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因果応報やカルマの法則を信じる前に知っておきたいこと

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因果応報とかブーメラン効果とかカルマの法則なんてない?

あなたは因果応報という言葉の意味をご存じでしょうか?

因果応報とは、良いことでも悪いことでも自分の行いは巡り巡って必ず自分に戻ってくるという考えです。これと似た意味の言葉としてブーメラン効果やカルマの法則などがありますが、基本的には同じ意味と思って差し支えありません。

善い行いは幸福をもたらし、悪い行いは不幸をもたらす。だから悪い行いは慎み善い行いだけをするように努めましょう——ということですね。

宗教的・教育的にはとても意義のある「教え」だとは思います。でも、現実世界を生きる私たちにとって、これをそのまま受け入れるのは困難だと感じることもありますよね。

今回は、因果応報・ブーメラン効果・カルマの法則について、私自身が感じていることを正直にお伝えしたいと思います。


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最初に、大切なことをお伝えします

本題に入る前に、ひとつお伝えしておきたいことがあります。

この記事では「因果応報は宇宙の普遍的な法則としては存在しないかもしれない」という考えをお伝えします。しかしそれは、「何をしても構わない」「悪い行いをしても問題ない」ということでは、まったくありません。

善い行いを心がけるという考えは、私たちが社会生活を円滑に進めるための、絶対的に必要な指標です。

他者への思いやりを持つこと、誠実に行動すること、人を傷つけないこと——これらは、社会の中で人と関わりながら生きていく上で欠かせないものです。

私が疑問を感じるのは、「その行いが宇宙の法則として必ず自分に返ってくる」という部分です。善い行いを心がけること自体を否定したいわけでは、決してありません。

この点をご理解いただいた上で、読み進めていただければ幸いです。


私がこの考えに至った経緯

なぜ私がこうした考えを持つようになったのかをお話しさせてください。

ヘミシンクを通じて非物質世界を探索していく中で、ある気づきがありました。

非物質世界には、物質世界のような「二元論」の概念が存在しないのです。

善と悪、光と影、上と下、男と女——私たちが物質世界で当たり前のように使っているこうした対立の概念が、非物質世界では意味をなさない。すべてがひとつに溶け合っているような感覚とでも言えばよいでしょうか。

この体験を通じて、私はこう感じるようになりました。

物事(出来事)は一様に単なる事実であり、そこに善とか悪とかの区別はない。

そうした意味づけは、その物事に直面した人がしているものに過ぎない。だとすれば、因果応報やブーメラン効果のような「善行には善い結果が、悪行には悪い結果が返ってくる」という法則性も、宇宙の普遍的な法則としては存在しないのではないか——。

これが、私の率直な考えです。


因果応報は「方便」として機能している

とはいえ、多くの人が因果応報やカルマの法則を信じているのには、それなりの理由があります。

私たちは大人になる過程で「すべての行いはめぐり巡って自分に戻ってくる」という考えを、親や教師などから繰り返し聞かされてきました。

また、何か思い通りにならない出来事に遭遇したとき、「あんなことしなきゃよかった、因果応報だ」と思うことで気持ちの整理がつく——そういう「心のリリース弁」として機能していることもあります。

そういう意味では、因果応報やブーメラン効果という考え方はうまくできているとも言えます。自分の行動や言動を振り返るきっかけになるのであれば、それは決して悪いことではありません。じんわりと効いてくる側面もあるのだと思います。

ただ、それはあくまで「方便として機能している」という意味であり、宇宙の法則として実在するという主張には、どうしても同意できないのです。


宇宙の法則としての因果応報に感じる疑問

仮に因果応報やカルマの法則が宇宙の普遍的な法則として実在するとしたら、いくつか説明できないことがあります。

善行に善い結果が返るとは限らない

あなたがなにか行動を起こせば、それに反応するようになにかが起こるのは事実です。しかしそれが善い行いだからといって、あなたに返ってくる事柄が必ずしも善いこととは限りません。

「行動に対する結果が返ってくるまでには時間差があるから、忘れた頃に善い出来事として返ってくる」と言う人もいます。でも、返ってきた善い出来事がどうして過去のある時点の善行の結果だと分かるのでしょうか。そのふたつの出来事の関連性を合理的に説明することは、非常に難しいはずです。

常に善行を心がけることは現実的ではない

常に善行を心がけるとは言いますが、人間はそんなにシンプルに生きられる存在ではありません。

ときには他人に嫌みや雑な対応をしてしまうこともあるでしょう。そうしたことは確かに褒められたことではありませんが、私たちが生きていく上で多かれ少なかれ誰でも経験することではないでしょうか。

「因果応報があるから善行を積む」という動機づけは、ある意味では機能しますが、「法則として必ず返ってくる」という前提には無理があると感じています。


物事に善悪はない——意味づけをしているのは私たち

ここが、私の考えの核心です。

そもそも物事や出来事に、善も悪もありません。

たとえば、あなたが困っている人を助けた。この行動自体は単なる出来事に過ぎず、善でも悪でもありません。その行動にあなた自身や助けてもらった人がどう意味づけするか——それだけのことです。

あるいは、あなたが車を運転しながらゴミを窓から投げ捨てた。これも単なる出来事であり、それを見ていた人や投げ捨てたあなた自身がその行動にどう意味づけするかで、その出来事の「色」が変わります。

善行が幸せを呼ぶとか悪行が不幸を招くというのは、すべて「後付けの意味づけ」です。そしてその意味づけは、意味づけをした人によって変わる。

だとすれば、因果応報やカルマの法則という「普遍的な法則」は、どこにも存在しないということになります。

ヘミシンクで非物質世界を探索する中で感じた「善悪の二元論が存在しない世界」は、まさにこのことを示しているように、私には思えました。

ただし、ここで改めて強調しておきたいのは、「物事に善悪がない」ということと「何をしても構わない」ということは、まったく別の話だということです。

社会の中で生きていく以上、他者への思いやりや誠実さは不可欠です。それは「因果応報があるから」という理由ではなく、人と人が共に生きていくための基盤として必要なものです。法則に縛られなくとも、善く生きようとすることには、それ自体に意味があると私は思っています。


囚われすぎることの弊害

因果応報やブーメラン効果という考えに強く縛られると、思わぬ弊害が生まれることがあります。

たとえば、自分の考えを主張しようとしたとき、周囲と異なる意見だった場合に「こんなことを言ったら反感を買うかもしれない」と感じて、自分の思いを心の中にとどめてしまうことがあります。

「波風を立てる行動が因果応報として自分に返ってくる」という恐れが、本来の自分の声を封じてしまうのです。

法に触れることや他者を傷つけることは別ですが、自分が正しいと感じることを表現することまで抑えてしまうのは、本末転倒ではないでしょうか。

因果応報という考えが、自分の行動を振り返るきっかけになるのは良いことです。でも、それが自分を必要以上に縛るものになってしまうなら、一度立ち止まって考えてみる価値があるかもしれません。


まとめ

因果応報・ブーメラン効果・カルマの法則は、心のバランスを保つための「方便」として機能することはあると思います。でも、それが宇宙の普遍的な法則として実在するかというと、私にはそうは思えません。

物事は単なる出来事であり、そこに善悪はない。意味づけをしているのは、常に私たち自身です。

ただし、誤解していただきたくないのは、だからといって何をしても構わないということではないということです。善い行いを心がけ、他者への思いやりを持つことは、社会生活を送る上で絶対的に必要な指標です。法則に縛られなくとも、そうした姿勢を持つことには、それ自体に深い意味があると感じています。

因果応報という言葉に縛られて生きにくさを感じているとしたら——それは手放しても良いものかもしれません。でも、善く生きようとする気持ちは、手放さなくていいと思います。

あなたは因果応報やカルマの法則という考え方を、どのように受け取っていますか?


免責事項

本記事は筆者自身の体験や個人的な見解をもとに構成されています。
記事内でご紹介している内容は、特定の思想や信念を強制するものではなく、読者の皆さまがご自身の感性と照らし合わせながら自由に受け取っていただくことを意図しています。
あくまで「こうした見方もある」という一つの視点としてお読みください。


筆者プロフィール

Hiro(アクアヴィジョン・アカデミー公認ヘミシンク・トレーナー)
2008年よりヘミシンクを本格的に探究し、意識の拡張や内的成長をテーマに継続的に実践。
アクアヴィジョン・アカデミー公認ヘミシンク・トレーナーとして、これまでに延べ1,000名以上の参加者にプログラムを提供・ガイドしてきた実績を持つ。
現在は、スピリチュアルや意識の世界を探究するブログを複数運営中。
専門知識と体験に基づいた、初心者にもやさしい情報発信をモットーに、誰もが自分の内なる声とつながるきっかけづくりをサポートしている。

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