人間の意識とは摩訶不思議なものよ。
あなたは意識について考えたことがありますか?
突然このように言われて面食らっていますね。笑
大丈夫です。
あなたも含め多くの人は意識について真剣に考えたことなんてほとんどありませんから。
それがたとえ自分自身の意識だとしてもです。
でも意識って知れば知るほど凄いんです。
意識の深遠さが分かるとあなたの世界は大きく拡がることでしょう。
何倍、いや何十倍、いやいや何百倍も。
というわけで今回は意識、とりわけ変性意識について説明していきますね。
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変性意識状態の入り方を知った人が凄いことになってます。
意識と変性意識の違い
意識という言葉はとても広い意味を持つため、なんともつかみ所のないものです。
たとえば哲学で意味する意識と心理学で意味する意識は違った意味を持ちます。
さらに生物学、医学、宗教などでもそれぞれ違った意味で用いられます。
また日本では「意識高い系」みたいな使われ方もしますよね?
プロ意識とかコスト意識なんて使い方も。
事ほど左様に、意識という言葉はひと言で説明出来ないんです。
ね、意識について意識してみると何とも摩訶不思議な言葉だということが分かってきますよね。
本稿は意識の意味について解説するのが目的ではありません。
ですから意識の意味としてはシンプルに次のように定義したいと思います。
意識とは、起きていて自分の周囲の状況などを認識することが出来る状態。
要はあなたが起きていて普通にものを見たり聞いたり感じたりしている状態のことですね。
意識=世界
さて、あなたにとっての世界とはあなたが今までの人生で見てきたものの集大成と言えます。
つまりあなたが起きているときに見たり聞いたり感じたりしたもの全部が、あなたにとっての世界というわけです。
ここでひとつのことに気付きませんか?
あなたにとっての世界とはあなただけのものだということ。
あなたが見たものはあなた以外の誰ひとりとして見ていないんです。
そのことに気付いていますか?
あなたが友人と旅行に行って美しい夜景を見たとします。
でもあなたが見た夜景とあなたの友人が見た夜景は同じものではないんです。
いやいや、そんなバカな。笑
夜景は誰が見たって同じでしょう。
私も友人も、それ以外の人たちもその場にいれば同じ夜景を見てるはず。
本当ですか?
本当にそう思っているのなら是非とも試してみてください。
友人と見た夜景、何が見えたか。
友人と答え合わせをしてみてください。
テレビ塔がみえたよね?
見えた見えた。
桟橋に大きな客船が停泊してたよね?
してたしてた。
自分たちの隣で大声で騒いでた人がいたよね?
え、そんな人いたっけ?
いたでしょう、大きな声で笑ってた人。
そうだったかな・・・
じゃあテレビ塔の先端のライトの色は?
えーと・・・青だったかな。
嘘つけ、赤だったろ!
ほらほらほらほら。笑
食い違いがいくつも出てきましたよ。
あなたと友人、同じ夜景を見てたんでしょう?
それなのになぜ見たものが食い違うんでしょうか?
いやそれは単なる勘違いでしょう。
もしくは互いの記憶違い・・・
それはそうかもしれません。
まだ気付きませんか?
こうした違いはあなたと友人が答え合わせをしたから分かったことですよね?
答え合わせをしなければ、あなたにとってテレビ塔のライトは赤だし友人にとっては青なんです。
これは答え合わせをしない限りこれからもずっと死ぬまで変わりません。
同じものを見たとしてもあなたの世界と友人の世界は微妙に違う。
実際がどうであれ・・・
ご理解頂けましたか?
簡単なたとえ話をしましたが、あなたの世界はあなたにしか見えていないんです。
普通に起きて(目が覚めて)いて何かを見たり聞いたり感じたりしていても、これほどまでに違ってしまうんです。
そのことをまずしっかりと理解しましょう。
普段は意識していない「変性意識」
さてここからは変性意識についてです。
変性意識ってどういう意味でしょう?
意識とは違うということは分かっても何がどう違うのでしょう?
変性意識をひとことで言ってしまえば「日常的な意識状態以外の意識状態」となります。
変性意識状態の研究は比較的新しく、1960年代後半から盛んになりました。
日常的な意識とは違う意識状態・・・
これってどういう意味なんでしょう?
たとえばアスリートが凄い結果を出したときゾーンに入っていた、なんて言います。
この「ゾーン」というのは、集中力が高まり自分の感覚が研ぎ澄まされ驚異的な集中力が発揮できる状態をいいます。
そのときの状態をアスリートに聞くと、周りの音や景色が消え、自分がしていることだけが意識に上る状態だといいます。
そして一時的に疲労を感じなくなったり高揚感に包まれたりするそうです。
これって明らかに普段の意識状態とは違う意識状態だと言えますよね?
つまりゾーンに入っているときは変性意識状態になっていると言えます。
ここまで明確ではなくても、ゲームに熱中していたらあっという間に1日が終わってしまったとか経験あるでしょ?
あれだって一種の変性意識状態と言えます。
それ以外にも瞑想しているときとかぼんやりしているときに何か閃くとか、そういうのも変性意識状態です。
まだまだありますよ。
寝ているときに夢を見ているとか催眠術にかかっているときも変性意識。
臨死体験中も変性意識だし、体外離脱して自分の肉体を離れた場所をふらついているときも変性意識。
あなたは気付いていなかったかもしれませんが変性意識って身近にたくさんあるんです。
意識状態と脳波の関係
ここまで意識や変性意識の話をしてきました。
実は意識状態は脳波と密接な関係があるんです。
脳波というのは人間の脳から生じる微弱な電気信号ですが、0.5Hz〜30Hzほどの周波数を持っています。
そしてこの脳波の周波数は意識状態の変化に伴って変化することが分かっています。
この表のように、脳波の周波数が変化すると意識状態も変化するんです。
逆に意識状態が変化することで脳波の周波数も変化していきます。
そして深くリラックスした状態から瞑想、眠りに落ちるくらいの帯域では目が覚めているときとは違った体験が起きてきます。
この領域すなわちα波〜θ波あたりのときの意識状態を変性意識状態と呼びます。
変性意識状態で起きてくること
変性意識状態とは通常の意識状態ではない状態の総称であると説明しました。
では通常とは違う、どのようなことが起きてくるのでしょうか?
人間というのは肉体と意識から出来ています。
科学の世界では人間は肉体のみで出来ているとしますが、心理学をはじめスピリチュアルでは人間は肉体と意識から成る。
としています。
この件について本稿では割愛します。
詳しくは以下の記事をお読みください。
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死後の世界は無い、ということの本当の意味を知っていますか?
つまり意識は死ぬことがないんです。
ということは死後も「何らかの意識状態をとる」ということ。
これって言い換えれば「死んだ人の意識状態」と言うことですよね。
つまり死後世界における意識です。
これも通常の意識状態ではありませんから当然のことながら変性意識状態ですね。
変性意識の広大で深遠な世界
このように変性意識状態は生きているときの意識状態だけでなく、死後の意識状態も含まれるんです。
また人間が肉体と意識から成ることから、生きている間でも意識が肉体から離れることがあります。
事故や病気で心肺停止状態に陥りながらも生還することが出来た人たちの中には、臨死体験をした人が数多く存在します。
この臨死体験も変性意識状態といえます。
さらに体外離脱やリモートビューイングも変性意識状態で起こると考えられます。
このように変性意識状態では普通の意識状態では体験できない数多くの世界を垣間見ることが出来ます。
そこに拡がる世界は広大で深遠です。
考えてもみてください。
死後世界なんて生きているうちには決して体験できない世界ですよ(笑)
でも意識はその状態を変化させることさえ出来れば死後世界だって垣間見ることが出来る。
しかも死なずに。
これって凄いことだと思いませんか?
死なずに死後世界を体験する方法はあるのか?
それって確かに凄いことかもしれないけど単なる理屈でしょう?
実際にはそんなこと出来ないでしょう?
いえいえ、これが出来ちゃうんです。
しかもヘッドホンで音を聴くだけで誰でも簡単に死後世界を体験出来ちゃうんです。
本稿では詳細は割愛しますが興味のある方は以下の記事をお読みください。
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ヘミシンクで死後の世界をほんとうに体験・認識できるのか?
まとめ
今回は意識について考えてきました。
特に普段の意識状態とは異なる状態を変性意識状態ということも学びましたね。
そして変性意識状態には死後の意識状態も含まれることも学びました。
さらに肉体から意識を遊離させることで死なずに死後世界を探索することが可能ということも分かりましたね。
事ほど左様に、意識の世界を突き詰めていくと途轍もなく広大で深遠な世界が待っています。
今まで世界のすべてだと思っていたその外側にさらなる世界が大きく口を開けています。
もしもあなたがこうした世界に興味をお持ちなら、是非とも一歩を踏み出してみてください。
そこには肉体を超えた意識の大冒険が待っています。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。