ヘミシンクについては、こちらのブログの他記事にていろいろと紹介させていただいていますので、その原理や何が出来るか等はある程度ご理解いただけているかと思います。
ただ、読者の方から「もっと実際の体験談も知りたい」という感想をいただくため、これからは少しずつ体験談につきましても紹介していきたいと思います。
その第1弾として、今回はフォーカス10の体験談を紹介していきたいと思います。
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ヘミシンクのフォーカス10について詳しく知りたい
ヘミシンクのフォーカス10とは?
まず、ヘミシンクのフォーカス10とはどのような状態でしょうか?
ヘミシンクの開発元であるモンロー研究所では、
フォーカス10とは「肉体は眠っていて意識は覚醒している状態」と定義しています。
通常、肉体と意識は完全に同調しておりこれらが別物であると認識することはほとんどありませんが、フォーカス10という意識状態では意識が肉体から自由になり始めるため、通常では認識できない様々な知覚を得ることが出来ます。
なお、フォーカスレベルについて、およびヘミシンクについての詳細は以下の記事に詳しく説明していますので併せてお読みくださいね。
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ヘミシンクのフォーカスレベルは最高いくつまであるのか?
ヘミシンクについて、その真実の姿を専門家が余すことなく説明します
フォーカス10のCDを聴く
それでは早速、体験談と参りましょう!
聴くのは Gateway Experience(Wave)シリーズ1巻「Advanced Focus10」
以下、体験談。
波の音を聴きながら、気持ちを穏やかに静めていく。
目をつぶって波の音を聴いているうちに、全身がリラックスしてくる。
準備のプロセス
ガイダンスに従い、準備のプロセスを行う。
準備のプロセスとは、ヘミシンクのセッションに集中するために想像上の道具(メンタルツール)を活用すること。
最初に「箱」を想像し(どんな箱でも良いというので私は白木でできた四角い箱を想像する)この箱に、体験の妨げになる雑念や邪念などをすべてしまい込む。
箱の上部に蓋が付いており、これが開くと周りのすべてをものすごい勢いで吸い込んでいく。これで私の持つ邪念雑念はすべて箱の中に吸い込まれていった。
これで安心、心置きなくセッションに集中できる、と自分に言い聞かせる。
やがて複数の人の声のハーモニーがコーラスのように聞こえてくる。
このコーラスに合わせて自分も声を出す。
声を出すことで肉体の体とセカンドボディ(非物質の自分の体)を共鳴させる。
これも想像だから、共鳴していることをイメージしながら大きな声を出す。
あーとかうーとか、コーラスに合わせてひたすら声を出し続けるのは結構疲れる。
引き続き、自分の周りにエネルギーのシールドを作るイメージをする。
巨大なシャボンの様な球体のエネルギーボールを自分の体の周りに張り巡らすイメージをする。
この巨大なボールに包まれることで、非物質世界の好ましくないエネルギーの影響を跳ね返し、同時により高いエネルギーを取り込む。
その後、セッションに集中するための「宣言」を心の中で唱える。
私は肉体を超える存在なので物質を越えた世界の探索が出来る、そしてこの体験を通して同じ志の者たちに貢献する、そのための導き・手助けをガイドやハイヤーセルフに願う・・・そして感謝の気持ち、ありがとう。
これらを心の中で唱えることで、ヘミシンクの体験をよりしやすくするのだ。
ここまでやってひと段落。
あとはヘミシンク音がフォーカス10になるのを静かに待つ。
ピンクノイズと呼ばれる雑音の中に埋もれるようにミックスされているヘミシンク音は注意深く耳をそばだててもほとんど聞こえてこない。
聞こえてこなくても聞こえていて、脳波を特定の状態へと誘導していくのだ。
そのせいか、ノイズを聴いているうちにどんどんリラックしていく。
ややもすると寝てしまいそうになるが、ギリギリのところで意識を保つ。
フォーカス10
やがてガイダンスがフォーカス10に着いたことを知らせる。
なにか変化があるか自分の体感覚に意識を向けると、なにやら体がずっしりと重く感じる。
まるで自分の体が鉛で出来ているような重たさ・・・体の表面が徐々に下に向かって溶けていくような不思議な感覚に襲われる。
テーブルの上に置かれた氷がジョジョに溶け出してテーブルに広がっていく、そんな感じ。
腕も脚もやたらと重く感じる。
動かすことも億劫になるほどずっしりと重い感じ。
これが私の「フォーカス10」の体感覚・・・
ガイダンスが一度「目覚めた状態」に戻るよう誘導し始める。
徐々に体の重さが薄れていき、腕や脚の感覚が戻ってくる。
流れが止まっていた血液が再び血管の中を流れ始めるような、再び暖かい感覚。
明らかにフォーカス10の体感覚は覚醒時とは異なる。
ガイダンスが再度フォーカス10へと誘導していく。
徐々に体が重くなっていく・・・先ほどと同じズシリとした感覚。
腕も脚も鉛のように重くなっていく・・・
その後、ガイダンスに従い覚醒状態に戻る。
セッション終了。
なぜフォーカス10では体感覚が変化するのか
実際の体験を振り返りつつフォーカス10について考察してみたいと思います。
準備のプロセスは必要か
まず、Gateway Experience(Wave)シリーズCDのほぼすべてのセッションには必ず「準備のプロセス」と呼ばれるパートが入っています。
ここは自分の想像力をフル活用して様々なことを想像します。
想像上の箱に邪念雑念をしまうとか、声を出しながら肉体と非物質の肉体を共鳴させるとか、エネルギーのシールドで自分の周りを包み込むとか・・・
SF映画の世界かよ!
とツッコミを入れたくなりますが、実はこれはとても重要なことなんです。
想像は非物質世界を知覚するためのスイッチをONにする効果があるんです。
独学でヘミシンクをやっている人が思うように体験できないのは、この「想像する」ということをしっかりとやらないためです。
私は非物質世界を体験したいんだ、自分の勝手な想像や妄想なんて興味なしだ!
と思うかもしれませんが、これが大きな間違いなんです。
そうやって想像することをおろそかにしているから、非物質世界の体験も思うように進まないんです。
この辺の事情については以下の記事に詳しく書きましたのでそちらもお読みくださいね。
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ヘミシンクの独学には限界がある、ということを認識できていますか?
要は「準備のプロセス」はとても大事、ということです。
想像することがすべての体験の入り口になる、といっても過言ではありません。
フォーカス10の体感覚とは?
次に実際のフォーカス10における体感覚について。
私の体験では「体がズシリと重くなり溶け出していくような感じ」というものでした。
フォーカス10の体感覚って、誰もがみんなこういう感じなんでしょうか?
答えは「ノー」です。
人によってさまざまです。
私のように体が重く感じる人もいれば、逆に軽やかに感じる人もいます。
とても明るい場所にいるような感覚になる人もいれば、上にヌゥッと持ち上がるように感じる人もいます。
なぜ人によってフォーカス10の感じ方が異なるんでしょうか?
そもそもフォーカス10って肉体の束縛から意識が自由になり始める状態ですから、いままで完全に同化していた肉体と意識がそれぞれ勝手に動き出します。
それによって普段(同化しているとき)は感じない感覚を知覚するようになるんです。
このため、肉体が眠っているそのイビキを起きている意識が聴く、とかは多くの人が体験するフォーカス10の代表的な知覚のひとつです。
同じように肉体から意識が自由になり始めることで、肉体を重く感じたり、肉体から抜け出しつつある感覚を知覚したり、肉体から一部自由になり始めた意識の感覚として軽やかさを感じたり・・・
感じ方は違いますが、これらはすべてフォーカス10の知覚といえます。
まとめ
今回はフォーカス10の実際の体験談をご紹介させていただきました。
体感覚が人それぞれであるように、全体としてのフォーカス10の体験も人によって違ったものとなることは普通にあります。
これだ、という「決まった」体験があるわけではないんですね。
だから面白い、とも言えるのではないでしょうか?
というわけで、今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。