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「悪い事の後にはいい事がある」のスピリチュアルな意味とは?専門家ですら勘違いする真実を解説

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悪い事の後にはいい事があるのスピリチュアルな意味とは?

私、最近ツイてないんだよね・・・

いまあなたはそんな風に思っていませんか?

そして誰かに「悪い事の後にはいい事がある」とか言われて、ちょっとだけ安心したりしているんじゃないですか?

あるいは「悪い事が立て続けに起きるのはあなたの運気が変わり目にきているから」とか言われて、本当にそうだったら良いな、なんて思っていませんか?

最初に断っておきますが、それらの言葉はすべて「スピリチュアルの大嘘」です。

そんな言葉に一喜一憂するのはあなた自身にとって決して良い事ではありません。

今回は「悪い事の後にはいい事がある」ということの本質について、正しいスピリチュアルの視点で説明していきます。

本稿をお読みいただけば、あなたは金輪際スピリチュアルの嘘に騙される事はなくなります。

勘違いして欲しくないのですが、スピリチュアル全般が嘘っぱちだなんていうつもりはありません。

正しいスピリチュアルとデタラメなスピリチュアルがあるということです。

今回の説明を理解すれば、それらを見分けることが出来るようになります。

 

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悪い事の後にはいい事があるというのは本当?

ネット界隈にはスピリチュアル系のブログが溢れかえっています。

占いやヒーリング、スピリチュアルカウンセリング、サイコキネシスなど多種多様なスピリチュアルが、それこそ山のように存在します。

それらの中には正しい知識やノウハウに基づいた「本物」もありますが、多くは何の根拠も合理的な内容もないデタラメなものです。

私もスピリチュアルの専門家の端くれとして、正しい情報や知識・認識に基づいた情報を発信する事を心がけていますが、そんな事はお構いなしな専門家もたくさんいます。

今回のテーマである「悪い事の後にはいい事がある」についても、まあ驚くほどデタラメだらけです。

 

悪い事が起きるのは、変化を促すメッセージ・・・?

私も本稿の執筆に先駆けてネットに溢れる情報をいろいろと見てみました。

その中に「悪い事というのはスピリチュアル的には良い方向への変化を促すメッセージである」みたいなことを真顔で書いているものもありました。

・人間関係でトラブルが多いのは「その関係を見直す必要がある」というメッセージ。
・体調が優れないのは「もっと健康に気を遣え」というメッセージ。
・仕事で失敗続きなのは「その仕事があなたの進むべき道ですか」と問うメッセージ。

そう言われれば、なんとなく「そうなのかも・・・」なんて思っちゃいませんか?

このまま続けていくのではなく、正しい方向に変化するよう促している・・・って笑

いったい誰があなたの進むべき道を変えさせようとしているというのでしょうか?

神さま?
全知全能の存在?
守護霊?

もしもこんなことを言う人がいたら、決して信じてはいけません。

その理由は後ほど説明しますね。

 

悪いことが続くのは「試練」のせい?

また別の人は「悪いことが続くのは試練」だといいます。

スピリチュアルの観点で見れば

・神様があなたに試練を与えている
・あなたの潜在意識があなたに必要な試練を与えている
・あなた以外の誰かがあなたに試練を与えている

と言えるんだそうです。

神様があなたに試練って・・・笑

もしも神様が本当に存在するとしても、神様はあなたに試練を与えることもなければ優遇してくれることもありません。

そもそも試練とは「信仰・決心・実力の程度をこころみためす」ことです。

全知全能の神が、我々人間ごときを試したりするでしょうか?

 

自分をワンランク上に成長させるサイン・・・?

悪いことが続く意味は、あなたを「ワンランク上に成長させるサイン」だと言っている人もいました。

これは自己啓発の視点から考える分にはあながち間違ってはいないかもしれません。

しかしスピリチュアルな視点からはデタラメと言わざるを得ません。

だいたいワンランク上とか成長とか、そういう概念は宇宙には存在しませんよ。

何が起きようと、あなたがどうなろうと、それは単に「変化」であり上とか下とか成長とか後退とかとは無関係です。

 

要は方便ですな

こうしたスピリチュアルの名を借りたデタラメは、自己啓発とかコーチングとか教育的な見地からは意義のあるものです。

しかしながらそれを「スピリチュアル」というなら、それはデタラメです。

悪いことが立て続けに起きれば誰だっていい気はしないでしょうし、落ち込みもするでしょう。

それを慰めるための方便ではあっても、スピリチュアルの名をかたるのはやめてほしいものです。

 

 

悪い事が起きるのは運気の変わり目だから?

悪いことが起きるのは、あなたの運気が変わり目に来ているから、と説明する人もいます。

人間、生きていれば毎日いろんな出来事に遭遇します。

その中には良いことも悪いこともあるでしょう。

そして悪いことばかりが続くはずがないから「そろそろ運気の変わり目」に来ているのでは・・・と考えるわけですね。

なかには「良いことと悪いことは同じだけある」とか、なんの根拠もないことを平然と言ってのける人もいますが、これなんか論外です。

 

悪い事の後にはいい事がある・・・真っ赤な嘘!

こうした考えの延長線にあるのが「悪い事の後にはいい事がある」という、今回のテーマになるわけです。

でも本当に悪い事の後にはいい事があるのでしょうか?

この考えの根本にあるのは

「世の中いいことばかりじゃないし悪い事ばかりでもない」というものでしょう。

だとすれば、いい事が続いている人は「そろそろ転落人生が訪れる」のでしょうか?

世の中には生まれてから死ぬまでずっと幸運に恵まれ続ける人もいれば、いい事なんてなにひとつ起きずに一生を終えていく人もいるんです。

これは紛れない事実です。

であれば、悪い事の後にはいい事があるというのは「真っ赤な嘘」と言う事になりますよね。

 

悪い事の後にはいい事があるのは宇宙の法則・・・なワケない

そして、悪い事の後にはいい事があるのは「宇宙の法則」だと言っている人もいました。

もうここまで来ると笑うしかありません・・・

そんなワケないでしょ!

この人は宇宙についてどう理解しているのでしょうか?

宇宙には人間社会を円滑にしていくために便宜上つくられた善悪の判断なんて存在しませんよ?

いい事とか悪い事とか、それって私たち人間が勝手に考えた基準に過ぎないものです。

人間が勝手に作った判断基準を、どうして宇宙が守らなければいけないのでしょう?

宇宙には善悪もなければ優劣もありません。

光もなければ影もありません。

喜びもなければ怒りもありません。

なぜならこうしたものはすべて「人間が創り出した概念」に過ぎないからです。

宇宙にあるのは「変化」だけです。

何かが起きればそれに伴って変化する・・・

そこにいい事とか悪い事のような判断基準はないんです。

 

だとしても・・・

あなたに起きてくる出来事というのは、本来なんの意味もありません。

出来事そのものはいい事でも悪い事でもなく。ただの「出来事」に過ぎません。

その出来事に意味づけをするのはあなたです。

あなたがそれを「いい事」と思えばそれはいい事ですし、それを悪い事だと思えばそれは悪い事です。

悪い事ばかりが続くと思っている人は、起きてくる出来事を片っ端から悪い事だと意味づけしているに過ぎません。

逆もまた然り。

いい事づくしの人生を送っている人は、起きてくる出来事をみんな良い事だと思い込んでいるに過ぎません。

だとすれば。

悪い事の後にはいい事があると思うことで、いい事が起きてくるんですよ。

ただそれだけの事です。

運気の変わり目だとか、宇宙の法則だとか、何かのメッセージだとかは一切関係ありませんから。

いい事も悪い事も、あなたがそう思えるかどうか、それだけで決まる事なんです。

これがスピリチュアルの視点で捉えた「出来事」の真実です。

 

結局のところ

今回は、悪い事の後にはいい事がある、というスピリチュアルの嘘について説明してきました。

毎回のように言っている事ですが、スピリチュアルだからって何でもありという事ではありませんよ。

テキトーでデタラメなことを言うスピリチュアルの専門家にはくれぐれも気をつけましょう。

 

ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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