけど・・・
なんて思っていませんか?
ほんの些細な出来事の連続で「ツイてない」と感じるとか、本気で心配になるほど不運なことが度重なるとか、人によってその程度は様々でしょうが、悪いことが続く状況というのは出来ることなら避けたいものですね。
生きている以上、良いことや悪いことが毎日起きてくるのは当然のことですが、だとしてもなるべくなら平和で楽しい日々を送りたい。
誰もがそう思うのではないでしょうか。
というわけで今回は、悪いことが続くときにそうした「負の連鎖」を断ち切るためにどうすれば良いのかを解説していきたいと思います。
なぜ悪いことが続くのか?
まず最初に、なぜ悪いことが続くのでしょうか?
実はこれにはちゃんとした理由があります。
その理由をたとえ話をしながら説明したいと思います。
仮にあなたが毎日のように悪いことばかりが続いていて、そんな日々に辟易しているとしましょう。
そんな毎日にあなたは「ああ私ってホント、ツイてない・・・」と思っていることでしょう。
対してあなたの友人のAさんは毎日が楽しくて仕方がない、なんて自分はツイているんだろう、と感じています。
年齢も育った環境も働いている状況も似たような二人ですが、どうしてこんなに真逆の状況になるんでしょう?
起きていることは大差ない
実際問題としてあなたと友人のAさんに起きている出来事はほとんど同じようなものです。
それなのにあなたは「ツイてない」と感じ、Aさんは「ツイてる」と感じる。
これってどうしてなんでしょう?
実はここに答えがあるんです。
よろしいでしょうか?
出来事そのものは「エネルギー的に完全にゼロ」なんです。
どんなに大きな出来事でも、どんなに些細な出来事でも同じです。
出来事そのものはプラスもマイナスもない、完全にニュートラル、ゼロの状態です。
例えばあなたが会社に行くときに、いつも乗っている電車に間に合わなかったとしましょう。
その電車に間に合わないと会社に遅刻してしまいます。
間に合わなかったことであなたは「ああこれで遅刻確定だ、ホントツイてない」と思うかもしれません。
しかしあなたと同じく電車に乗り遅れたAさんは「これはきっと何か意味があるに違いない、いつもと違う1日の始まりだ、ワクワクする」と思うかもしれません。
お分かりでしょうか?
あなたもAさんも電車に乗り遅れたという事実は全く同じです。
にもかかわらずあなたとAさんはほぼ真逆の考え方をしました。
出来事そのものは完全に中立、エネルギー的にはゼロの状態です。
その出来事にどのような意味づけをするかで現実の持つエネルギーが変わる。
つまり、ツイてる/ツイてない、というのはあくまでその出来事に遭遇した人がどういう意味づけをしたかで決まることなんです。
宇宙を取り巻くエネルギーにはもともとプラスもマイナスもありません。
すべて体験する人次第なんです。
とはいうものの、悪いことが続く・・・
とはいうものの、自分で「こうしたい」と思っているのにそれと逆行する出来事が起きれば、多くの人は「ツイてない」と思ってしまうのも事実です。
急いでいるときに限って家を出てしばらくして忘れ物に気付く・・・
大事なプレゼンの直前に資料に不備が見つかった・・・
信号無視をした途端、パトカーに見つかってしまった・・・
自分がしたいことの足を引っ張るような出来事が起きれば、その出来事自体はあくまで中立だと言われてもやっぱりマイナスの意味づけをしてしまうのが人間というものでしょう。
そしてなぜかこういう出来事って立て続けに起きてくるもので、それが理由かどうかは分かりませんが「負の連鎖」なんて言葉まであるくらいです。
こういうときに無理矢理ポジティブに考えようとしても、それってストレスですよね?
ではどうしたら良いのでしょう?
負の連鎖を断ち切る方法はあるのか
こうした「負の連鎖」をなんとかして断ち切ることは出来ないものでしょうか?
先人たちは様々な方法を考え実践してきました。
その中から幾つか紹介していきますね。
お祓いや神社は効果あるのか
悪いことが続くのは、なにか悪いものがあなたに取り憑いていると考える人もいます。
というか昔の人たちは自分以外の「なにか」のせいにして、それを取り除くことで負の連鎖を断ち切ろうとしてきました。
その代表的なものがお祓いです。
あなたに取り憑いた疫病神を祓い落とすことで、これ以上悪いことが続かないようにしよう。
そういう発想のもと、神社を参拝したり神官に祓ってもらったりする。
これは日本の古来から続く伝統的な風習のひとつと言えます。
しかしお祓いや神社で祈ること自体には大した意味はありません。
お祓いをしてもらったり神社に参拝したりして憑き物を祓ってもらったという「思い込み」が、今後起きてくる出来事に対する考え方を変えていく。
そうした効果を狙ったものです。
私は神社でお祓いをしてもらった、これで悪い憑きものは完全に落ちたので、もう今後は悪いことは起きてこないに違いない。
そうした心理が働くことで、同じようなことが起きてもプラスに捉えることが出来るようになるんですね。
盛り塩やパワーストーンは効果あるのか
あなたの周りに「結界」を張り巡らせることで、悪いことが起きる原因となるネガティブなエネルギーを寄せ付けなくする。
そのためにあなたの家や職場に盛り塩をしたり、魔除け効果のあると言われているパワーストーンを身につけたりするのですが、これもお祓いと同じく心理的な効果を期待した手法と言えます。
結界を張ることで自分は守られている、だから悪いことは起きなくなっていくだろう。
それが信じられるなら、それなりの効果は期待できるかもしれませんが、盛り塩やパワーストーンそのものには悪い出来事を遠ざける働きはありませんのでそこは誤解なきようにして下さいね。
結界には確かにそれなりのパワーはあるのですが、悪いことが起きてくるのは結界とは直接的には関係ありません。
起きてきた出来事に対する意味づけの問題に過ぎませんから、いくらパワフルな結界を張ったところであなたの考え方が変わらなければ何も効果はありません。
おまじないには効果あるのか
さて、おまじないです。
何か特別な力を持ったおまじないを唱えることで負の連鎖を断ち切ることが出来ると思っているのでしたら、あなたは相当ヤバいです。
これも先ほどのお祓いなどと同じく、そのおまじないが「効く」とあなたが信じることが出来るなら、結果的に多少の効果はあるかもしれませんが、それはおまじないの力ではありません。
はっきり言いますが、おまじないそのものには効果なんてありません。
そのおまじないに効果があると信じることで、あなたの考えに影響を与える可能性がある、ただそれだけのことです。
ですからおまじないを信じることの出来ない人には、全く何も効果なんてありません。
すべてはあなた次第、ということにおいてはおまじないもお祓いも神社参拝も盛り塩もパワーストーンもすべて同じですからね。
そこのところは勘違いしないようにしましょう。
なぜ負の連鎖は簡単に断ち切れないのか
さて、悪いことが続く状況を変えられるかどうかはあなた次第だということはご理解いただけましたでしょうか?
それが分かっていても、自分の想いと正反対の出来事が起きてくればどうしてもネガティブに考えてしまうのが人間というものです。
分かっちゃいるけどやめられない・・・
だから人は、自分以外のものに助けを求めるわけですよね。
その結果が前段で紹介したお祓いだったりおまじないだったりするわけです。
ただ、中には自ら進んで怪しいものに頼ってしまう人も少なからずいます。
霊能者やスピリチュアルカウンセラー、占い師などに頼ってしまう人たちのことです。
彼らは何かにすがる思いでそういう人たちのもとを訪れるのでしょうが、その危険性に気付いている人は少ないです。
他人に依存することの弊害の大きさに気付いているか
まず大前提として、スピリチュアルカウンセラーとか占い師、霊能者といった人たちの多くは「偽物」だということを理解しておく必要があります。
全てが偽物とは言いません、勿論なかには本物もいるでしょう。
しかし、あなたはどうやって相手が本物か偽物かを見分けますか?
誰ひとりとして「自分は偽物です」とは言いませんよ?
まあ相手が本物でも偽物でも構いませんが、あなたはそういう人たちの言うことを手放しで受け入れられるんですか?
おそらくあなたとは初めて会う人でしょうし、これまでもこれからもあなたの人生には何の責任も負うことのない人たちですよ?
そんな人たちが言うことを、どうしてあなたは素直に受け入れてしまうのでしょう?
多くの場合、あなたが頼る相手は偽物でしょうから言っていることだってデタラメです。
それを理解した上でなら、どうぞ頼っていってください。
それも人生経験にはなるでしょうから、私は敢えて止めません。
本当に負の連鎖を断ち切りたいと思っているか
しかしあなたが本気で悪いことが続く状況をどうにかしたいと考えているなら、他人を頼るべきではありません。
先ほどから何度も説明していることですが、出来事そのものは中立であり良いことでも悪いことでもありません。
その中立な出来事にネガティブな意味づけをしているのは他の誰でもない、あなたです。
あなたが自分の力でどうにかしようと、本気で思わない限り負の連鎖を解くことは出来ませんよ。
他人を頼る時点で、あなたの負けです。
もしも上手くいかなければ他人のせいに出来ますからね、あの占い師がデタラメを教えたから悪いことが続いてるんだ、とかなんとか・・・ね。
自分で出来る「悪いことを寄せ付けない」簡単な方法
もうお分かりですよね?
悪いことが続く「負の連鎖」を断ち切ることが出来るのはあなただけだということが。
他人を頼ることなく、かつあなた自身で簡単にできる「悪いことを寄せ付けない」方法さえ分かれば、負の連鎖は断ち切ることが出来ます。
その方法を最後に教えますね。
何かが起きたとき、それがどんなことであっても「あなたにとって意味のある」出来事だということを肝に銘ずること。
その電車に乗れないと遅刻するというときにその電車に乗り遅れた・・・
それには必ずなんらかの「意味がある」んです。
その意味はあなた次第で良いことにも悪いことにもなる。
だから敢えて、その出来事の意味を深く考えないことです、それがコツです。
あ、乗り遅れた、これで遅刻決定・・・でもこれにはなにか意味があるんだろう・・・
その意味については敢えて考えない、そのうち分かること。
そう思っていれば、どんなことが起きようともそれが悪いことには感じなくなっていきます。
そして時間が経つことで「あぁ、あのとき電車に乗り遅れたのにはそういう意味があったのか」と分かる時がきっと来ます。
その瞬間までは、起きた出来事の意味づけはお預け。
これさえ徹底できれば、起きたことに対する善し悪しが気にならなくなっていきます。
ね、簡単でしょう?
結局のところ
今回は、悪いことが続くということについて説明してきました。
出来事には良いも悪いもありません、ずべては中立です。
それに意味づけをするのはあなたであり、あなたがその出来事を「悪いこと」と意味づけしなければ、その出来事は悪いことにはなりません。
すべてはあなた次第、決定権はあなたが持っているということです。
ですから絶対に、その決定権を他人に委ねるような愚かな真似だけはしないようにしましょう。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。