以前は気にならなかったけど、最近デジャブが多い・・・
そう感じる人が最近増えているようです。
多少の差はあれ、誰でもデジャブ体験をしたことがあるのではないでしょうか?
しかし多くの場合、デジャブ体験の意味が理解できず時間とともに忘れてしまうことが多いようです。
あれ?これって・・・
というとても微弱な感覚がほとんどなので、多くの人は自分がデジャブを体験したと気づかない場合もあります。
しかしこのデジャブが頻繁に起きるようになると、さすがに「最近デジャブが多いな」と感じるようになってきます。
今回はこのデジャブについて、おもにスピリチュアルな視点から考えてみたいと思います。
デジャブについて正しい知識を持とう
さて、本題に入る前にデジャブについて再度確認しておきましょう。
デジャブとは「既視感」という意味のフランス語です。
本人は一度も体験した覚えがないにもかかわらず、すでにどこかで体験したことがあるように感じる現象のことです。
あれ、これって何処かで体験したような気がする・・・
この感覚って多少の差はあれ誰もが感じたことがあるのではないでしょうか?
でも実際に体験していないのに、何故こんな感覚になるのでしょう?
デジャブが多いのは病気なのか
まずはっきりとさせておきたいことがあります。
それは「本当にデジャブか」ということです。
デジャブとは既視感のことですから、何処かで体験したような・・・という感覚を指す少々と考えた場合、その原因はひとつとは限りません。
あまりにも頻繁にこうした感覚になるようでしたら、それはデジャブといえる範疇のものではないかもしれません。
もしかすると肉体的な原因による可能性もありますしメンタルに過度な負担がかかっているかもしれません。
この辺につきましては素人判断は危険です。
自分で「デジャブが多すぎる」と感じるとか、それがもとで日常生活に支障が出るようなら迷わず医者に診てもらいましょう。
デジャブ解釈の歴史
デジャブについては20世紀初頭から研究が盛んになります。
フロイトは「デジャブは既に見た夢」であるとし、夢は無意識に見たものなので意識的には思い出せないものだと主張しました。
その後、心理学や超心理学などで研究され、20世紀後半には脳神経科学の研究対象としても注目されました。
しかしながらこうしたアプローチは再現性が確立できず、研究成果として認められる段階には至っていません。
こうした科学的なアプローチとスピリチュアルな世天からのアプローチについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
デジャブの科学的な説明
デジャブが「体験していないのにあたかも過去に体験したように感じる」ことから、主に脳が関係していると言われています。
いくつか紹介すると、
夢の記憶が顕在化する
これはフロイトが提唱したものと同じですね。
私たちは毎晩のように夢を見ていますがそのほとんどは記憶に残っていません。
しかしながら無意識の領域にはその記憶が残っており、これが実際の体験と結びつくことで表面化してくるのではないか、という説です。
脳が錯覚を起こしている
私たちの脳は見たり体験したりしたものを必ずしも正確に記憶するとは限りません。
複数の人が同じ事故現場を目撃しても、全く違った証言をすることはよくあることです。
何故そんなことが起きるのかについて、私は脳科学の専門家ではないため詳細には分かりませんが、似た景色や体験をするとそれらを混同してしまうことはよくあるようです。
このためある体験が過去に体験したものと似ている場合に「あれ、これって体験したことがあるかも」と感じてしまうという説です。
ただしいずれの説も合理的な説明ができるに足る確証がないため「といわれている」レベルの話でしかありません。
事ほど左様に科学ではまだデジャブを説明できるところまで来ていないといえます。
デジャブのスピリチュアルな説明
ではスピリチュアルな視点で考えた場合はどうでしょうか?
これにもいくつかの説があります。
前世・過去世の記憶
あなたがあなたとして生まれる前に、別の人間として生きた人生で経験したことが潜在意識の記憶として残っており、これが表面化してきたと考える説です。
生まれて初めて訪れた土地にもかかわらず、細い路地の先にたばこ屋があるとか、およそ知るはずのないことまで知っていたりするので不思議に思いますが、その土地には過去に一度も来たことはない・・・でもなぜか知っている。
これとよく似たものとして「生まれ変わりの記憶」があります。
過去世で生きていた記憶を持ったまま生まれてくる子供は案外多く、生まれ変わりを証明するに足る証拠があるものも珍しくありません。
生まれ変わりの記憶そのものはデジャブとはちょっと違うかもしれませんが、前世・過去世の記憶という意味では共通しています。
それを「しっかりした記憶として認識している」場合には過去世の記憶であり、既視感だけがある場合がデジャブということなんでしょう。
生まれ変わりについては以下の記事詳しくまとめていますので、併せてお読みくださいね。
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生まれ変わりの日本における研究は意外にもかなり古くからあった?
平行世界の体験
私たちが生きている世界には、同時並行的に存在しているいくつもの世界が存在するという人がいます。
そういう人たちはこのいくつもの平行世界を「パラレルワールド」と呼んでいますが、実はあなた自身もこのいくつものパラレルワールドを同時に生きているんです。
通常はこれらの世界は混ざり合うことはないのですが、何らかの理由でその一部が混ざってしまうことが起きることがあります。
そのときにあなたが生きているこの世界と平行した別世界の体験を垣間見てしまう。
それが既視感になるとする説です。
このパラレルワールドについての解釈にもさまざまあり、私が理解しているパラレルワールドはちょっと違うんですが、大筋で言いたいことは理解できます。
ちなみに私の理解しているパラレルワールドにつきましては以下の記事で紹介しています。
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パラレルワールドはある?実はあなたも体験している!
これら以外にも「ガイドからのメッセージ」とか「非物質世界に繋がった際の記憶」とかいろいろな説がありますが、あえて多くは説明しません。
なぜなら上記2つの説もそれ以外の説も、実は全て同じことだからなんですね。
デジャブが多い理由をスピリチュアルな視点で考える
スピリチュアルな視点から見ると、デジャブは「前世・過去世からの記憶」であったり「パラレルワールドにおける体験」であったり、ガイドやハイヤーセルフからのメッセージだったりするわけですが、実はこれらは表現を変えて「同じこと」を言っているに過ぎないんです。
それってどういうこと?
これからしっかりと説明していきますね。
非物質世界が「染み出して」きている
すべては「非物質世界における体験や記憶」が物質世界に「染み出して」きているということです。
前世や過去世にしてもパラレルワールドにしても、実際の物質世界の話ではありませんよね?
前世や過去世はあなたがいまの肉体を持って生まれてくる以前の世界の記憶ですし、パラレルワールドだって物質的には影も形もないものです。
全てはあなたの意識(というか潜在意識)に刻まれたものです。
そして意識には「形」がありません。
形がないということは、意識は物質ではなく非物質の存在ということです。
当然のことですが、非物質の存在ですから意識は非物質世界と繋がっていることになります。
この物質世界とは異なり、非物質世界には時間の概念も空間の概念もありませんから、過去とか現在とか未来とかいう概念そのものがないんですよ。
いいかえれば非物質世界には全ての時空がひとつになって存在しているということです。
それは非物質世界から来ている
だからデジャブの原因が前世・過去世の記憶だとしても、パラレルワールドを垣間見ているとしても、はたまたガイドやハイヤーセルフからのメッセージだとしても、結局は「非物質世界から来ている」と言うことですよね?
なんだかんだ細かいことを言ったところで、スピリチュアルな視点をとる限り、その情報源は非物質世界ということになるわけです。
デジャブが多いのは非物質世界からの情報を受け取りやすくなっている
これまでの説明を整理すると、デジャブの原因は非物質世界から何らかの情報を受け取っているということになります。
そしてデジャブが多いというのは、非物質世界からの情報を他の人よりも受け取りやすい状態になっていると考えられます。
これってスピリチュアルな視点で見れば、とても良いことでと思いますよ。
実は非物質世界からの情報って、誰もが毎日あびるように受け取っているんですがそのことに気づいていないだけなんです。
で、それに気づき始めるとデジャブが増えたりシンクロニシティが増えたり、さまざまな気づきやひらめきが頻繁に起きてきたりするようになります。
もしもあなたが最近デジャブが増えたな、と感じているならば、それはとても良いことだと思いますよ。
結局のところ
今回はデジャブについて、そのスピリチュアルな意味を考えてきました。
デジャブは誰にでも間に日のように起きていることですが、それに気づいている人が少ないだけなんです。
それに気づくことができるようになってきた人が「デジャブが多くなった」と感じているに過ぎません。
不安がることでも怖がるようなことでもありません。
あなたの意識が非物質世界と繋がりやすくなってきたというだけの話ですから。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。