私のタイプの男性は俳優の○○さんです。
俺のタイプの女性はアイドルの○○ちゃんです。
・・・なんて、よく聞くフレーズですよね。
でも実際にそういうことを言っている人が付き合っている相手や結婚相手を見てみると、
おいおい、タイプって言ってたのと全然違わないか?笑
というケースがほとんどですよね。
もしかしてあなたも・・・?
で、思うわけです。
どうして自分のタイプと全く違う相手と結ばれてしまったんだろう、って。
今回はその辺の事情について、スピリチュアルな視点から切り込んでいきたいと思います。
なぜタイプじゃない人に惹かれてしまうのか?
多くの人、というよりもほとんどすべての人はみんな自分のタイプの相手ではない人と結ばれて幸せに暮らしています。
なかには自分のタイプを追い求めて次々と相手を変えていく人もいますが、これはレアケースであり基本的には自分のタイプとは無関係に人生の伴侶を見つけます。
だとしたら、好みのタイプって何なんでしょう?
最終的に自分のタイプとは無関係に人生の伴侶が決まってしまうなら、なぜ好みのタイプの人と結ばれないのでしょうか?
さんざん自分のタイプの相手を捜し求めていたにもかかわらず、なぜ途中でそれをすべてかなぐり捨てて全く違うタイプの相手を好きになってしまうのか。
これには合理的ではないまでも、いくつかの説が考えられます。
ふとした顔の表情に「やられた」
よくあるのが、相手のちょっとした表情(笑顔とか困ったときの顔とかすねた顔とか)が魅力的に見えてしまい、その後徐々に好きになっていくというパターンです。
これは全体としては自分のタイプではないけれど、ちょっとした表情だけは完全に自分のタイプなわけで、そこに一気に惹かれていく訳ですね。
つまり相手の顔の表情という「特定の一部」のみかもしれないけれどもタイプなんです。
声がタイプの人に似ている
これも一部分がタイプの人に似ていることから、そこに惹かれていくパターンですね。
声なんて似ている人は結構大勢いるように思いますが、なぜかタイプの人の声に似ていると感じちゃったんでしょうね。
で、他は似ても似つかないにもかかわらず、どんどん惹かれて言ってしまう・・・
これもよくあるパターンの一つです。
まあ、タイプの人に似ていなくてもいいんですよ実は。
あ、この人の声、なんかとても心地よい・・・なんて感じちゃうだけでも惹かれていくんですよね。笑
仕草に惹かれる
髪をかき上げる仕草が格好いいとか、歩く姿が可愛いとか・・・
要はタイプの人に似ていようがいまいが、ある特定の一部分を「良いな」と思ってしまったら、そこからどんどん惹かれていくわけです。
これ以外にも、使ってるシャンプーの香りが好みとか、しゃべり方が好みとか。
つまり何でも良いわけですよ。
ではなぜ好みのタイプがいるのか
ではなぜ好みのタイプがいるんでしょう?
それは自分の理想をイメージして言った結果なんですね。
たとえば・・・
顔は丸顔で目が大きくて二重で、頬にえくぼがあって。
背はあまり高くなくて色白で。
少しポッチャリめな感じで・・・
みたいに勝手に自分の好みを次々に挙げていくわけです。
そしてその「自分の理想」に近い人って誰だろう・・・と実在する人を探すわけです。
そして自分が知っている人の中で最も理想に近い人を見つけて、その人があなたのタイプになるわけです。
つまり、あなたのタイプって言うのは最初からその人だったわけではなく、自分の理想に近い人を探したらその人だったと言うだけなんですよ。
だからそもそも、あなただってそれは単なる理想であって、そのままの相手を探そうなんて思っていないはずなんです。
そして何より、あなたはタイプの相手と出会うことが目的ではないですよね?
じゃあ、タイプの相手って何なんでしょう?
タイプじゃないのに惹かれるスピリチュアルな理由とは
そもそも人生の伴侶って、どんな人のことでしょうか?
自分のタイプの相手?
いえいえ違います、それはあなたもおわかりですよね。
じゃあどんな人のことなんでしょうか?
それは、あなたが人生をともにする上で「互いに尊敬し合い、認め合い、愛し合う」ことによって自分自身を高めあえる相手のことですね。
そういう相手と巡り会ってしまうと、その相手が全くタイプじゃなくても「この人が運命の人かも」って分かっちゃうんですよね。
それは互いに趣味が合うとか、好みが同じとか、価値観が近いとか、そういうことだけではなく、ハートが共鳴し合うんです。
多くの人は、運命の相手というとものすごく特別な存在だと思いがちですし、期待もしてしまうんですが、実際にはそんな映画やドラマのようなものではありません。
ちょっとした会話で妙にウマが合うとか、待ち合わせに遅刻したときの相手の様子だとか、そうした些細なところに「この人かも」と感じてしまう。
そしてそうした「些細」な出来事の積み重ねが徐々に確信へと変わっていくわけです。
あ、この人ワタシのタイプにドンピシャ!
みたいなわかりやすい出会いなんてありませんから。
本当に気づくか気づかないかの「ほんのちょっとした」出来事の積み重ねが続くことで、やっとこの人が人生の伴侶なんだって分かるんですよ。
そのために宇宙は「偶然の一致」とか「シンクロニシティ」のようなことをさりげなく用意してきます。
ある日、駅前で見かけた人の髪をかき上げる仕草が可愛いな、と思っても、通常はそれだけでもう二度とで会うこともないかもしれません。
でもその人があなたの人生の伴侶となる人なら、偶然の一致を装って「再会」する機会が訪れたりします。
そうした宇宙の采配は、憎いほどにおしゃれです。笑
そんなもんですよ、運命の出会いなんて。
劇的な「運命の出会い」は期待しない方が良いです。
何十年も経ってから「あ、あのときのあれが運命の出会いだったのね」みたいな。
大半は普通のことです。
結局のところ
今回は、タイプじゃないのに惹かれるということについて説明してきました。
結局のところ、タイプなんてものはそんなに重要なものじゃないってことです。
それはあなたもどこかで分かっているから、全然タイプじゃない人でも「この人が私の人生の伴侶」かもって感じるわけでしょ?
良いじゃないですか、それで。
最終的にはあなたが出会って一生をともに過ごす相手こそが、あなたのタイプなんですから。
本当の意味での「自分のタイプ」に出会えたからこそ、いまあなたはその人と一緒にいるんでしょう?
それでいいと思いませんか?
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。