人はなぜ占いが好きなのか。
占いが本当に当たるなんて信じている人はほとんどいないはずなのに、なぜか占いは大流行りです。
なぜ当たらない占いを頼ってしまうのでしょう?
当たらないと分かっているくせに、占いの言うとおりに行動してしまう人のなんと多いことでしょう・・・
とくに異性との相性を占う「相性占い」や「夫婦占い」「恋愛占い」などは以前にも増して多くの人が利用しています。
その占い、果たして本当に信じるに足るものなのでしょうか。
今回は夫婦の未来を占うことの意味について考えてみたいと思います。
夫婦の未来を占う意味とは
まず、そもそもなぜ夫婦の未来を占おうと思うのでしょうか?
夫婦仲が上手くいっていないから?
諸々を鑑みて、将来が不安だから?
5年後、10年後のふたりがどうなっているか気になるから?
理由はいろいろとあると思いますが結局のところ、二人の関係に何らかの不安なり不満なりがあるということですよね。
とはいうものの、友人や知人には相談しにくいので占い師に聞いてみよう。
占い師なら自分とは縁もゆかりもないし、プライベートなことでもあまり気にせず相談できそうだし、もしかしたら自分の将来について的確なアドバイスを貰えるかもしれないし・・・
ま、そんな感じでしょ?
誰にも相談できないから占い師にでも相談してみよう、というのはそれなりに意味があるのかも知れません。
が、それ以上の意味、ありますか?
あなたが「占い師なら縁もゆかりもないので相談しやすい」のと同様に、占い師の側もあなたとは「何の縁もゆかりもないから好き勝手なことが言える」と思っていますよ。
所詮占いなんて当たるも八卦当たらぬも八卦なんだから、適当なことを言って当たらなかったとしても何ら問題はありませんから。
あなたがどれだけ深刻だとしても、占う側は関係ありません。
言ったことは当たるか当たらないかどちらか1つですから、気軽に適当なことを言いますよ。
それはあなたも心のどこかで分かっているのでは?
当たろうが当たるまいが、夫婦の未来を占ってもらうことで何となく安心する。
占いにそれ以上の意味なんてありません。
夫婦の未来占いが危険な理由
それでも夫婦占いに頼りますか?
実はそのあなたの占いへの思い、すごく危険なんですよ。
何が危険か分かりますか?
夫婦の未来について占ってもらおうと思った瞬間から、もうあなた方夫婦は破局への道を歩き出しています。
それに気付いていないでしょ?
そもそも夫婦のことは夫婦で話し合うべきです。
お互いが納得できるまでトコトン話し合う、たとえそれがどのような結論に至るとしても、です。
結婚するまではまったく別の環境で生まれ育った二人が同じ屋根の下で生活を共にするのが夫婦ですから、そもそも食い違いが出るのは当たり前のことです。
食い違いに対して、二人でどう乗り越えていくか。
その答えを見つけるために努力するのが夫婦でしょ。
にもかかわらず、なぜ占い師に答えを求めようとするのでしょう?
その段階で夫婦関係を維持する意思がないことを認めているようなものです。
さらに占い師の出した答えを鵜呑みにしてしまうとすれば、それはもう「良い結果」になるワケがありませんよ。
夫婦間のことを占ってもらう。
そう決めた瞬間から、夫婦としてなすべき努力を放棄したことになるのですから結果がどうであれ残念なことだと私は思います。
自分ごとだからこそもっと真剣に!
まあ、夫婦間のすれ違いが続き会話もままならない状況が長く続けば、互いに疲弊してくることでしょう。
そのうち会話するのさえ嫌になってしまう・・・これも致し方ないかもしれません。
でも、だからこそ夫婦で話し合うべきです。
それを避けて、さらに結論を占い師という他人に委ねてしまう行為が明るい未来をもたらすはずがないじゃないですか。
自分たちのことですからもっと真剣になりましょうよ。
そうした努力をトコトンした上で、それでも解決出来ないとすれば、そのときにはお互いにどうすべきか答えは出ているはずです。占い師に頼ろうなんて思わないですよ。
占い師に頼ろうなんて考えてる時点で努力が足りません。
結局のところ
今回は、夫婦の問題を占ってもらうことの危険性について説明しました。
はっきり言いますが、これはスピリチュアル以前の問題です。
年初に神社でおみくじを引くのとワケが違います。
夫婦の問題はトコトン夫婦で解決する。
そこに占いの入る余地なんてまったくありませんから。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。