※本記事は2022年12月24日に加筆修正されました。
SF映画やドラマでは、悪そうな顔をした宇宙人が地球に攻撃を仕掛けてくる、なんてシーンがとても多いですよね?
そしてそうした宇宙人と人間との対決。
もう駄目だ、という窮地を何度も乗り越えて、最後は人間の勝利!
ああ面白かった(笑)
ふんだんにお金をかけてCGをイヤというほど駆使した、架空のストーリーとしては見応えのある派手で面白い映画やドラマはたくさんありますが、ここで冷静になって考えてみてください。
映画やドラマでは怖い宇宙人が盛大に攻めてくるのに、実際には宇宙人(地球外知的生命体)は一向に地球に攻めてこない。
あんなにUFOの目撃談もあるのに・・・
なんか変だと思いませんか?
・・・って、結局宇宙人なんていないんだよ。
だから攻めてこないんじゃないの?
そう思いたくなっちゃいますよね(笑)
宇宙人がいるのかいないのか、の議論は別の機会に譲るとして、本当に宇宙人がいるとしたら何故、映画やドラマみたいに地球を侵略しに来ないのでしょうか?
その辺について、今回は説明していきたいと思います。
宇宙人が攻め込んでこない本当の理由とは?
宇宙人がいるのに、そして地球の存在を知っているのに攻めてこないのは何故?
この疑問についてあなたはどう思いますか?
攻めてこないのには、いくつかの理由が考えられます。
・攻める(侵略する)理由がない
・宇宙人は映画やドラマが描くような「敵」ではなく友好的な「味方」である
・侵略する以外の理由から地球に来ている
・すでに地球は侵略されてしまっている(人間が気づいていないだけ)
他にもあるかもしれませんが、ざっと挙げるならこんな感じでしょう。
それぞれの理由について見ていきましょう。
攻める(侵略する)理由がない
まず、もっとも納得できるのは「侵略する理由がない」というものです。
よく映画などでは、自分たちの住む星が滅びてしまい移住する星を探している宇宙人が
次なる安住の地として地球にやってくる、そして地球人が邪魔なのでやっつけてしまえ!
みたいな描き方をしていますが、これにはちょっと無理があります。
そもそも地球までやってくる宇宙人は高度に発達した知的生命体のはずですから、自分たちの住処がなくなったからと言ってむやみに地球を侵略しようとするでしょうか?
小さな子供が公園で遊ぼうとしたら、他に遊んでる子がいた。
自分が遊びたいからその子を追い出して自分で遊具を独り占めする。
小さな子供なら、こうした行動もあるかもしれませんよね。
でも大人がこんなことをするでしょうか?
なにか他の手段、例えば別に同じような目的が叶う場所を探すとか、一緒に使うことを考えるとか、そのために先客と相談するとか・・・
少なくとも、攻撃や侵略という手段には出ないのでは?
地球まで何らかの手段でやってくることが出来る高度な知的生命体ですよ?
野蛮な獣のような低級な生命体ではないんですから、侵略はないでしょう。
「敵」ではなく「味方」である
次に、宇宙人が友好的だから攻めてこないという説。
これは理解できなくはありません。
ありませんが、ならば何らかのコンタクトがあってもいいと思いませんか?
地球人とコンタクトをとろうともせず、ときどき現れては空をジグザグに飛んで見せ、たまたまそれを見ていた地球人をビックリさせる・・・何のために?
宇宙人からのコンタクトはあるのかもしれません。
あるのかもしれませんが、実際には公にされていないためその真偽はわかりません。
友好的であるにもかかわらずコンタクトしてこないとすれば、ここにもきっと理由があるはずです。
侵略する以外の理由から地球に来ている
それって、いったいどんな理由でしょうか?
考えられる理由としては、人間との知的レベルが違いすぎる、ということがあります。
人間よりもはるかに発達した存在ならば、コンタクトをとるという手段ではなく別の手段をとる方がリーズナブルです。
私たちが昆虫を見つけたら、その昆虫と何らかのコミュニケーションをとろうとする前に、観察しますよね? この虫、どんな虫なんだろう? 何を食べるのかな、どんな行動をとるのかな・・・
これって、人間と昆虫の知的レベルが違いすぎるためと説明できますよね。
つまり、地球に来ている知的生命体は人間とコンタクトをとろうと思っているのではなく、単に観察している・・・そういう考え方も出来そうです。
すでに地球は侵略されてしまっている(気付いていないだけ)
最後の仮説、すでに地球は宇宙人に侵略されている、というものについて。
これはかなりSFチックな発想ですが、すでに宇宙人は地球に数多くいるのだという説です。
私たち人間に交じって、人間の格好をして、人間として生活している。
だからそれが宇宙人だとは気づかない・・・
もうすでに侵略されてしまっているので、あえて攻撃なんか仕掛ける必要がない。
だから攻撃してこないんだ。
うーーん、これはかなり無理がある気がしますね。
可能性として無いわけではありませんが・・・まあ無いんじゃないでしょうか(笑)
だって、すでに侵略してしまっているのなら、先住民である私たち地球人に気付かれないように紛れ込んでいる理由も必要性もないのでは?
まとめ
宇宙人が攻めてこない理由について、もっともらしい説をいくつか考察してみました。
いちばんあり得そうなのは、やはり「攻めてくる(侵略する)理由がない」というものでしょう。
映画やドラマで描かれる野蛮な宇宙人は、人間が考え出したひとつのイメージに過ぎません。
良い者と悪い者の対比から最終的に善が勝つ、というのは、シンプルではありますが分かりやすい対決モデルです。
このモデルをベースに、今まで数え切れないほどの映画やドラマ、小説が作られてきました。
でも、実際の世の中ってそんなにシンプルでも単純でもありませんよね?
善が必ず勝つとも限らないし、善と悪が強調し合って成立している社会だってたくさんあります。それが私たちの日常です。
でも、そうした私たちの日常をそのまま描いたところで面白くもなんともありません。
だから映画やドラマなどでは、地球人は良い者、宇宙人は悪者というファンタジーを下敷きにして作られるんです。
宇宙人は悪者だから、手に入れたいものがあれば手段を選ばない、相手を傷つけ、あるいは破壊しても手に入れようとする・・・なんて発想は、空想の中だからこそ成り立つと言うことを忘れてはいけません(笑)
そもそも高度に発達した知的生命体であれば、そんな野蛮なことはしないのでは?
まあ、あくまで私の勝手な仮説ですけどね。
以上、宇宙人が攻めてこない理由の説明でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。